記録・今年の花粉症 | ホタル舞う夜の空

記録・今年の花粉症

去年に引き続き、今年も見事に花粉症の症状が出た。
どうやら去年だけのまぐれ当たり(?)ではなく、本気で発病したみたい。

さらに今年は去年よりも早くから始まって、去年と同じ期間中続いた。
つまり、長かった。

冗談抜きで、ポケットティッシュのファミリーパックが丸々なくなるくらいのチリ紙を消費してしまった。

ドイツのポケットティッシュって、昔ハンカチで鼻をかんでいた頃の名残で、一枚一枚が紙ナプキンくらいに分厚く丈夫に出来ている。

うっかりポケットに入れたまま洗濯機で洗っちゃっても大丈夫。
紙がそのまま出てきます。

なんていうポケットティッシュのテレビCMがあったくらいだ。

そんなんだから、1回鼻をかんだからって捨てたりはしない。
大切にたたんでポケットにしまって、イキテル部分を探しては何度も繰り返し使うもの。
ま、私は浪費社会ニッポンの申し子なので、そこまで気合入れて何度も使うことはないんだけど、やっぱり1回くらいじゃ捨てないわけ。
で、ポケットティッシュのパックはこの分厚い紙ナプキンが10枚入りだから、1枚で3回として計算しても、全部使い切れば少なくとも30回は鼻をかんでいるという勘定になる。
さらにファミリーパックはパック50個入りくらいだったから、全部使い切ると1500回!
なんと、2ヶ月かそこらで少なく見積もっても1500回も鼻をかんだってことか。


さて先週。
そろそろ花粉症終わったかな、と、自分で勝手に決め付けて薬を飲むのを止めたところ、
どうやら雨が降ったり快晴になったりを繰り返す天気のせいで、症状にバラツキがあっただけだったらしく、
金曜日の午後、突然、悪化した。

いや、正確にはその前から夜になると鼻が詰まって熟睡できず、朝になるとグッタリK.O.状態だったのを無理やり忘却の彼方に押しやっていたわけなんだけど。

アレルギー性鼻炎の薬を飲んだので、鼻グジュグジュの方はなんとか夜までに収まったけど、鼻の穴が片方塞がって機能しない、、、
もう、全く見事なくらいに塞がって、ウンともスンとも言わないってくらいの詰まり方だった。

鼻が通らなければ口を通じて呼吸するのは人間の臨機応変さであり、自然の摂理でもある(?)。

もともと喉が荒れやすい体質なのが幸いして(いや、不幸にして)、夜中頃から、喉と胸の境目、ちょうど鎖骨の間の辺りがモシャモシャし始めた。

自分の表現力の無さに、我ながら笑えてくるんだけど、本当に「モシャモシャしている」としか言い様のない感覚で、性質の悪い工場の排気ガスが雲を作って立ち込めているような、そんな感覚。
しかも一触即発で、ちょっと息を吐きすぎて肺に力が掛かると咳が出始める。

母方の祖父も母も生まれつき気管支が弱いらしく、咳をし始まると、その内プッツリと事切れてしまうのではないかと心配になるくらいのひどい咳き込み方をする。
私ももれなくそんな体質を受け継いでいて、風邪を引くときはたいてい喉から繰るし、
喉に来る時は、いきなり扁桃腺がドーンと腫れて高熱が出たり、喉の一番奥(?)肺の手前の、素人にはとても確認できないような、うがいしたって絶対に届かないような部分が痛くなる。

ここのところ日常的に、花粉症がひどくなると、ぜんそくの発作みたいな症状が出たりするから気をつけないとダメだよ、と会う人会う人に言われていたものだから、
私はウツラウツラと夢と現の間を行ったり来たりしながら、
ああ、とうとうおいでなすったかなんて考えていた。

いや、タダ単に口を通して呼吸をしていたせいで喉が荒れただけなんだけど。

土曜日の朝、週末だって言うのに8時前にあまりの息苦しさと胸のモシャモシャ感で眠ることも出来ず、起き出す私。
正確には、睡眠不足と咳のせいで体力を使い果たし、胸の苦しさから眠ることもできずにベッドの上でバタバタと暴れていた。

こちらの気配に耳ざとく気付いて「うぉ、散歩か?まずは朝のマッサージね。その次はボール遊び」と、人の気も知らずにはしゃぎだす空。

隣でさんざん咳き込まれておちおち眠っても入られなかったであろうトラちゃんも一緒になって起き出した。

辛そうだね。

うん、この辺(喉の付け根、鎖骨の間辺り)にね、何ていうか、雲が入ってるみたいでね、しんどいんだわ

こんなにしんどいのに、そのしんどさを外国語で表現しなければならないという不条理。
こういう時こそ、つくづく、外国人に囲まれて生活していることがイヤになる。
あ、外国人は私か(笑)

へ?日本人ってのは妙だね、喉に雲が入るなんて、、、

君には想像力ってモノがないのか?(怒)

と、自身の語彙の少なさを棚に上げて、心の中で突っ込みを入れつつ、咳き込んでいると、アロマランプに薄荷油を数滴たらして灯してくれた。

電気スタンドって便利でイイね~
↓家にあるアロマランプもこんなヤツ


 
そんなもんで楽になったら医者なんぞ要らんわ!

と、まだ心の中で毒づいていたらんだけども、

これがまたビックリ。
すごーくよく効いた。

室内の湿度も補給されて
さらに空気中の薄荷のおかげで、鼻から肺までスーッとして、呼吸が楽になった。

結局、土曜日の朝から月曜日までずーっと点け続けた。

この薄荷油、いつだったか誰かからもらって、何に使えばいいのかも分からず引出しの中で眠っていたのを先週見つけたのだった。
JapanischeMinzeとして、ドイツでも普通に手に入る。

はっか油100%(ハッカ油:薄荷オイル:ハッカオイル)●北海道北見産


いや、ありがたい、ありがたい。

あ、トラちゃんも、ありがとね。


そんな散々な週末+月曜日を過ごしたんだけど、
火曜日になったら、ウソのように花粉症の症状が消えていた。
あれは夢だったの?っていうくらい、見事な去り方だった。

あ、いや、アロマランプだけじゃなくって、
日本からいつだったか持ってきた咳止め薬(使用期限2006年9月)、
はるか昔に日本人の知り合いからもらった甜茶のサプリメント(賞味期限2004年6月)と、
母がいつだったか送ってくれたビタミンB剤(使用期限2005年10月)も
ずっと飲んでたんだけどね。

甜茶って本当に花粉症に効くみたい、うん(笑)
ユーワ 甜茶100% 180粒