斐 濟 | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

今日のタイトルは、ある国の漢字表記なのですが、どこでしょう?

ヒントはラグビーの強豪国であり、昨年のリオ五輪では7人制ラグビーで金メダルを獲得した・・・といえば、もうお分かりですネ。 正解は、

 フィジー共和国

   Republic of Fiji

 

この南太平洋に浮かぶ300余の島々と珊瑚礁からなる総面積18,270㎢(四国とほぼ同じ面積)の小国が共和国宣言をして英連邦から離脱したのが、今からちょうど30年前の今日でした。

       

 

元々はメラネシア系パブア人が居住していたそうですが、後にトンガ人が移住してポリネシア文化圏に。

そして1643年にオランダ人のタスマンが、1774年にはイギリス人のクックが南部に上陸すると、その100年後の1874年にイギリスの植民地に。

ラグビーが実質的な国技として盛んなのはそのためなのでしょうが、イギリスはフィジーを砂糖プランテーションにすべく、インド人契約者を約500人を移住させます。

これが現在の同国の人口約89万2千人の構成及び宗教構成や歴史に大きく影響を与えました。

※フィジー系57%、インド系38%、その他5% (2007年政府調査)
  キリスト教52.9%、ヒンズー教38.2%、イスラム教7.8%


しかし1913年にアポロシ・ナワイによるフィジー系住民の民族運動が始まり、1970年には英連邦王国として独立。

そして1987年の5,9月にシティベニ・ランブカ陸軍中佐がクーデターを起こし、遂に10月7日に共和国宣言を行ってイギリス連邦から離脱。

しかし同国ではフィジー系住民の優遇政策が採られてきたことで民族間の政治的対立が常に存在しており、それ以降現在まで数度のクーデターを経験し、国名が変わったり英連邦の加盟・脱退を繰り返しています。

2014年9月に英連邦に復帰したまま現在に至っており、国旗にはしっかりその印が・・・。

       

 

とはいえ、同国に対し我が国はオーストラリア・EUに次いで第3位・800万ドル近い援助をしており、在留邦人も500人近くいる親日国。

東日本大震災が起きた際には、震災被害を受けた学生20名を1年間無償で受け入れてくれ、更に在日本フィジー大使館ではアジア太平洋の国々の大使館と共同でチャリティーバザーを開催し、収益金を全て被災地への義捐金として寄付してくれました。

私たち日本人は、その恩を忘れてはいけませんネ。


そのお返しをする意味も含め、観光地としても有名な同国に一度は行ってみたいもの。

       

ゴルフ場も何ヶ所かありますから、リタイアしたら女王様をお連れして〝南海の楽園〟でゴルフ合宿・・・って、一体いつになることやら。あせあせ

 

 

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