『道』Blog

道下和彦=Guitaristのブログです。
音楽ネタ中心に、思いついたら何でも書きます。


テーマ:
この記事は私が音大でやっている授業内容の1部分を
学生の予習、復習の目的でこちらのページに記載しています。


How to improvise とはどんなクラスか?

アドリブをどうやってやるのか?
又はアドリブがどうやったら上手くなるのか?
という疑問に答える?というよりも、

アドリブには
こんな考え方が…
こんな練習方が…

「有るよ」

といったようなアドリブに関する情報の「カタログ」
というイメージで授業計画を作りました。



▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

今回のお題は、リズム・チェンジとチャーリー・パーカーです。


リズム・チェンジの語源は
ガーシュインの「アイ・ゴット・リズム」から来てるそうです。


リズム・チェンジのコード進行

A)
||Bb G7 |Cm7 F7 |Dm7 G7 |Cm7 F7 |

|Bb Bb7 |Eb Edim |Dm7 G7 |Cm7 F7 ||

A')
||Bb G7 |Cm7 F7 |Dm7 G7 |Cm7 F7 |

|Bb Bb7 |Eb Edim |Bb F7 |Bb ||

B)
|D7 |D7 |G7 |G7 |

|C7 |C7 |F7 |F7 ||

A")
||Bb G7 |Cm7 F7 |Dm7 G7 |Cm7 F7 |

|Bb Bb7 |Eb Edim |Dm7 G7 |Cm7 F7 ||



BeBop時代のミュージシャンは
このコード進行を使って
様々なメロディを作り出しました。

ジョージ・ガーシュインの
「アイ・ガット・リズム」


デューク・エリントンの
「コットン・テイル」


チャーリー・パーカーの
「アンソロポロジー」



「ムースザ・ムーチェ」


セロニアス・モンクの
「リズマニング」



マイルス・デイビスの
「ザ・テーマ」


ソニー・ロリンズの
「オレオ」


ソニー・スティットの
「エターナルトライアングル」(ブリッジが違う)


とまあ、ざっと有名な曲をあげるだけでもこれだけ多くの曲があります。
全て、同じコード進行(若干リハモあり)に基づいて作られています。


リズムチェンジはブルースと共にジャム・セッションで演奏する、
代表的な楽曲(コード進行)で、
このコード進行で、いかにクリエイティブな演奏ができるか?
ってなことが夜な夜な争われたりします・・・(-。-;)

キーはBbって決まっています
時々違いますけどね・・・

リズムチェンジのフレーズは循環コードのフレーズ、
という事は必ず元に戻ってくる為の、
解決させる為のフレーズって言う性格を持ってるので。
結構いろんな状況で使える便利なフレーズが作れます。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

チャーリー・パーカー(as)1920年8月29日 - 1955年3月12日

彼はこのコード進行を使っていろんなメロディーを創作し、
後世のミュージシャン達がこぞってそれを練習し、
そこから、新しいアイデアが次々と生み出されて来た。
チャーリー・パーカーの残したジャズにおける最大の功績は。

ハーモニーとリズムの旋律化?
だと思います。

旋律(メロディ)の中にリズムとハーモニーが感じられる、
ということです。

いったいどこでそうなったのかわかりませんが、
チャーリー・パーカーの以前に彼のような発想がある人が見当たりません。

彼以前の優れたインプロヴァイザーと言えば、
レスター・ヤング(Lester Young、1909年8月27日 - 1959年3月15日)
コールマン・ホーキンス(Coleman Hawkins、1904年11月21日 - 1969年5月19日)
が有名ですが、彼らのコードトーンとアプローチノート中心の、
メロディックなソロラインに対して、
チャーリーパーカーのハイブリッド(テンション感)
かつクロマティカルなラインに、強力なシンコペーションが加わり、
彼一人のソロなのに、
ドラマーとピアニストが後ろにいるような錯覚を起こす、
そんなアドリブを確立したのです。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

