2012年06月21日

 所有している端末は携帯電話のみだが、Facebookなどのソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS)は使うか、今後使う予定であり、友人との連絡手段は、携帯のメールを使う場合が多い…。

 m3.com意識調査で、IT(情報技術)の使用状況を調べたところ、浮かび上がったのは、こんな医師像です(詳細な結果はこちら)。

 私用で持っているのは、「携帯電話のみ」が最も多く、医師会員の53%、医師以外の会員の56%(Q1)。「スマートフォンのみ」が医師会員の19%、医師以外の会員の22%。Googleが5月16日に発表した内容では、日本の2012年第1四半期(1月から3月)におけるスマートフォンの普及率は20%。医療者においてもほぼ同様の普及率です。

 最近、急速に普及しているFacebookなどのSNSを「使っている」のは、医師会員38%、医師以外の会員39%(Q2)。「今後使ってみたい」を合わせると約5割ですが、一方で、「今後も使う予定はない」も45%前後。「使っている」場合、私用のみの使用が多く、仕事用にも使っているのは、医師会員と医師以外の会員ともに1割弱です。

 日ごろの連絡方法に関する質問では、「友人と一対一」の場合は、携帯電話のメールの方が、パソコンのメールを上回るという結果になっています(Q3)。医師会員では、パソコンメール35%、携帯メール43%、医師以外の会員ではパソコンメール22%、携帯メール60%。また、「複数の友人との連絡」では、パソコンメールの使用者が、携帯メールを上回っています(Q4)。

 スケジュール管理は、4割強が「手帳など」と回答していますが、「Googleカレンダー」など電子媒体を手帳と併用、もしくは単独で使っている人も5割近くに達しています(Q5)。

 携帯端末で仕事上よく使うツール、サービスを聞いたところ、「使っていない」が約5割ですが、「使っている場合」には「各種ガイドライン」「ジャーナル検索」などを利用しているという結果でした(Q6)。

 次のテーマは、「准看護師の養成廃止、賛成?反対?」。神奈川県知事の黒岩祐治氏が、県立専門学校について、准看護師志望者の募集をやめたり、補助金を打ち切ることなどを検討しています。