ビスクドールのグラスアイを描く裏技あれこれ | 大阪 泉州発!水彩画 工作を楽しむ方法

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泉佐野市で透明水彩画教室 児童美術教室開講。

夏の帽子      F6

 

ジュモーのビスクドールです。

めちゃくちゃ美人さんです。

眼力命。

 

わたしの席は、いつも教室の後ろで

細部は見えません。

 

こんな感じですね。

見たまま描いてもいいのだけど、

時間があったので、描きこんでみました。

 

目玉はほとんど真っ黒に見えますが、

ただの平面ではなく、

黒目部分が浮き出たグラスアイだから、

奥行があって、それゆえの眼力です。

 

アップで写真に撮るとはっきりしてきます。

 

さらにレベル補正で加工すると、虹彩の明暗が

わかりやすくなります。

 

下書きは目の位置を決めるだけといった感じです。

太眉を描くと雰囲気が出る感じがするので、

それは描きます。

絵具を塗る前には、目や唇などの線は、

練消しゴムでたたいて薄くしておきましょう。

 

肌の透明感もビスクの命なので、

最初に影の部分に青みを塗っておきます。

そのついでに同色で、帽子や服の影も。

同じ色が全体に散らばっていると、統一感がでます。

この青みは、最終的には、

青い服以外では青でなくなりますが、

最後まで生きています。

 

ある程度色を乗せたら、

描きたいところから攻めていきます。

今回は目玉ですね。


ハイライト(目玉の中で光っている部分)は

塗り残したいので、

塗り残す部分は多めに残しながら

徐々にせばめていきます。

 

画竜点睛とはその通りで、

人形や人の眼の最も暗い部分は

ふつうは最後に描きます。

なのでこんなふうに、

黒目を先に描くなんて

マネしてはいけません(笑)。

 

ここまで来たら、他の部分も

描きこんでいけるでしょう。

全体の明暗のバランスは、

撮影して、白黒加工にするとわかりやすいです。

袖の中や腕の下が、

顔周辺にある影と同じくらい

暗いことがわかりますよね。

 

今回のモチーフのように、

つい、細部に目が行きがちな

(レースやフリルなど)モチーフでは

全体を見落としがちだから、

写真に撮って、色を消すのは

ぜひおすすめします。

 

人間を描く機会がなかなかない場合、

人形を描くのは、

人物を描く練習にもなります。

こんどはりかちゃん人形でも描いてみようかな。

 

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