ここで少し彼の曲を見てみましょう。

アンソロポロジーというリズム・チェンジの曲です。
$『道』Blog


パーカーメロディの特徴であるリズムとハーモニーの同期とは、

コードトーンと、アクセントをうまく使って、

・単旋律(和音が無い)なのにコード進行が聞こえてくる。
・ドラムのアクセント(フィルイン)が聞こえてくる。

この2つの特徴でしたね。

アクセントって言うのは元来、メロディをサポート(歌いやすく)するため
ドラムやピアノがメロディのバックで「ッチャ!ッチャ!」とか入れる、
「あいのて」です。
ビバップ以前のスイング時代(1920年後期~1930年代)は
ビッグバンド全盛の頃なので大方アレンジされた楽曲が多いので、
全員でメロとバッキングを分担してやってたのですが、
チャーリーはどういう訳か、そのビッグバンどのようなサウンドを
一人で(しかもサックスで)できないかな?って思ってしまったんでしょう(おそらく)

ひょっとして、友達がいない孤独な少年だったのか、もしれませんね・・・?
まあそれはわかりませんが、
それにしてもこれだけのロジックを確立するために費やした時間は、
半端じゃないと思いますが・・・

アクセントだけを抽出してみましょう。

$『道』Blog


アクセント(シンコペーション)の位置に、
コードの動きを示唆するような音が選ばれています。
アクセントとコード・トーンが上手く機能して、
ドラムの左手(スネア)にピアノのコードが付いているみたいな効果を出しています。

チャーリーパーカーは
他にもこのアイデアを使って、
素晴らしい作品を数多く残しています。
例えば・・・

ムース・ザ・ムーチェ
オーニソロジー
コンファメイション
デクスタリティ
ブルームディド
リラクシン・アット・カマリロ
ビリーズ・バウンス
ナウザ・タイム
等等

アクセントとハーモニーに注目してこれらの曲を聴いてみてください。
百聞は一見(一聴)にしかず


という訳で、「ビバップらしさ」を表現する為のひとうのアイデアを紹介しました。


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

それでは、このリズムチェンジのコード進行を使っていろんなソロを考えましょう!


☆まずはコードトーン(1357)のみで
(カクカク、ピコピコした感じで練習っぽくてあまりジャズっぽくありません)

『道』Blog


☆テトラトニック(1235)を使ってみよう
2の音が入る事で少し滑らかに動くになります。
『道』Blog

☆アプローチノート&ビバップスケール(クロマチック)
半音が入る事でかなりクネクネしたサウンド(ジャズっぽい?)になります。
が、しかし、コードを表すことが難しくなるので、
ターゲットノートに注意しなくてはなりません。
『道』Blog

☆アクセントを使って、もっとビバップ風に!
$『道』Blog


と、今回はリズムチェンジを使ってビバップに迫ろう!でした。

リズムチェンジはコード進行が2拍ずつ変わる、
大変料理するのに困難な素材ですが、
全体を一つのキーで捉えて、
ブルースのようにシンプルに考える事もできます。

いろんなミュージシャンのリズムチェンジを聞いて、
感じをつかんでくださいね。




AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:
この記事は私が音大でやっている授業内容の1部分を
学生の予習、復習の目的でこちらのページに記載しています。


How to improvise とはどんなクラスか?

アドリブをどうやってやるのか?
又はアドリブがどうやったら上手くなるのか?
という疑問に答える?というよりも、

アドリブには
こんな考え方が…
こんな練習方が…

「有るよ」

といったようなアドリブに関する情報の「カタログ」
というイメージで授業計画を作りました。



▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



こと、ジャズのメロディ、すなわち「音使い」に関する要素の中で、
最も「ジャズっぽい」特徴をを持つテクニックが今回の、
「アプローチノート・テクニック」です。

このテクニックは「楽器」によって、
やりやすさとか、ニュアンス(表情)の付け方に特徴が現れる、
面白い「練習法」だと思います。

「アプローチノート・テクニック」を分かりやすく呼ぶならば、
「くねくね奏法」とでも言いましょうか・・・?

