一般医療ニュース

2010年9月21日 提供:共同通信社
 後発医薬品大手の沢井製薬が、製薬中堅のキョーリン製薬ホールディングス(HD)の株式を買い増しして子会社化するとキョーリン側に提案していることが18日、分かった。すでに5%弱程度の株式を取得したもようだ。

 沢井製薬には、キョーリンの新薬開発力を取り込む狙いがあるとみられるが、キョーリン製薬HDは株式の4割以上を創業家一族で保有しており、交渉は難航も予想される。

 キョーリン製薬HDは同日「企業価値向上の観点から、提携に関するさまざまな提案について検討しているが、現段階で具体的に決定した事項はない」とのコメントを発表した。

 キョーリン製薬HDの2010年3月期連結売上高は997億円で、沢井製薬(500億円)の約2倍の規模がある。

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