晩秋の下北山スポーツ公園キャンプ場後編です。

169号線をひたすら南下、どこへ行くのかバイクとちょくちょくすれ違う。

寒い寒いと震えつつ、”下北山村”の看板を過ぎ、グーグル先生で確認していたキャンプ場と
いうか”きなりの湯”案内板(看板)があってそこを左折して入る。

何処からどこまでが敷地内なのか判然としないが結構な距離(数百メーター以上)
そのまま進み、受付のあるコテージ風建物の前にCB125Tを付けて、到着。

14:00ジャストだった。家は9:40分発(前頁の10:30発は勘違いでした)なので
約4時間20分でこれた計算

グーグルナビは3時間18分程度を示していましたが、予想より速い
時間で行けました(迷った時間もあったのに)

受付にて簡単なサイトの場所やゴミ捨てのルール等の説明と燃えるゴミ用の専用
村指定の袋を渡される。料金は860円。他に”きなりの湯”の100円割引券付きが貰えた。

フリーサイトへの乗り入れは可能で芝の生えてない場所なら直火での
焚き火も可能というキャンパーには理想的な使用環境。

敷地入り口にあるJAショップやすぐその先の169号線にあるヤマザキなどで
食料品・酒類を購入可能

さて広いサイトの何処にテントを展開しようかと見回すが、大小のバンガローが
両脇に並んでいたりステージ等が前後にあるので意外とフリーサイトの場所は
限られていた。

炊事場に近いサイトには先客の家族用コールマンの大型な家形テントが、しっかりと、
既に据え付けられていたので通路をまたいだ先の谷面のスペースの一角に
落ち葉の少ない場所が一張分程度空いていたのでそこにテントを張って荷物を下ろす。

”此処をテント地とする”

テントにはタープやドカシーの代わりに中華汎用防水シートを掛けて
前室代わりにしたが流用したポールが短すぎて頭上の余裕がなく結局シート外で
作業をするという意味なし状態だったのが反省点。
しかもポール先が1本取れていて枝で代用してなんとかロープを張った。

風が少しあったのでペグを打とうとしたらこのテント用のペグ・ロープを入れた
袋が何故か入ってなかった。

幸い余分に中華シートの中にペグとロープを幾らか入れていたので
問題なかったが、何時もながら何故に毎回違う物を忘れてくるんだろう?
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テントを横から見た図写真右方向を出入口にしているので上の写真は実は
裏側なのです(テントは両面ドアなのでどっちが前とかは無いのですが)

シートは色が自然と違和感の少ないグリーンを選んだのだが、朝明るくなっても
眩しさを軽減してくれ、テントの夜露も防げて良かったですね。
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ネット上でこの方向の写真を見て不思議に思ったものでしたが
普通ならダム下に有るはずの川が無く、放水口も見当たらない。
ダム本体を真下から見上げれるという特異なロケーション。

110mの高さが有るというダムを見上げるのも異様な雰囲気です。
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下の建物も意外と大きめ。ダムが巨大なので余りぱっと見こちらが小さく
見えてしまうだけだった。
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バンガロー群。バイク乗りは3人用の一番小さな建物を1人¥2000で
使用できるプランもあるそうだ(通常¥7350)

写真の左の建物だと強気な一泊¥53000!?だそうです(^^;)
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荷物をテントに全部放り込んで、炊飯の用意だけをして
着替えとタオルだけ持って”きなりの湯”に向かいます
*施設は写真を撮り忘れました

温泉は先ほどの割引を使って¥500で入りました。

風呂から出たらJAショップで調味料を持ってこなかったので”塩コショウ”の小さな
物と寒いので350mlの缶ビールその他だけ買いましたが定価?で高い買い物に・・。

その買い物もテントに放り込んで目の前の”池原ダム”に向かいます。
途中の坂道もすっかり紅葉して秋も深まった感じ
早く登らないともう日が暮れかかっています。
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急坂をうなりを上げて登りきり、CB125Tでダム上部に到着
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写真ではイマイチ存在感が分かりませんけど、デカイ!良くもまぁこんな
物を山奥に作ったものです。凄い労力です。
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実は発電設備や放水路はキャンプ場側ダムとは反対の方向にあるこちらの
方が受け持っていたので、放水口も川も無かったのでした。
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ダム上からキャンプ地を望む。予想以上に高くて、改めて驚く。
一番奥の建物が受付のある建物でその右手がテントサイト。
一番奥の緑の平らな部分はサッカーコートにもなる場所。

手前にはステージがある。
こうしてみれば判るように元々は川だった場所、しかも材木を筏流しで運んでいた
程の急流の川だったそうな。それを埋め立てて作ったのがこの施設だそう。
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ダム管理用階段、延々と下に伸びてます。高所恐怖症でなくてもかなり怖い
と思います、だってまだ下に倍ほどあるのですから・・・
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あっという間に日没で暗くなった山道の急坂をまたテントまで帰ってきました。
さて寒く成った時にはコレ、以前”笠置キャンプ場”で着火ミスった
マナスル再登場です。(灯油なので低温に影響されにくい。
今はそこまでは寒くはないですが)