特に、トランペットはクロマチックのパッセージがやりやすい楽器構造から、
半音を上手く使った面白いフレーズの演奏を聞く事が出来ます。

クリフォード・ブラウン
ケニー・ダーハム
マイルス・デイビス
ファッツ・ナバロ


などを是非参考にしてください。

次にくねくねトランぺッターの名盤を貼っておきます。


クリフォード・ブラウンなら・・・
A Night at Birdland, Vol.1/Art Blakey

¥850
Amazon.co.jp

Night at Birdland 2/Art Blakey

¥850
Amazon.co.jp


ケニー・ダーハムなら・・・
ホレス・シルヴァー・トリオ&アート・ブレイキー、サブー/ホレス・シルヴァー

¥1,100
Amazon.co.jp

ホレス・シルヴァー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ/ホレス・シルヴァー

¥1,100
Amazon.co.jp


ファッツ・ナヴァロなら

ザ・ファビュラス・ファッツ・ナヴァロ Vol.1/ファッツ・ナヴァロ

¥1,500
Amazon.co.jp

ザ・ファビュラス・ファッツ・ナヴァロ Vol.2/ファッツ・ナヴァロ

¥1,100
Amazon.co.jp


マイルスデイビスならば・・・
コンプリート・ブラックホーク/マイルス・デイビス

¥5,985
Amazon.co.jp


これらのアルバムにはビバップ、ハードバップ期の
クロマチック・アプローチ・ノート・サウンドを、
満喫できるアルバム達です。

素晴らしい先人達のアイデアをお楽しみください。


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


アプローチノートとは、ターゲットノート(通常コードトーン)
に対して「半音で解決する音」です。


次に示すのが基本ルールです。

$『道』Blog


各アプローチノートについている、
シングル、ダブル、サンドイッチとか言う名前は、
分類する為に僕が勝手に名前をつけました。

半音上から半音下から、を基本にして、
それを両方使うか、もう一つ半音を足すか、
によって、12種類のアプローチノートが出来ます。

コードトーンの半音上から半音下と言うのは不安定な音です。
と、言うよりもそのまま延ばしておけば「間違い」ですね。
早く上か下かに解決してくれー!って叫んでます(内心では)

その不安定な音が解決する、
そしてまた新たなコードトーンのアプローチノートへと・・・
緊張と緩和を繰り返し、

即興で行う自由なメロディラインの中に、
「不安定」をコントロールする「秩序」が生まれます。

で、コード進行の中でこのアプローチノートテクニックがどういう風に機能するか・・・

エクソサイズを紹介しましょう!

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

先ずはルートに対して半音下から。
リズムは必ずターゲットが8分音符で次の小節に食い込むように弾きます。

そうする事によって早めに次のコードの事を考える「癖」がつきます。
そしてそれはすごくアドリブという「能力」においてはすごく大切な事です。


$『道』Blog

root,3rd,5th,7th,9th,11th,13thのそれぞれの音に対して、

最初に示した12のアプローチノートを着けていきます。

是非やってみてください。
このエクソサイズは、なかなか面白いですよ。


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



それでは今度は1小節の中に2つの音を用意しましょう。
最初は1、3、5のトライアドの中から選ぶのが良いでしょう。
その方が安定したサウンドが得られますので分かりやすいです。

その2つの音に対して12のアプローチノートを当てはめていきます。

$『道』Blog
$『道』Blog

どんな感じしますか・・・?

緊張→緩和→緊張→緩和→緊張→緩和→緊張→緩和→

を感じますでしょうか?


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


ジャズのアドリブは頭の体操です(ある意味)

よく巷で、
「やっぱジャズは耳だよね!!」
とか、
「ソルフェージが大事、だって聞き取れなきゃ意味ないっしょ!!」
などという(乱暴な)意見が横行しておりますが・・・

音楽をする為の「耳」とは、なんなのでしょうか?

絶対音感や相対音感などと、巷では良く噂にされますが、

「動体聴力」こそが大事
だと、僕は思っています。

:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

幼い頃からクラシックの教育を受けていた人達の方が、
ソルフェージ(聴音)的能力が高いのは当たり前・・・

ではその教育を受けていない人たちは「音楽的能力」が低いのでしょうか?

否!

