元 勲 | ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草

ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草

〝可憐な花々に囲まれた心温まるお葬式〟をモットーに、日々お客様のために頑張っております葬儀社ウォームハート・・・の社長、人呼んで「葬儀屋ナベちゃん」です。 毎日の仕事や、人・映画・書籍等との出会いの中で感じたことなどを徒然なるままに綴ってまいります。


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今日は、西郷隆盛・木戸孝允と並んで〝維新の三傑〟と称された

 大久保 利通

の命日・没後140周年にあたります。

※木戸孝允に関する過去記事は、こちら。(↓)



三傑とはいいながら、ともすると西郷隆盛の陰に隠れ・・・と言うより、彼を貶めた張本人のように語られることがありますが、もし彼なかりせば、明治維新以降の日本はどうなったか分からない、我が国の近代史に於いては重要人物でありました。

        

利通は1830(文政13)年に薩摩藩の下級藩士・大久保利世の長男として現在の鹿児島市で生まれました。

幼少期には藩校などで西郷隆盛らと共に学ぶ親友で、体は弱かったものの、学問・討論にかけては当時から抜きんでた存在だったとか。

16歳の時から藩の記録所書役助として出仕しますが、4年後に起きたお湯羅騒動に巻き込まれ、父と共に連座して謹慎処分に。

困窮生活がしばらく続きますが、島津斉彬が藩主になると謹慎を解かれ復職。

1857年に西郷と共に徒(かち)目付となると、斉彬失脚後は島津久光に接近、藩の中枢に。

1862年には、久光を擁立して公家の岩倉具視らと共に、公武合体を画策。

また後藤象二郎や坂本龍馬、中岡慎太郎ら共に薩土盟約を結んだり、徳川慶喜が大政奉還をした直後に王政復古のクーデターを実行。

更には参議となって、版籍奉還・廃藩置県など明治政府の体制確立に大きく関わりました。

1871年に大蔵卿に就任すると、岩倉使節団の一員として外遊。

その間政府内で対立を起こした〝征韓論〟の論争では西郷・板垣ら征韓派と反対派の大久保が対立し、結果的に 『明治六年政変』 で西郷らを失脚させます。

同年に内務省を設置して現在の官僚制度の基礎を築くと共に、自ら初代内務卿となって地租改正や徴兵令などを実施し、富国強兵・殖産興業政策を推進。

1877年に勃発した西南戦争では政府軍を指揮し、西郷軍を撃破。
(西郷隆盛は9月24日に自刃・憤死)

 

その一方で同年8~11月まで東京・上野で第1回内国勧業博覧会を催しました。

まさに八面六臂の活躍・・・と言いたいところですが、同時に大久保に権力が集中したことで、〝有司専制〟という批判も。

そして1878(明治10)年5月14日・・・征韓論者で西郷の死に憤った石川県士族・島田一郎らから紀尾井坂(現・千代田区紀尾井町)で襲撃を受け、47歳でこの世を去ったのです。(紀尾井坂の変)

 

彼は、鹿児島で絶大な人気を誇る西郷を死に追いやった張本人として地元では敵役のように扱われ、権力をかさに蓄財もした・・・などと悪評を立てられたようです。

しかし実際には西郷の死を知って号泣し、彼の伝記の執筆を依頼したそうですし、金銭には潔白で私財を蓄えなかったばかりか、予算がつかなかった公共事業に私財を投じ、亡くなった時には莫大な借金だけが残っていたとか。

外務大臣・逓信大臣を務めた林薫伯爵の

「私の利害を全く空しくして、至誠国を念(おも)うた人と断言する」

という言葉が、それを裏付けています。

明治維新に重要な役割を担った彼の正確な人物像を知りたい方には、この本をお勧めします。

 『大久保利通』 (講談社学術文庫・刊)

 

       

 

同書は小説ではなく、報知新聞・松原致遠記者が大久保卿を良く知る人物にインタビューし、1910(明治43)年10月から96回にわたり連載した記事をまとめたもの。

役所では近寄りがたい威厳を保つ一方で外交交渉に苦悩する姿や、真っ先に断髪して周囲を驚かせ、それを見た明治天皇が髷を落としたという決断力と行動力。

また一方で玄関先で彼の靴を脱がそうと引っ張って、靴もろとも後ろにひっくり返る子供の様を見て笑う子煩悩な父親としての顔など、多面的な人物像を読む者に伝えてくれます。

 

政治家に毀誉褒貶は付き物ですが、単に西郷どんの敵役という一方的な見方はすべきでないでしょう。

本書を読み返しつつ、あらためて明治の元勲のご冥福をお祈り致します。笑3

 

 

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