韓国映画
カンヌ映画祭パルムドール受賞作
評判通り、実に面白かった
小さな劇場での公開だったが、かなりの客の入りで驚いた
ストーリーは、感心するレベルで、良くできていた
半地下に住む極貧の家族が、坂の上の豪邸に住むセレブ一家に、入り込んでしまう
泥棒というわけではない
ちゃんと、奥さまや旦那様のお眼鏡にかなって、職を得て、堂々と豪邸に入り込む
家庭教師、ハウスキーパー、お抱え運転手として
若くて美しい奥様は単純で、すぐ人を信用する
詐欺のターゲットとしては、与しやすい
計画通り、詐欺は進んで行くが、、、
その様は、なんとも小気味よく、客席からは、笑いも起きていた
ところが、終盤、映画のテイストが変わる
かなりシリアスに変貌
格差社会の悲哀を強烈に描き出す
その上、おぞましい程のスプラッター
湿り気と匂いが狂気へと
それなりのメッセージを表現した映画だった