理由はある。意味もある。(プロローグ 3) | 愛猫手帳で観察・記録の習慣化を ~ ねこライフ手帳製作委員会のブログ

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口を開けると、歯の抜けている部分が見られた。


残っている歯についても、時間をかけて溜まっていった深い汚れがある。

 

年齢の推定は非常に難しいが、歯の状態を考えると、
5歳前後、あるいはそれ以上かもしれない。

 

避妊手術の跡は見つからなかったが、
年数が経てば手術跡が消えて分からなくなることもあるので、
手術を行ったのかどうかについては、何ともいえない。
来年春の発情期まで様子を見るのがいいだろう。

 

 

院長先生は我々に、現時点で分かる範囲ではありますが、
持ち込んだ三毛猫の状態を説明してくれました。

 

 

人間には馴れており、食欲もあり。

 

外猫でごはんをもらっていたのか。

それとも、棄てられてしまったのか。。

 

推定年齢の高さもあって、

これまでどうやって生き延びてきたのかという点も、非常に気になります。

 

 

 

 

 

 

三毛猫を連れて、我々は帰宅しました。

 

あえてドライな表現をするならば、

1頭の猫を、意図せず我が家に迎え入れたことになります。

 

 

 

 

程なくこの三毛猫は、嫁さんに「胡桃(くるみ)」と命名され、
先住の猫たちとは違う部屋に急遽設営されたケージの中で過ごすこととなりました。

 

 

 

後先を考えることなく、衝動的になってしまった私。

 

隣にはすっかり冷静さを失っている私を叱咤しながらも、
この先に必要なことをあれこれ話してくれる嫁さんがいました。

 

 

 

 

抱き上げてから、病院を経て帰宅するまで、
私の記憶は断片的なものがほとんどです。

 

 

 

でも1つだけ、これだけは、強く思い続けていました。

 

 

「この子の命をつなぎたい」

 

 

周りの人は「命が助かって良かったね」と言ってくれる。
でも「良かったね」だけで、本当にいいのだろうか。

 

 

生きる。命をつなぐ。

たしかにこれほど尊いことはない。

 

 

 

でも、もう一歩踏み込んで考えたいのです。

 

 

胡桃と名づけられたこの子がウチに来たのには、

必ず理由があり、意味がある。

 

そしてその理由、そして意味をしっかりと形にするのが、
今、自分がやらねばならないことだという気持ちを胸に。

 

 

 

(プロローグ 4)につづく

※この話はフィクションのように見えて実話です。

 

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