ちなみに僕はソルフェージ的能力はからきし駄目です。

例えばラーメン屋で、ジャズが流れてきたとして・・・

「あ、ソニー・ロリンズや!」
とか、
「やっぱ、グラント・グリーンはええな!
っていうことは分かります。

しかし、あの音はAだ!とか音楽を聴くと音符が見えてくる、
といったことは全くありません。

絶対音感はもちろん、相対音感も怪しいものです。
しかし、実際の演奏の時に、そんなに困った事はありません。
楽器を持っていると、分かるんです。

楽器(ギター)は僕にとって、ちょうど「そろばん」の様な存在?なんです。

暗算が得意な人が、手でそろばんを打つ様な仕草をしてを「計算?」してるのを見たことがあるのでは?
ちょうどあんな感じです。

楽器が僕の耳になってくれたのです。

:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

僕が言っている「動体聴力」というのは、
練習と言うゲームで鍛えられる、
「音」を「楽」しむ為の能力のひとつです。
わかりやすくいうと、音の「ボケと突っ込み」です。
何か音が出た時に、それに対して反応する、
それが、「動体聴力」です。

何か感じたら、それに対して反応する、という、当たり前の事。

今日のお題であるアプローチノートテクニックも、
その訓練法の中の一つとして紹介しました。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

音楽家にとって、「耳」の問題は非常に大きく、
精神的に、ものすごく影響を与えると思います。

よく子供の頃、「僕が見てる赤は、他人と同じ赤なのか?」問題!
というのがありましたね。

自分が持ってる感覚が他人より劣っているのではないか?
自分は能力が低いのではないか?
・・・と思ってしまう年頃・・・

「問題」

これは僕も若い頃経験しましたし、
自分の将来に対する不安の中の大きな部分を占めていました。

「音楽教育」の問題点・・・
それは、音楽を作ったり表現したりする事には、
「能力」があるのではないか?と、学習者に思わせてしまう事です。

音楽を作ると言う事は、「能力」ではなく、「想像力」です。

「おもろい事を思いつく!」と言う事なのです。

もし、義務教育のように、
全員が同じ能力を着ける事を目標に音楽教育を行ったら、
「好き嫌い」ではなく、
「善し悪し」の尺度で音楽の世界が進行していくのでしょう?(おそらく)
僕は、善し悪しの音楽なんて聞きたくありません。

RCサクセションもウエス・モンゴメリーも、
チックコリアもローリングストーンズも、
YesもWishbone Ash(最近ハマってる)
多くの人達の琴線を震わせる素晴らしい音楽です。


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


自分の意見をコンプレックス無しに言える。
そんな「多様性」が現在の芸術を生んできたはず・・・

数学も物理も元はといえば、
人間の想像力(芸術)を助ける為の道具だったはず・・・

それが今は、
文法の為の文学、
理論の為の音楽、
秩序の為の教育、

になっていないでしょうか?

優劣をつけるための教育になっていないでしょうか・・・?
それが「コンプレックス」という拘束衣を生み出してるのでは?


これからの未来人達が勇気を持って歩めるように、
我々大人がしっかりとした知識、情報を彼らに見せられるよう、
責任を持って「勉強」して、伝えていきたいと思います。


下の文言は

7つの社会的罪~Seven Social Sins~マハトマ・ガンジー
です。

1.理念なき政治 Politics without Principles
2.労働なき富 Wealth without Work
3.良心なき快楽 Pleasure without Conscience
4.人格なき学識 Knowledge without Character
5.道徳なき商業 Commerece without Morality
6.人間性なき科学 Science without Humanity
7.献身なき信仰  Worship without Sacrifice


こうなってはいけない!
っていう教えだそうです・・・

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲



最後に今日の記事に関する動画を貼っておきます。
いずれもジャズのグレートパフォーマンスの中の一つです。

クリフォード・ブラウン



ケニー・ダーハム



マイルス・デイビス
コードをより良く表現するためのテクニックだったはずの、
アプローチノートを、コードを曖昧に表現する為のクロマチシズムに発展させていった、
マイルス・デイビス・クインテットの演奏です。
理屈を超越した感覚が無くてはこの演奏には絶対にならないでしょう。








AD
いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)

テーマ:
この記事は私が音大でやっている授業内容の1部分を
学生の予習、復習の目的でこちらのページに記載しています。


How to improvise とはどんなクラスか?

