三浦しおん 著

シンプルなストーリー
洋食屋の見習いの男性が、研究に没頭する女子学生に恋する話
ただ、この女子学生は、かなり変わり者
全く色恋に興味がない
結局、彼は、彼女に、2度告白するものの、2度ともフラれる

彼女は、理学部生物科学の研究室で、日々、シロイヌナズナを観察している
人間には関心がなく、ただただ植物に傾注している


この物語、T大学の生物科学の研究室が舞台
したがって、専門的な研究、実験、観察のやりとり、会話、説明が多く、文系人間には取っつきにくい
イモやサボテンなど、植物への偏愛をかたるキャラクターばかり
私には少々食傷気味

全体的には、穏やかで、起伏がなくて、、、
ズバリ、つまらなかったなぁ
でも、研究室の松田先生と友人奥野とのエピソードだけは泣けた

ちなみに、愛なき世界とは、植物の世界のこと
研究室の人間側は、有り余る愛情を持って、植物を研究しているのだが