12月2回目 『四角の不思議な箱』
アトリエでよく使うケルンブロック、
フレーベルの恩物でもあります。
この箱から出てこい!出てこい!とすると・・・
立方体が出てきます。
どの箱からも同じ立方体。
しかし…分割してみると・・・
あれ? 違う形 !!!
いくつあるんだろう?
並べてみよう。 数えてみよう!
あれ?同じ数のもあれば、数が多いのもあるよ。
分割された積み木の数は違っても、量は同じ!!!
私は、幼い時に、『数』より先に『量』で遊んでほしいと思うのです。
『いっぱい』 『少ない』 『ない』 この遊びを!
量を感じられる子は、数で表しても量でイメージできるからです。
戻すと、また同じ、四角ちゃん=立方体ちゃん!
このケルンブロックの特徴は、
いつも全体から出発し、全体に戻るの出す。
この 『いつも』 が大事!!
『全体と部分』『部分と全体』は、
創造力には欠かせないモノの見つめ方です。
アトリエでは、毎回の活動の中でこの力を、
ゆっくり丁寧に育んでいます。
こういう力は教えられて身につくものではなく、
繰り返しの環境の中でしか育まれていかないのです。
小学生クラスは、色々な形を組み合わせて、
立方体を創ってもらいました。
モザイクも入れると更に難易度が上がるよ・・・
素敵な箱 立方体ちゃん!
積み木には、基尺があります。
積み木には、形があります。
積み木には、秩序=形の法則があります。
形と形を合わせると、この形になる。
形を分割するとこの形になる。
そして、量も感じます。
半分こ1/2 また半分こ1/4 つなげると・・・
こども達は、積み木で遊ぶことで、
形を知り、量を知り、秩序を知り、形の法則を知るのです。
そして、締めくくりは・・・ふしぎな箱づくり!
箱の中を覗いてみると・・・わぁ~素敵!!!
■親子クラスの作品
今回は、不思議な箱のケルンブロックと
ふしぎな箱づくりでした。
こども達は、不思議な箱に変身させると・・・
すごい!!!と、目を輝かせ、
お迎えにみえた、お父さんお母さんに
子:「ねえ みてみて」と
感動を伝え、更に達成感が増し満足したこども達の顔。
『達成感』『感動』ってすごい力!
やったー!!!嬉しい!幸せな気持ちになり、
エネルギー、パワーの源、自信へとつながり
こころの栄養になります。
アトリエでは、
つながりのプログラムと環境を提供しています。