アドリブをどうやってやるのか?
又はアドリブがどうやったら上手くなるのか?
という疑問に答える?というよりも、

アドリブには
こんな考え方が…
こんな練習方が…

「有るよ」

といったようなアドリブに関する情報の「カタログ」
というイメージで授業計画を作りました。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

前回のChord Tone Soloingのパート2です。


コード(和音)の構成音(CMaj7の場合はド、ミ、ソ、シ)
を、伴奏ではなく、メロディを作る為の材料にする!
と、言うのがChord Tone Soloingでしたね。

「ハーモニー感覚」と俗に呼ばれる物があります。

和音というのは3つ、又は4つの音を同時に鳴らして、
歌の後ろで「ジャーン」とか鳴ってる物ですよね。

突然ですが・・・

みなさん、
「ポッ、ポッ、ポッ、鳩・・・」
って歌ってください。

それでは、
「ゆうや~け、こやけ~の・・・」
って歌ってください。

我々は、鼻歌などを歌います。
お風呂の中で、又は一人夜道を駅から家に・・・

お気づきになりますか?
そのとき頭の中に「伴奏」の用な物が流れてる事を・・・

メロディをアカペラで口ずさめる、
という事は、知らず知らずのうちに、
「トニック=主音」の感覚が身に付いてるから?
なのでしょう。

ようするに!

人間がメロディを歌うことができる、というのは、

主音(そのキーのルート)から
いろんな音に跳んでも、ルートに戻ることができる、
だから、いろんな音に止まっても、
その音と主音との音程関係を緊張感としてとらえ、
快感を得ることができるのでしょう!(おそらく)





▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

みなさんご存知のように?
元来、和音と言う「物」、又は「概念」は無かった。

我々の祖先(いつかは知れませんが)が「歌」
を歌い始めた、遠~~~~~~い昔・・・

それは、どんな風に始まったのか?分かりませんが・・・
人間が、何故、音楽と言う「能力」を持ったのか?
ものすごい!興味深いですね。

進化論で有名な、かのダーウィンは、
「性的衝動の表現として動物の鳴き声があり、
音楽の上手い個体が異性に好まれるため、
音楽的資質の高い遺伝子が選択されたという「性選択説」を提唱している。」
などとおっしゃっているそうです。

すなわち歌が上手かった「個体」はもてたのでしょう・・・?

それは、さておき・・・

僕の疑問は、
我々の祖先が鼻歌を歌ってるとき、
頭の中には「和音」があったのか?

と言う疑問です。

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

和音と言う概念は本当に最近に出てきた物だと思います。
もし、和音を伴奏する為の音楽の1要素として考えるならば、
伴奏するという「概念」が無くてはなりません。

メロディをハモると気持ちいい・・・
と、いう新たな楽しみを見いだした人間が、
倍音を計算して音階を作り、
楽器を発明して、
自然界にある倍音と言う物を利用して、
自分たちが楽しむ為の材料にしていった・・・

すごいですよね!
人間は・・・

音、と言う物は空気があるからあるのですが、
動物達は音を人間と違う用途で使ってますよね。

イルカ、クジラ、コウモリ、犬、等、
彼らは音を、サバイバルの為の大切な情報源として使います。
人間の何百倍もの聴力をつかって・・・

すごいですね!
動物は・・・

(なんの話だっけ・・・)

