薬を売らない薬剤師、国際中医師の藤巻祥乃(よしの)です。
ここ最近、気温変動が大きいので
風邪をひいてしまったという
お声を多く耳にします。
暦の上では先週の4/16(土)から
春の土用に入りました。
土用は、季節の変わり目なので
体内の「気」を満たしておかないと
外気温の変動に体がふられて
体調をくずしやすくなります。
以前書いた土用について
加筆して再アップしますので
参考にしてお元気でおすごしください。
土用というと、一番有名なのが
夏の土用の丑の日に気を補う
うなぎを食べることですが、
土用は、夏だけでなく
それぞれの季節にも土用はあります。
それぞれの季節の前にある
18(～19)日間のことをいいます。
ちなみに今年(2016年)の土用は、
立春(2/4)の前 =冬の土用(1/18～2/3)
立夏(5/5)の前 =春の土用(4/16～5/4)
立秋(8/7)の前 =夏の土用(7/19～8/6)
立冬(11/7)の前 =秋の土用(10/20～11/6)
これを見てもわかると思いますが、
土用は、季節の変わり目であり
次の季節へ身体がスムーズに
移行するための準備期間のようなものです。
そのため漢方では、この土用の期間は、
五臓の「脾」の働きを良くしてあげることが
とても大切と考えています。
五臓の「脾」の働きとは、
簡単にいうと主に胃腸の働きのことです。
胃腸を労わってあげることで
食べ物をしっかり消化吸収して
体内の「気」を作り出します。
なぜ胃腸を労わって
「気」を作り出すことが大切か。
それは、「気」がしっかり体内に満ちていれば
季節の変わり目の気温変動があっても
体をしっかり調整してくれるからです。
風邪などのウィルスが
外から侵入するのを防ぐ免疫力は、
体内の「気」の働きの代表格ですが、
それ以外にもこんな働きがあります。
・体内の血液や水分を循環させる。
・体温を一定に保つ。
・内臓が正常に働くようにする。
・体内の血液や水分が必要以上に
外にもれ出ないようにする。
「気」が満ちていれば、外気温に合わせて
体温調節もしてくれてるんですよ！
「気」は目に見えないけど
頑張っていろんなことをしてくれいてます。
そのため、胃腸の働きが弱っていると
体内の「気」が不足して
大きな気候変動についていけなくなります。
・風邪、感染性胃腸炎などの感染症にかかる。
・外気温の変動についていけず、疲れやすくなる。
・むくみがひどくなるなど・・・
女性は、不正出血が起ったり
月経がダラダラ続いたり
水っぽいオリモノが増えたら
五臓の「脾」の働きが
弱っているサインかもしれません。
季節の変わり目や気温の変動が
苦手なのよねという方は、
ぜひ胃腸を労わってあげてください
女性は、毎月くる月経から
体の状態を知ることができます。
季節の変わり目が苦手という方も
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いつも最後までお読みくださいましてありがとうござます
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【場所】 西荻窪 ていねいに、
【日時】 5月18日(水) 13：30～15：30
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