それぞれの過去・それぞれの愛情(活用ドキュメント 8:許容範囲) | 愛猫手帳で観察・記録の習慣化を ~ ねこライフ手帳製作委員会のブログ

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『愛猫と本気で向き合う116ページ』愛猫の観察記録と生活備忘録を400以上の項目に書き込んでいく、生涯使用の愛猫手帳「ねこライフ手帳 ベーシック」ネット通販、動物愛護イベントにて発売中です。

「ねこライフ手帳™ ベーシック」活用ドキュメントの主人公、胡桃(くるみ)です。

 

▼胡桃が我が家にやって来た経緯については、以下をご覧ください。

出会うはずではなかった(プロローグ 1)

想定の内と外(プロローグ 2)

理由はある。意味もある。(プロローグ 3)

風をあつめて(プロローグ 4)

 

  

 

前回(愛猫の注意事項) のことを少し振り返りますが、

 

愛猫の個性を記入、記録する作業を通じて、

世間でよくいわれる「猫はこういう生き物です」という端的な括り方を信じちゃいけないんだな、ということがよく分かります。

 

 

洗顔、のどをゴロゴロ、猫パンチ……頻繁にやる猫もいれば、まったくやらない猫もいます。

 

 

でも、

まったくやらない猫のことを「猫らしくないよね」と勝手に決めつけるのは、間違いなくあなたの偏見です。

 

 

みんな、ちゃんと意思を持って、やる、やらないの判断をしているはず。

「猫として」という基準を据えるのではなく、広い視野と器を持って愛猫を見つめたいものです。

 

 

 

一方で、知らない人に対する威嚇、噛みつく、何でも口に入れてみる、などについても、

 

それなりの対策は必要ですが、一元的にただの問題行動と片づけてしまうのは、正直申し上げて「もったいない」です。

 

 

そこに何か、理由はないだろうか。

 

迎え入れてからの住環境の変化。人間側の生活の変化。同居猫がいればその関係など。

 

そして保護猫上がりであれば、前の家庭にいた頃、外にいた頃……

 

 

 

目の前の行動につながっているかもしれない愛猫の過去を、あれこれ考えてみる機会と捉えてみてはどうだろう。

 

それこそが 「ねこライフ手帳 ベーシックの活用」 だと感じていただければ、自ずと “愛猫の手帳を持つ意味、そして意義” が見えてくると思うのです。

 

 

そして今回ご紹介するページも、同じ意味、意義につながる内容となります。

 

 

 

●「○○はできますよ」一覧表(23ページ)

 

【記入項目】

 

愛猫に対するスキンシップの可否

 

(さわる、だっこ、つめ切りなど)

 

 

人間と愛猫の、スキンシップに関する可否をまとめるページです。

 

問題なければ「OK」、ダメなら「NG」に〇をつけていきますが、

もう1つ「条件つきOK」という選択肢も設けています。

 

 

 

 

例えば、家族の中で「この人だけはだっこできる」とか、

初対面の人にはさわられることも嫌がって逃げてしまうとか、

夕食後はスリスリしてくるのに、朝は顔を見ることすら嫌がる、っていう猫もいたなぁ。

 

みんなに(またはいつでも)許すわけではないから……という場合には、「条件つきOK」に〇をつけた上で、その下にあるスペースに、条件の詳細 (例 : お父さんはつめ切りがヘタなのでNG) を書いてください。

 

 

「からだをさわる」「ブラッシング」「だっこ」「つめ切り」の4項目については、あらかじめ手帳に記載しています。

フリーの枠も用意していますので、どんどん追加していきましょう。

 

 

 

さて、胡桃の場合。

 

 

さわるのも、ブラッシング(細身なので軽めに)も、だっこも問題ありません。

シッターさんや来客に対しても、おそらく大丈夫でしょう。

 

つめ切りはNGですが、これは私がヘタなだけかもしれません。。

 

追加項目として「ひざの上、あぐらの上=条件つきOK」と記入しましたが、

いったん落ち着いてしまうと今度は引き離されるのを嫌がっていろいろ攻撃してくるので、ゆっくり引き離すこと。無用心に持ち上げたりしないよう注意。としています。

 

 

 

たま胡の場合。

 

からだをさわる=条件つきOK(私は朝夜のみ、嫁さんは夜のみ)

ブラッシング=条件つきOK(気が向いた日の夜のみ)

だっこ=NG

つめ切り=NG

 

基本、スキンシップを好みません。全力で逃げます。

家族以外の人の前には姿すら見せないので、触れるのは至難の業といえます。

 

 

工事現場で保護され、人間にまったく慣れないまま迎え入れた経緯が反映されているような気がしますが、

 

最初は全項目NGだったので、半年経ってようやくさわることから許してもらえたあたり、1歳を超えてからでも、たま胡なりの気持ちの変化、あるいは成長というものが見えてきて、家族としてはホッとしているわけです。

 

 

 

 

 

胡桃と共通項の多い、胡ぶへい。

 

からだをさわる=OK

ブラッシング=OK

だっこ=条件つきOK(家族+女性のお客様)

つめ切り=条件つきOK(1本ずつならなんとか)

 

 

スキンシップへの抵抗がまったくない。

来客に対しても、少し慣れれば寄ってくる。

 

人間の手で飼われていた過去があり、棄てられた場所でもいろんな人からごはんをもらって生き延びていた胡ぶへい。

家族と思っていた人に裏切られ、心が傷ついても、やっぱり胡ぶへいは人間が好きな子。それがよく表れている人間への嗜好が、一緒に暮らしていて強く感じるのです。

 

 

 

 

 

 

 

胡ぶへいと同じく、胡桃もきっと、どこかの家庭で暮らしていたのでしょう。

事情や経緯の特定はできませんが、推測することは不可能ではありません。

 

終生飼養の原則に逆らい、

「棄てたって捕まらないよ。日本の法律ゆるいもの。誰も見ていないし、ここでいいじゃない」 と、

遠くから車で運んで、広い公園に棄てた……と、想像してしまいます。

 

 

でも、

私のあぐらの上で、安心してくつろいでいる胡桃を見ると、

この子もやっぱり人間が好きで、人間と一緒にいたかったんだなと、思わずにはいられません。

 

 

 

 

愛猫がずっと持ち続けている人間への愛情を、フイにすることができますかって。

 


 

 

何、このケモノみたいなの……だれ?

 

 

 

※次回に続く

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

◆ 「ねこライフ手帳™ ベーシック」  ◆

 

 

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