カカロニは2人ともサッカーをやっていたコンビです。
僕はずっと無名の学校で補欠はありますが大学まで部活で。
栗谷さんは小中で神奈川ベスト8、高校選手権では神奈川ベスト4(しかもトップ下という今でいう久保建英選手のポジション)という結構なガチ勢です。
僕は1500mを4分30秒で走り、栗谷さんは50mを6秒フラットで走ります。
2人とも走って勝つサッカーばかりしてきました。
サッカー好き芸人ならばフリーキックやリフティングが上手いと仕事に繋がりやすいのですが
カカロニは球際が強いです。
とはいえ栗谷さんは強豪のレギュラーなので普通のリフティングなら延々できますけど。
学生時代の友達とかではなく、たまたまでここまでのサッカーガチ勢がコンビを組むのは珍しいのではないでしょうか。
てことで今日は雑誌やネットには載ってない部室で仕入れたエモい高校サッカーの話をしたいと思います。
本やテレビで話されてるエピソードはそりゃ強いし覚えてますけど、僕の話じゃないですからね。
これは僕らしかしゃべる人がいないエピソードです。
僕の後輩に香川県出身のタツヤというやつがいました。
このタツヤ、坂出中という地元で強豪の中学だったのですが、中でもタツヤ含む前4枚、攻撃的な4人の選手がすごかったらしいです。
しかし、彼ら4人は別々の高校に進学します。
そんな彼らがついに再び一堂に会します。
それが3年後、高3の時の高校選手権の香川県準決勝でした。
全員が準決勝まで勝ち残り、
しかも全員それぞれの高校で10番をつけて激突したのです。
漫画じゃん!!
めちゃかっけぇ。
ちなみにその中で優勝した香川西の10番、福家くんはこの大会後、地元香川でJリーガーになりました。
漫画じゃん!!
余談ですが川崎フロンターレの登里選手の一つ下ですね。
あと、代表選手の当時からすごかった話とかだと
僕の大学のキャプテンのタクミが高校時代、柴崎岳選手とマッチアップしたんですが
守備専門ボランチのタクミが何度奪いに行っても、柴崎選手はタクミごしの背後の景色を見てて、試合中一度も目が合わなかったって言ってました。
柴崎選手レベルになるとピッチ全体を俯瞰で見てるから自分のことマークするやつなんか眼中にないんですね。
しかもその当時柴崎選手はタクミの二個下、高一です。
そして、その試合でタクミの高校は青森山田に
勝ちました。
勝ったんかい
こういうエピソードってだいたい10点差つけられたとかで終わるだろ。
余談ですがこの次の試合でタクミの高校は大迫勇也選手擁するは鹿児島城西高校に負けます。
大迫勇也選手にボール入った瞬間3人で奪いに行く作戦をたてたら
大迫選手に2点取られたそうです。
他の選手にやられた、とかではないんだ。
タクミの夏、エピソード盛り沢山だな。
鹿島学園のオールナイトニッポンがやってたらこの週は神回確定ですね。
ちなみに栗谷さんから聞いたエピソードでも好きなのがありまして
栗谷さんの少年団のエースだった選手がJリーグチームの下部組織に入って、ついにナショナルトレセン(世代別の日本代表的なもの)に選出されたそうです。
栗谷さんがこういうやつがプロになるんだ、と思った最初の選手。
(サッカーやってるとどこかで大体そういう選手と出会います。僕の場合は地元の選抜で一緒だった後にFC東京の下部組織にいくシナダくん。)
そしてトレセンから帰ってきた友人に会った栗谷さんが
「どうだった!?お前レベルなら余裕でやれちゃったりするの!?」
と軽口を叩くと
「いやぁ俺プロなれないわ。」
とハートブレイク状態。しかしレベル的に通用しなかったとかではないのです。
「あーゆーやつがプロになるんだと思ったよ
柿谷ってやつがいてさ・・・」
出たーー!!!
当時初選出選手全員の鼻をへし折ってきた天才柿谷ー!!!
柿谷っていうやつがやばい。
これめちゃくちゃ聞くんですよ!!
この当時、その噂はまだそこまでネット社会ではない中、上に行ったやつから波及していきます。
無名校の僕ですら
「大阪に柿谷っていうヤバいやつがいるらしい」
と聞いたことがありました。
そして初めてその姿を見たのがテレビでやってたU-17世界選手権
テレビで見てた僕と栗谷さんは
フランス代表相手に天才すぎるトラップから50m級のロングシュートを決める柿谷選手を目の当たりにします。
日本中の高校生が
「噂に違わぬ・・・」
と、なった瞬間でした。
こういうの各世代各競技であるんでしょうね。
今日はお笑い薄めサッカーの話でした。
僕から以上。あったかくして寝ろよー