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


和声の感覚って言うのは、
ある程度訓練によって身に付くんですね。

前回のChord Tone Soloingもそうですが、

今回のこの記事も、
和声の感覚を身につける為の様々な方法、
のなかの1例なのです。

僕はジャズ理論と呼ばれる「ジャズ・ハーモニー」
と言うのは、紙に書いた文章や譜例では、
理解するのが大変困難な物だと思います。

先ほども言った、頭の中に流れている伴奏の「ような物?」
が頭に流れるようになる「訓練」
こそが、必要だと思います。

我々の先祖達が考えてきた、
音を楽しむ為のいろいろを利用してみましょう。


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

それでは、
和声を利用したメロディの作り方を紹介しましょう。

まずは
「7-3の法則!」
7-3と言うのは、
コードの7thから次のコードの3rdに移る、
いわゆるガイド・トーンと呼ばれる物です。

4度進行するコード進行の時によく使われmす。。
とても機能的に(気持ちよく)次のコードに進行して行く感じを作る事が出来ます。

4つの音(1、3、5、7)を動かすとき、
最初の音は必ず3度、
終わりの音は必ず7度、
にします。

$『道』Blog

$『道』Blog


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

それでは、このコード進行に7-3ガイドトーンでメロディを作りましょう。


(・ω・)/このコード進行です
$『道』Blog



o(^-^)o7-3ガイドトーンを書き込みます。
$『道』Blog



(*^ー^)ノリズミックなアレンジを加えます。
$『道』Blog



ガイドトーンだけを書き込んだ譜面を見ながら、
リズムだけを自分で即興してアドリブの練習をするのが良いでしょう。



▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

もう一つは、
テトラ・トニックという
「4音スケール」を使ってのアドリブラインの作り方。


テトラとは4という意味です。

4つの音を使ってコードを表して、その4音を連結して行く事によって
メロディ(アドリブライン)を作って行きます。

このテクニックはBeBop時代に流行った?テクニックで、
ジャイアント・ステップス等に代表される、コードがめまぐるしく
変わって行くタイプの曲に適用されます。



コード・タイプ別テトラ・トニック
次の5つのタイプのコードにテトラトニックを
$『道』Blog



実際にはこんな感じで使われます。
$『道』Blog




順番を入れ替えてもいいです。
$『道』Blog




オプションとしてこれも使えます。
$『道』Blog

ドミナント7thの場合はこれも使えます。
$『道』Blog

そして、クロマチック=半音階もコードを表す事ができます・・・
$『道』Blog

上記の譜例は厳密に言えばテトラトニックでは無いのですが、
コルトレーンに代表されるBeBopのプレーヤー達がよく使う常套句です。
4つの音で7thコードの特徴を表した、
ビーバップ・クロマチック・フレーズと言えるでしょう。


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

テトラ・トニックを使ったアドリブ練習法(フレーズ制作法)は
細かいコード進行の場合に大変有効です。

アップテンポで2拍づつコード進行が変わる、
その2拍の間にコードトーンを当てはめていくと言うのは、
大変高度な技術を必要とします。

逆に言うとこの方法はコード進行に対する、
「動体視力」を鍛える事が出来ます。





それでは、
コード・トーン・ソロ
テトラ・トニックと
サブⅤ
ロジックを使ってフレーズを考えてみましょう。

[|:C|A7|Dm7|G7:|]
このコード進行は1小節に一つ、4拍づつ動くコード進行です。
これをわざわざサブVというロジックを使って、
細かく動く進行に替えます。

[|:C Bb7|A7 Eb7|Dm7 Ab7|G7 Db7:|]

と、いうふうに、リハモナイズします。

そしてリハモナイズしたコード進行に大して
コード・トーン・ソロやテトラ・トニックを
あてはめて行きます。

$『道』Blog



1625の循環コード進行
$『道』Blog


1625をsubVをつかってリハモしたもの。
$『道』Blog



このように、subV(裏コード)を使ってリハもしたサウンドに対して、
テトラトニックを当てはめる練習をするのです。
このサウンドになれてくると、
あなたは立派な「変態フレーズ=アウト」の使い手として、
準備OK!

セロニアス・モンクやバド・パウエルらが創造して、
ジョン・コルトレーンが引き継いでいった、
コードの細分化というBeBopの大切な要素、
そうしてジャズが良い意味でも悪い意味でも、
特殊な音楽になっていくきっかけにもなったサウンドが体験できると思います。


コード進行の細分化の権化?
ジャズという「音楽」を
ミュージシャンの「訓練法」
として進化させていった原因を作った?曲であります。


セッションでもよくやる、
定番コルトレーンチューン!


これもカッコいい!



AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。