ボトックスで医師が気を付けるべきこと | Waltzクリニック Official Blog

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ボトックスも薬の一種ですから

我々医師が気を付けるべきことは

色々ありますが、今回書きたいのは

抗体についてです。

 

多汗症やシワの治療に用いられる

ボトックス、その正体はボツリヌス菌が

作り出すタンパク質です。

人間の体には免疫機能があるので、

早い話がボトックスタンパク質に対しても

免疫の一環として抗体を作り破壊して

しまうことがあるのです。

 

いったん抗体が作られてしまうと

その機能は長年にわたり持続してしまう

ので、つまりはボトックスが効かない

体になってしまいます。ですので抗体の

産生はどうにか避けたいところ。

過去には抗体の産生されにくいボトッ

クスなる商品も発売されました。

 

抗体が産生される原因の1つに

過剰な量のボトックスを1回で

注射することが挙げられます。

打つ量が多すぎるとワクチンの

ように働き抗体が産生されて

しまうのです。

 

ボトックスの効果をしっかり出す

にはたくさん打ちたい、しかし

たくさん打つと抗体が作られて

効かなくなってしまうかもしれない。

なかなかにジレンマです。

 

1回の注射でどの分量までなら

安全に、かつ抗体産生なしで注射

出来るのか、医師はその分量を把握

しておかねばなりません。

 

私は美容医療の分野で22年やってきて

いますが、これまで私の患者さんで

ボトックス抗体が出来た人は確認できた

範囲では1人もいませんでした。

ということは、ボトックスの種類や

体質云々よりも、やはり注射する量が

大事なのではないかと私は思うのです。

 

 

 

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