オリジナル生花祭壇 ~ Episode 6  | ナベちゃんの徒然草

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還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

本日は久々にお届け致します、オリジナル生花祭壇シリーズ


第6回は・・・


            〝 White light


ご相談者様は、70歳代のお父様を亡くされたお嬢様でした。


容態が急変して深夜にお亡くなりになられ、病院から 「2時間以内に出てください。」 といわれる中、弊社にお電話をいただいたのです。


程なく搬送を済ませ、お嬢様と式の打ち合わせに入りました。


ご希望を伺うと、


① クラシック音楽が好きだった父を、音楽葬(無宗教葬)で送りたい。

② 遠方から参列する親族が多いので、負担をかけないように通夜は執り行わず、告別式だけにしたい。


とのこと。


最近、無宗教葬を希望される方が多くなっています。 弊社でも施行の約20%が無宗教葬です。

基本的にどなたでも無宗教葬を執り行えますが、将来的にご遺骨を納める墓が菩提寺・神社にある場合はできない場合が殆どですので、注意が必要です。


通夜を行わず告別式のみ・・・という手法も、無宗教葬ならば問題はありませんが、費用は通常とあまり変わりないのが現状です。


お嬢様には上記を含めご了解いただき、音楽葬(無宗教葬)の施行可能な式場をお勧めし、段取りを進めて行きました。


さて、肝心の祭壇ですが・・・。


生前のお父様は明るい方だったそうで、「ジメジメした、暗い葬儀にはしたくない」 というご希望でした。

そこで私がご提案したのは、光を利用して宗教色を薄めたものでした。(

            無宗教葬

<※拡大写真は弊社HP http://www.warmheart.jp/c_altar.htm (2)の写真をクリックして下さい。>


白いライティングを効果的に使用し、式場全体の照明を落とすことによって、祭壇やお父様の遺影写真を浮き上がらせました。


幸いお嬢様はじめ、遠方からお越しのご親族の皆様にもご好評をいただけました。


フォーレの弦楽四重奏や、ドボルザークの〝新世界〟が式場に流れる中、厳かに式は進行・・・最後に祭壇の生花を全てお柩にお入れし、洋型の霊柩車は静かに火葬場へと向かったのです。


これからますます葬儀に関してご希望をはっきりとおっしゃるお客様は増えると実感する昨今、それを可能な限り具現化していきたい・・・そんな想いを一層強くしています。



星 “オリジナル生花祭壇 Episode Series ” 星


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Episode 1 《 http://ameblo.jp/warmheart2003/day-20080131.html
Episode 2 《 http://ameblo.jp/warmheart2003/day-20080208.html

Episode 3 《 http://ameblo.jp/warmheart2003/day-20080216.html

Episode 4 《 http://ameblo.jp/warmheart2003/day-20080305.html

Episode 5 《 http://ameblo.jp/warmheart2003/day-20080623.html