一般医療ニュース
2010年12月18日 提供:毎日新聞社

スギ花粉:来春の飛散量、大幅増の予想 猛暑で雄花生育 /神奈川

 県自然環境保全センター(厚木市)は17日、来春のスギ花粉の飛散量について「少なかった今年と比べると大幅に増え、例年よりも非常に多くなる」との予想を発表した。花粉を飛散させる雄花は、前年の夏が高温少雨の場合はよく生育するため、今夏の猛暑が影響したとみられる。

 同センターは先月11~18日、県内のスギ林30カ所で雄花の着花量の調査を実施し、着花点数(100点満点)の平均値は75・3点だった。昨年(15・7点)の4・8倍、例年値(42・2点)の1・8倍に上り、97年度の調査開始以降最高となっている。

 同センターは、今回の着花点数が高かった原因について「7月から8月にかけての高温少雨と日照時間が非常に長かったことが影響した」と分析している。花粉の飛散量は来年1月からホームページで公開する予定で、スギ花粉は2~4月に多く飛散する。【木村健二】

http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/12/20/130008/?portalId=mailmag&mm=MD101220_XXX