今回は何故か他のマナスルの使い方書いてる人には居ない?
簡単な方法で着火しました。

テッシュ等で”こより”を作って受け皿に置き、そぉっと、ポンピングで数滴
(4滴以上は厳禁です!火だるまの原因になります)垂らして吸わせてそれに着火。

燃え尽きる寸前に改めてポンピングすればOK
仮にその時着火しなくても直ぐに圧を逃してまた最初からやり直せば点きます。

実は翌朝、また米を炊くときに火だるまにしてしまいましたw
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無風だったのでロゴスのランタンも枝に引っ掛けて使用
マナスルの真鍮の輝きが灯火に映えます。
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管理されている綺麗なサイトなので重しの石を探すのに手間取るという
意外な盲点(?)も。
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何故か食べたく成って今宵はマーボー豆腐ですにひひ
はい、事前に用意していた豆腐は持ってくるのを忘れましたよ。

*途中のコンビニで調達済み
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御飯が硬くなり失敗気味。まぁそれでもキャンプでなら食べれます(というか
そうしないと何も無い)

熱燗にしようかと思って持ってきた酒パック(2合程)も面倒になってそのまま飲む。

豆腐丸々一丁と1合の御飯は多いかと思ったが昼を食べてなかったせいか
JAショップで買った翌朝用ソーセージ1袋まで平らげてしまう。

アルコールに弱いので直ぐに良い気分で「寝るべ~」と時計をみたら
何とまだ19時前。しかし眠くなったのは仕方ないのでTシャツ1枚で寝袋に。

ここは動物ランド?

ガサガサ!という落ち葉をかき分ける大きな音がして目が覚める。
時間はまだ19時台だ。

何だ?と思ったら「プギー!!」という大きな嘶きが?
そして争う複数の足音!

鳴き声からして明らかにイノシシだ!おいおいそんなの出るとは聞いてないぞ?

寝袋から出てライトを掴んで外を照らすが光が弱いのでさっぱり見えない。

斜面の方まで出向いてそこらの石を気配のした方に投げつけたが効果は謎?

寒いのでテントに入り長袖シャツとフリースパーカー、ネックウォーマーまで
してまた寝袋に潜り込む。

またうとうとする間も無く今度は「ウキー!ウキー!」とどう考えてもの鳴き声か?

テントの前に少し物が出してあるが食べ物は明日の朝の為に水に浸してる米だけだが
それは前室に入れて仕舞いこんでるので大丈夫な筈だがテントの回りをうろつかれたら
気が気でない。

しかも落ち葉だらけなので音で近づいてくるのが直ぐにわかるので落ち着けない。

その内寝てしまったが明らかにこちらに来る足音と気配を感じてまた目が覚める。

ギリギリまで近寄ってきた頃合いを見計らって大きな音を出すと
「ピー!!」という驚いた?甲高い声とガサゴソとダッシュで遠ざかる足音が。

ライトを持って顔をだすと輪郭すら判らないが光る眼が見えた。

のようだ。おいおい今度は寄生虫の中間宿主様の訪問か?いい加減にしてくれあせる

この狐?は諦めず、何度も襲撃に来るのでとうとう殆ど寝れずじまいで参った。

睡魔に耐えれずウトウトしだしたら今度は夜明けが来てカラスの大合唱

炊事棟の方にテント張ってれば明かりもあるしそこまでは近寄って来なかった
かも知れませんが、一番山の斜面に近い場所に張ったのがマズかったのかも。

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動物の襲撃は参りましたがテントはやはり寒い時期のが良いですね
暖かくして寝ると非常に幸せを感じれますw

そしてすっかり明けた翌朝です。
仕方ないので私も起きだして炊飯の用意をしだしましたが、寝ぼけていたのか
マナスルの着火失敗で盛大な”火だるま”をやりました。

まぁ、傍目から見たら只の灯火にしか見えないでしょうけど?

で、朝のカレーでしたが今回は炊飯水を多めにして無事炊けました。

さてと、お腹も膨れ、食後の抹茶ラテも飲んで片付けようかと思って見ると
昨晩飲んだカラの酒パックだけがありませんでした。

どうやら狐あたりが持って行ってしまったようです。
(飲んべえの狐だったのか?)
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食器類(クッカー)を洗いますが炊飯時着火に失敗したマナスルで
灯油の煤で真っ黒になった物は水では殆ど落とせず、それどころか
手まで真っ黒に・・・あせる

そんなこんなで時間が過ぎて10:30出発しました。
下北山スポーツ公園キャンプ場」ロケーションはとても良かったですね。

*動物が我が物顔で徘徊は参りましたがw
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169号線を今度は北上してゆきます。
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昨日以上にバイクとすれ違いますが大型バイクじゃないのを探すのが
困難な程、おっさん&大型バイクばかりで、面白かったですが1台だけ

途中、カブが走ってきて見たらフルフェイスメットのカブで珍しいかな?と
見たら荷物満載のツーリングカブで相手もこちらの積載を見て「お?」と
成ったような反応でしたw
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途中の道端の花。天気は良いし、紅葉も綺麗でこんな場所を飛ばすのは
もったいないのでのんびりと行ってるとこういう地面の小さな花とかが
良く眼に入るのです。

(急坂だと荷物満載のCB125Tでは50㎞が限度だったりするので余計に焦らず行けますから)
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良い感じの紅葉
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暦では立冬ですが秋を感じます
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徐々に交通量が増えてきた
大和高田あたりか?道が混んできて渋滞気味。ふと見ると空にパラグライダー?
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3~4名程がまるで静止したように風を受けて浮かんでいました
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大阪市内に入ると途端に大渋滞は何時もの事です。

14時頃帰宅。

総走行距離285km燃費35kmでした。

帰宅時ふと跨いだCB125Tの足元を見るとなんと

オイルがボトボト漏れ放題!?

「なんじゃこりゃ~!!!?」

と、コレ以降は話が変わってしまうのでまた次回?に。

*てか何もしてないのですが