「ウサギと亀」

という話ご存知・・・?

ニューヨークってウサギです。

誰よりも早く、誰よりも大きく、誰よりも多く・・・

急いだんでしょう、さぞかし・・・

でも、先にいったウサギは草むらに寝っころがってるうちに、
亀に抜かれます。

僕が初めてニューヨークに行ったのは1983年(昭和58年)
ニューヨークは荒廃した未来都市、そう、あのブレードランナーの世界そのものに見えました。

それから、10回近く(以上かな?)ニューヨークに訪れました。

でも、相変わらずなんですよね~

まあ、それが、NYの良いとこでもあるんですが、あきらかに、日本、韓国、中国、ベトナムという亀たちに、いろんな意味で抜かれていると思います。

その話は又後ほど・・・


今日のミッションは、
まずはMichiko studio!

ここはタイムズスクエアのすぐ近くにある、練習スタジオ。
あすから始まるSenzoku meets Young Lions@NYの準備です。
まあここでは軽くセッションして軽く食事して帰りました。

で、いよいよ緊張のレッスン引率。
去年もやったのですが、学生たちを講師のところ(自宅)に連れて行き、
レッスンを受けさせる。横について、通訳(痛訳)もしまっせー!

まずはSam Yahel(organ&piano)
この人は去年も協力してくれて、今はメールを時々やる仲です。
彼は本当にユニークな存在で、ユニークなスタイルでは無いのです。
めっちゃアウトな、コンテンポラリーでもないし、オーソドックスなスタイルをやっても捻くれてるし、でもものすごく伝統をしっかり持っている、地に足の着いたプレーヤーです。

彼のレッスンスタイルはまず、学生に演奏させしっかりと見ます。
そして、学生に彼のリクエストを伝えるのですが・・・

今回の学生は、ジャズコース唯一のオルガン(ハモンド)プレーヤーの黒瀬香菜!。彼が黒瀬のプレーを見て出したいろんな課題は・・・?

(ここは企業秘密)


まさに「重浮」「軽沈」
かれの哲学が伝わる痺れるレッスンでした!
かなり自己との戦いを強いられる本当に貴重な練習法で、レッスン後、黒瀬は抜け殻のようになってました(冷汗)


・・・ってな感じで続いて

BLUE NOTE!

[TOOTS THIELEMANS WITH KENNY WERNER, AIRTO & OSCAR CASTRO-
NEVES]

学生たち総勢14名とBLUE NOTEで待ち合わせ。
なんとかリザヴェーションもとれて全員入れました。

ここでNYの友、ギタリストのHiro Honmaと再会!
彼はNY在住のゴスペル、ファンク、ジャズ、の凄腕野郎。

二人でありがたい御大たちの演奏を聞いて多いに語り合いました。

「もし、明日死ぬとしたらどんな演奏する?」
「TOOTS THIELEMANSの演奏ってそれだよね!?」
「俺たちはまだまだ明日があるって思って演奏してる」
「明日が無かったら今日はきっと楽しむだけなんだろうな?」
「いや、でもTOOTSの場合、シャレにならんよんな(笑)」

ってな感じのスペシャルナイトでした!


おやみす・・・(明日もがんばろ・・・)

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