〈walk 7日目〉 ハルモニ達との出会い

今日は昨日のゴールのカンビョン駅そばのハンガン自転車道わきをスタートし
漢江漕艇競技場まで約２０キロ歩きました。

今日からナヌムの家に２泊します。




ナヌムの家は、日本軍により性的被害を受けた８人のハルモニ（おばあちゃん）が住んでいます。
近くには歴史館があり、性的被害者の歴史、実際に起こった話や資料、当時の部屋を再現したものなどと３つに分かれて展示してありました。

ハルモニ達は平均が８５歳で最近になって朝鮮へと帰ってきた人もいます。
「どうして日本人はこの真実を知らないの？」
「こうやって知ろうとしてきてくれる日本人がいてうれしい。」
「戦争中に、たくさんの人が亡くなったなか、自分が今ここで生きていることが幸せ」
などと一人ひとり違う意見や考えがありました。


女としてではなくモノとして扱われてきた事実。
日本と朝鮮だけではなく東アジア全体で起こっていた事実。
これらの事実を知ることが、まず私にできることだと思いました。

時間によって解決できることはあると思います。
でも、時間では解決できないことがそこにはありました。

ちょうど、１０代～３０代の時に被害にあっていて
ちょうど、私達と同じ世代です。

私は、ハルモニが過去のつらい経験（つらいって言う言葉では表せないくらいです）を思い出して答えることを考えると聞きたいこともなかなか聞くことができず、涙がぶわってでて、止まりませんでした。



夜はハルモニ達と一緒にバーベキューをしました。

明日は今日のゴール地点から出発です。
今日、知り、感じたこと
更に深い謝罪と祈りと共に歩きます。

[ナオミ]