阪神・淡路大震災の発生から、まもなく丸24年を迎えます。
震災後の日々、そして復興への道に終わりはありません。
私(委員長)、当時は関西にいて、激しい揺れをこの身で感じ、被災地の崩れ落ちたマンションや、なぎ倒された高速道路、焼け落ちた商店街のアーケードなど、いろんな現実も目の当たりにしました。
当時はまだインターネットの黎明期。携帯電話を持っている人もごく少数派だったので、
家族と連絡を取る手段がない人も多い状況の中、倒壊した家屋の前や、町の掲示板などに「父母とも無事です」「○○町の避難所にいます」といった貼り紙をたくさん見かけたものです。
通信手段が発達しても、インフラが壊れてしまったら使い物にならない。
現に東日本大震災がそうでした。
アナログに頼らざるを得ない状況は、今でもその可能性がなくなったわけではありません。
遠くない将来、この国のどこかでまた大震災と呼ばれる規模の災害が発生する確率を「ゼロだ」と言い切れる人は、もういないと思います。
あなたの地域に天災が降りかかった時、
目の前に「想定外」と感じる光景が広がるのを覚悟しておくことが、自分の身、そして愛猫を含めた家族の身を 本気で守るための備え につながります。
●非常時の備忘録 3/初動の確認(79ページ)
【記入項目】
災害発生からの、最初の動き(備蓄品の持ち出しも含めて)
家族間の連絡、待ち合わせなどの確認事項(電話、スマホが使えない時の想定もあわせて)
同行避難時の手順、役割分担
その他、必要と思われること(フリースペース)
ライフライン寸断を想定した備蓄品、家族間の連絡手段(複数)、同行避難時の作業確認。
問題意識を強く持っている時には、わざわざ書き出さなくても……と思うようなこと。
人間はどんどん忘れていく生き物ですから、時間が経てばうろ覚えになっていくものです。
「書いておいてよかった」となりそうなことを書くイメージでご活用ください。
※クリックで拡大できます
備蓄品は、寒さ対策、暑さ対策の両方が必要ですね。
自宅にいるのが難しい時、車をお持ちで被害のない場合には、愛猫を車内に仮避難させるという方法も考えられます。
ペット同行可の避難所でも、現実として愛猫にとって厳しい住環境となる可能性は大いに想定できますので、簡易テントなどの自衛策も含めて計画しておくのも良いかと思います。
たとえば「猫がパニックになって外へ連れ出せない」「思ったより荷物が多くて、一度に運べない」などといったことも考えられます。
これがいわゆる「想定外」の類いとなりますから、少しでも想定の中に収められるよう、「最悪、この方法で」という案を思いつく限り書いておきましょう。
すべては愛猫の命を守るためですが、あなた自身、そして家族の負担も考えた無理のない計画が大切です。
どれだけ準備をしても、そのすべてを役立たせることができないのが現実ですから、
1つでも多くの策や選択肢を書いておくことは、決して無駄でも無意味でもないと思います。
少しでもあわてずに対処を行えるように。
そして数々の想定外を、1つでも「想定内」へと引き込めるように。
災害が起こらない、降りかからないことに越したことはありませんが……
「書いておいて良かった」
ある時、急に、
普段からの手帳への記入が、あなたの人生、そして愛猫のねこ生に、大きな価値を生み出す時が訪れるかもしれません。
※次回へつづく
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