このブログに会いにきてくださり、ありがとうございます。
月曜日は、みっけシリーズをお届けしています。
今回も、以前に「お助けグッズ」として登場したこともある
日本の伝統文様「和柄」をご紹介します。
日本の文様の歴史は古く、
縄文時代につくられた土器に描かれたものが
始まりだと推定されるそうです。
海外を起源とする文様もありますが、
日本風にアレンジされたりもして、
広まっていったようです。
平安時代くらいには伝統文様の基礎がつくられて、
それ以降は、着物をはじめ、
漆器、陶磁器、建物などに施されるようになりました。
それぞれの文様には意味があって、
魔除けとして使われたり、
祈りや願いが込められていたりします。
日本で暮らしていたら、
どこかしらで見かけたことがあると思いますし、
みなさんのおうちにも
伝統文様があしらわれたものがあるかもしれませんね。
けれど、当たり前にありすぎて、
意識して見たことがなかったり、
どんな意味があるのかも知らなかったりするのではないでしょうか。
ここで、毎週、数個ずつご紹介していきますので、
ぜひ、"みっけ"体験をしてみてください。
では、ご紹介していきます♪
鱗文（うろこもん）
この文様は、入れ替わり文様の一つで、
地と文様の正三角形（または2等辺三角形）を
左右上下に連続して並べた文様です。
地と文様の色の差によって三角形が浮かび上がっているように見え、
蛇や魚の鱗に似ていることから
「鱗文」と呼ばれるようになりました。
三角形の連続文様は古くから
魔物や病を表すとされると同時に悪霊を退ける呪性を持つとされ、
"厄除け"の文様として使われるようになりました。
神に屈した悪魔の印をあえて描くことで、
忌み嫌うものを追い払おうとしたとも言われています。
ちなみに、死者がつける三角形の白布は、
死者を送り出す際、悪霊を退ける祈りを込めて
三角の紙冠（かみかぶり）をつけて弔らったのが
ルーツであると言われているそうです。
鱗文の意味の由来には諸説あって、
鱗模様が脱皮することを表しており、
“厄を落として再生する”という意味から、
身を守る「厄除け・魔除け」の意味が込められているともされています。
昔は、女性の心には鬼が住むと信じられたため、
鬼を退けるために「鱗文」の地紋や小紋染めが流行したようです。
麻の葉
この文様は、六角形が連続している幾何学模様で、
その形が麻の葉に似ていることから
「麻の葉」と呼ばれているそうです。
「麻の葉」は平安時代頃に生まれ、
江戸時代には、当時活躍した
歌舞伎役者の岩井半四郎が女形の役で
「麻の葉」の衣装を着たことから、
江戸時代にはこの文様が大流行し、
女性を象徴する柄となっていき、
浮世絵には「麻の葉」の着物をきた女性が、
よく描かれていたりします。
「麻の葉」には、
"魔よけ"の意味がある三角形「鱗文」が入っています。
このことから「麻の葉」にも
"魔よけ"の意味が込められているそうです。
また、麻は成長がとても速く、
まっすぐに成長し生命力も強いため、
「麻の葉」には、
子どもの健やかな成長の願いが込められていて、
安産祈願や成長祈願などにも
よく用いられるようになったそうです。
「鱗文」と「麻の葉」の文様、
どこかで見かけたことはありますか？
また、これらの文様があしらわれた物を
持っていたりしますか？
これから意識してチェックしてみてください。
そして、"みっけ！"体験をしてみてくださいね
また、これをきっかけに、
わたしたちが住む日本の素晴らしい文化に
目を向けていただけたら幸いです🎶
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。