朝倉かすみ 著

大人の恋愛物語
それも悲恋
じわーっとこみ上げてくるものが

平場(庶民レベル)に生きる50歳の二人
中学の同級生
ふと再会
お互い、人生色々あって
離婚やら介護やら云々
一年足らずのお付き合い
年相応の緩やかなスピードで
まったりと肩肘張らない
女性はがん闘病の末、、

二人の恋愛はかなり地味
つましく暮らす女性は、"太い"
芯が、幹が、太い
浮ついた感じが微塵もない
一人で生きていきたいと

プロポーズされても
「それ言っちゃいかんやつ」って

もっと甘えても良かったんじゃないかと思った
彼になら、弱さを見せても大丈夫なんじゃなかったかな
自己肯定感が低すぎるよ
自信を持って欲しかった


人工肛門の不自由さを知った
さらりと、大したことなげに、むしろ笑いにするような描き方でも、十分辛さが伝わった





あー、やっと本が読めた
図書館が部分的に再開し、
予約本のみ貸し出しOKとなった
休館中、私の順番が来ていた本を受け取れた