「講師のいない猫セミナー 8」無事に終了しました。
ご参加いただいた皆様、遅い時間までありがとうございました。
今回は2人のゲストをお招きしましたが、発言ありの参加者は全員がゲストでもいいんじゃないかと思うほどに各現場で尽力されている方々。いろんなテーマで非常に中身の濃い議論が続く2時間半でした。
今回から「セミナー内容は非公開」としたのは、
参加者の皆さんに遠慮なく、語弊を恐れずご自身の考えを話してもらいたかったから。
議論の中には、おそらく世論のレベルでも意見が分かれるようなテーマもありました。
それぞれの立場から「私は○○と思う」としっかりご発言いただく中には、動物関係における巷の有識者や影響力の大きい方が聞いたら感情的に反論されるんじゃないかと思うような意見も聞かれましたが・・・それを完全許容するのが当セミナー。
発言者には誰にも邪魔されずのびのびと話していただく時間が与えられるので、多少考えが異なるように思った他の参加者も、冷静になって話を聞けることで「こんな考え方もあるのか」と、自身の視野を広げてもらえるメリットにつながったかもしれません。
ちなみに当セミナーでは「全参加者の発言を肯定する」という大前提があります。
仮に違和感を覚える発言が出ても、反論のコメントを出す行為はルール違反です。
口を挟む、言葉をかぶせる、特定の参加者に対する否定的な発言・・・すべて禁止です。
年齢肩書きキャリアなど、この場には一切持ち込ませません。
どんな人であっても進行の私が止めます。時には強い口調で快適な空間を守ります。
過去には「それは違う」と自身の感情を止められず、さらに（その方から見て）若造の私に注意されてプライドが傷ついたのか、捨て台詞を吐いて退出された方もいましたが・・・ここは全員がフラットな立場で話し合う場所。
「1人のプライドより全体の心地良さ」を優先するセミナーですので、その点あらかじめご承知おきください。
聴講としてご参加の皆様からも「有意義だった」「いろんな角度から出てくる意見はとても勉強になった」「他のセミナーでは聞いたことがない話の展開になり、興味深かった」「次は発言できる側で参加したい」などの声をいただいております。
このセミナーで何度も繰り返し言っていますが、日本における人間と動物の共生はまだまだ黎明期。
動物愛護法ができて50年。200年の歴史を持つ英国などの先進地域にようやく少しだけ追いついた程度ではないかと私は思うのです。
大切な愛猫、愛犬の幸せ、この国や地域に住まう猫や犬たちの幸せのために、大事なのは飼い主や従事者による「試行錯誤」。次回以降も「講師のいない猫セミナー」は、全員がオピニオンリーダーになれる唯一無二の場所をご提供いたします。
次回の開催日時が決まりましたら、このブログでもお知らせいたします。
ご参加、お待ちしております。
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