ウォームハート 葬儀屋ナベちゃんの徒然草

〝可憐な花々に囲まれた心温まるお葬式〟をモットーに、日々お客様のために頑張っております葬儀社ウォームハート・・・の社長、人呼んで「葬儀屋ナベちゃん」です。 毎日の仕事や、人・映画・書籍等との出会いの中で感じたことなどを徒然なるままに綴ってまいります。


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今日は、クイズからスタートです。

 

【日本で唯一の自然科学総合研究所は、どこ?】

 

2年程前に大変脚光を浴びた研究所なんですが・・・そう、正解は

      理化学研究所
 Institute of Physical and Chemical Research

 

英語では長ったらしい名称ですが、国際的にはその業績を高く評価されRIKENとして名が通っているこの研究所が設立されたのは、今からちょうど100年前の今日・1917(大正6)年6月19日でした。

ジアスターゼやアドレナリンの発見者として有名な科学者であり実業家でもあった高峰譲吉(1854-1922)が国民科学研究所の必要性を提唱し、これに賛同した渋沢栄一が自ら設立者早大として皇室・政府からの補助金や民間からの寄付金を基に伏見宮貞愛親王を総裁として東京・駒込に財団法人として設立されました。
(現在の所在地は埼玉県和光市。)

     設立当時の理化学研究所              高峰譲吉

 

しかし高邁な理念を基に設立された同研究所も、出だしから躓きます。

初代所長の菊池大麗(元・文部大臣)は就任後わずか5ヶ月で急死し、2代目所長の古市公威は第一次大戦後の不景気と所内の物理部と化学部の対立に悩まされ、健康上の理由で辞任。

しかし東大総長の推薦で3代目所長に就任した物理学者にして貴族院議員であった大河内正敏(1878-1952 当時43歳)が見事に立て直します。

 

         

 

彼は14人の主任研究員が平等かつ自由裁量を持てる研究室制度を導入して、部長を頂点とした物理部・科学部というピラミッド型組織を壊すと共に、研究成果の社会への還元を促進すべく事業化を進め、理化学興業株式会社を設立して後の〝理研コンツェルン〟を形成するに至りました。


そして実は、この大河内氏・・・ある政治家を世に出したことでも知られています。

それは、この方。(↓)

       

 

そう、言わずと知れた田中角栄氏。

彼が14歳で上京した時に頼ったのが、「大河内氏が書生を募集している」ことを知ったからでした。

その後大河内氏は角栄少年の素質を見抜いて目をかけ、彼の興した建設会社に理研関連の仕事を発注し支えたといいます。

ですから生前の角栄氏は、「大河内先生から受けたご恩は、一生忘れない」と言っていたそうですし、彼が亡くなった後も長女・真紀子氏は毎年お盆の頃には大河内氏の墓参を欠かさないのだそうな。

大河内氏の辣腕により息を吹き返した同研究所は、敗戦後GHQによって解体させられたものの、1958(昭和33)年に特殊法人・理化学研究所として再出発。

2003(平成15)年には文科省管轄の独立行政法人化、更に2015(平成27)年には国立研究法人・理化学研究所となり、現在に至っています。

 

過去に鈴木梅太郎・長岡半太郎・湯川秀樹・朝永振一郎各氏など錚々たる科学者を輩出した同研究所ですが、冒頭〝2年前に・・・〟と申し上げたあの 『STAP細胞騒動』 では過去の諸先輩が築いてきた国内外の信用を著しく傷つけてしまいました。

今一度初心に立ち返って、技術立国・日本の先導役を務めてもらいたいものです。

でないと、高峰・大河内の両氏、いや角サンも怒って所長らの枕元に立つかも・・・。うー
 

 

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