和歌山橋本市 かつらぎ町のおかもと音楽教室です。
4年ぶりのジュネーブ ダルクローズ音楽院の国際大会②
ダルクローズは、スイス🇨🇭の音楽教育家です。
リトミックとして日本では幼児教育の分野で広まっていますが、正しくは広まっていないのが現状。
私もまだまだ勉強中です。
動きを通じて音楽のすべての概念を教えるというメソードに魅せられて、ずっと勉強しており
小さな子どもにも、大人の方にも、自分自身にも、このメソードを用いています♪
カナダのルイーズ先生。
常に音楽に包まれて、すばらしい授業の運び方で私達受講者がその世界に引き込まれました。
各国の生徒たち(といっても大勢はプロと僅かに学生)の目がキラキラしはじめ、皆が音楽する喜びに満ちている様子。
音楽の授業はこうあるべき!
まさにそういうクラスでした。
音楽を教えるのにそう多くの言葉や説明はいらないのだ、ということを学ばされます。
表現豊かな他の生徒さんたちからも多くの刺激をもらいました。
即興演奏のクラス。
毎日、お昼休憩の前に即興演奏の授業があります。
それぞれの動きに対してどのように演奏すれば動きやすいのか、レッスンで適切で音楽的かつ心地の良い即興を実践出来るように指導してくださった前半3日間の先生。
このロンバード先生は大会期間中、出会うたび優しく話しかけてくださいました。
後半は25歳で国際ディプロマを取得したという(日本では最上級のディプロマ講師は5名)天才アーサー先生。
フランス語、英語、ブラジル、言語もお得意で、日本語も少し喋れます。お人柄も最高。
授業のはじめ、1人ずつ加わりながら2台のピアノを使ってみんなで即興しようということになりました。
ピアノを弾く人、突然ピアノの蓋を開けて、弦をはじく人、ピアノの側板を叩く人、しまいにはホワイトボードを叩く人、それぞれのアイデアが面白くて最高のつかみでした。
今まで経験したことのない即興演奏のアイデア。
クラスメイトはポーランド人、ベルギー人、台湾出身のカナダ人、テキサス在住の日本人と賑やかで毎日仕事や家族、恋人の話まで 笑
SNSも交換し、4年後の再開を約束しました♡

休憩時間や授業の終わりに色々とイベントを催してくれるのですが、その中の1つにインプロビゼーションナイト、という夜のイベントがありました。
ジュネーブの観光ポイントを歩いてまわりながら、英語チームとフランス語チームに別れて行動しつつも、お互いに即興するというものでした、
最後は、ジュネーブのサンピエール大聖堂貸し切りで即興。
観光でしか訪れられないと思っていた大聖堂で、ダルクローズと音楽、という絆で結ばれたメンバーと、教会の響きを味わえるとは思いもよらず、感激でした。
世界一長いベンチ
みんなで固まって、楽譜を見ながら歌いだしたり、ベンチの上を歩いたり、屋外レストランで食事をしている人たちの前で即興的に動いたり、たぶん変な人たちだったと思う^^;
日本ではマナー違反でしょうけれど、誰もとがめる人もおらず、なんの集まりなの?の皆さん不思議そうに聞いてきました。
歩いて歩いて、気がつけば夜22時前。
それでもまだ日が暮れないヨーロッパ。
授業が終わると、それぞれの先生が何を目的としていたか、そのためにどういう手順でレッスンを組み立てたのか、生徒は何を得ることができたのかを、思い出しながらメモを取りました。
↓ダルクローズのお墓参りにも。お花を供えてきました。
最終日、講堂で。
ファイナルセレモニー。
最後まで音楽で即興、お見送りをしてくれました。
ここにまた来られたこと、学生のようにはいかないけれど、この歳でもまだまだ精進したいと思えたこと、そして何より、まわりの協力に心から感謝したいと思います。
番外編に続きます。トランジット先のミュンヘンに立ち寄ったので、ちょっとだけ豪華なドイツ編。
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