Precious Age, Precious Time -3ページ目

Precious Age, Precious Time

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先週末は、地元横浜で開かれたカメラと写真の祭典、「CP+」に土日2日間とも出陣してました。

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写真だ、カメラだ、と一口に言ってもジャンルは多岐にわたるので、
日ごろ私が接することが決してない方々もここにはいるわけです。

このイベントは去年に続いて、2回目でしたけど、AKBみたいな
コンパニオンの周りをカメラが取り巻いてパシャパシャ撮ってる
方々の心情は、どーしてもわかりません。あれは男そのものですね。
ちなみに、イケメンがポーズをとってくれるってことはありません。

なので、私は自分の興味を追いながら会場を徘徊しました。が、

今年はオリンピックイヤー。ということで、上級機種のビッグリリースが
CP+に照準を合わせて発表されたためでしょうか? とにかく混んでる!
一緒に行った友達は、会場に足を踏み込んだ途端、「帰りたい・・・」と。

ただ、マニアックなイメージが強いカメラのイベントがパシフィコ横浜
展示フロア丸々ぶち抜きの規模で開かれ、今年は去年の何割増しもの
来場者を記録した、という事実は悪いニュースではないですね。


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今年の目玉の一つ、Fuji Filmのミラーレス一眼カメラ、x-Pro1。
実機トライのために90分待ち。スルー・・・



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まさしくこのイベントに照準を合わせてリリースされたニコンのフルサイズ機、D800。
これも実機拝むのに90分待ち。スルー・・・

前者は大体20万。後者はボディだけで30万。待つ必要ないです・・・
で、これらは決してプロ向きではないってとこがポイントで、
すでに売れ出しているというから驚き。日本の景気の実態って???

とまあ、機材の展示を見る限りは、カメラと付き合うってお金かかるわ~
で終わってしまいそうになるのですが、このイベントではプロの講演を
ただで聞くことができる、という魅力もあります。去年は織作峰子さんの
講演を聞きましたが、今年はハービー山口さんのお話を聞いてきました。

ミュージシャンのCDジャケット写真などを多く手掛けながら、市井の人たちの
優しい表情を追い続けている写真家の作品と話に触れる貴重な機会を得て、
音楽とか、文学とか、写真とか、残すことができるものの意味、価値、素敵さを
少しはわかってきたような・・・ 写真見て泣きそうになったのは初めてでした。

イベント会場にこもってる時間があるなら自分も撮りに行けよ~って
ちょっと思ったりもしたけど、この講演聞けたから悔いはないっ。


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帰りにちょっとだけ写真撮りに行きました。







あまりにも寒い日が続いて、さすがに写真を撮りに行く気もしばらく失せていたのですけど、
久しぶりに気温が上がって、すっきり晴れ上がった週末、鎌倉の江ノ電沿いを散歩してきました。
単線電車の江ノ電沿いには、安全もへったくれもない、楽しい景色が今もいっぱいあります。

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鎌倉の隣の和田塚駅のすぐ近くにある甘味処、「無心庵」
アクセスが凄い。踏切も何もない線路を渡っていかねばならぬ。


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店の中に入れば、門の外にすぐ線路。飛び出し注意!


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長谷駅近くにある御霊神社。
参道の石段を登って、踏切を越えて、そして鳥居。


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お参りを終えて振り向いたら、江ノ電が鳥居の向こうを通過。


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さらに一駅分歩くと、極楽寺駅に到着。

この駅はとても素朴な駅舎があって、以前からとても大好きなのですが、
今ホットなところでして、フジ系の木10のドラマのロケ地になってます。
ドラマのエンドロールで流れるモノクロスチール写真がとても素敵で、
ドラマ以上に大好きです。

んなこともあって、ちょっとスチールっぽくセピアな感じにしました。

冬の鎌倉、花も紅葉もなくて、観光地としては完璧オフシーズンですけど、
いくらか観光客が少ない時期、こんな風に沿線の生活感ある景色を
楽しみながらお散歩するにはいい季節と言えるのかもしれません。
私世代の女性の方は、キョンキョン気分の切ないモードも体感できます(笑

まあ今回は散歩と言いながら、レンズ3本、三脚担いでの重装備でしたけど!


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極楽寺からさらに一駅歩けば、稲村ケ崎の海に到着~。

この後、海の向こうに沈む夕日、富士山のシルエットに
うっとりと酔いしれました。それも冬の景色です。
その時の写真はこちらでどうぞ => 


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そうそう、「無心庵」のお汁粉。上品で美味でした。これはカラーで。




ずいぶんご無沙汰してしまいました。
その間、なにやら大阪では絢爛豪華な晩餐会が催されていたようで、皆様方の記事を読ませていただいて、
よだれたらたら、、、いやいや、みなさまそれぞれの表現の個性を感じつつ、楽しませていただきました。


で、その同じ日、私は都内某所でシャンボール・ミュジニーまみれになっておりました。

まみれって、、、 まみれです。
シャンボール・ミュジニーばっか出てくるテイスティング会、という化け物のような会でした。
そもそも、ワタクシの師匠の催す月1回のワイン会、何が出てくるかは当日のお楽しみ、という
会でして、内容を明かさず(おそらく決まってない・・・)に参加者を集めるという無茶なことを
なさいます。それでも参加者が集まるのが凄いとこですが、師匠を信じて覚悟を決めた皆々は、
「もしかしたらミュスカデ飲み比べか?」、「コノスルを極めようという趣旨か?」などと不安を
禁じえないまま、おそるおそると毎回会場に足を運ぶことになります。

そんなミステリーツアーのようなワイン会の今季最終回で、「これでどうよ!?嬉しいだろ~!?」
と言わんばかりの、太っ腹なラインナップをそろえ、花火をどかんと打ち上げてくださったわけです。

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何と言いましょうか、、、 上質なワインとは表現なんだということをしみじみ感じ入った会でした。
同じ村で作られたワインたち。ヴィンテージも畑も少しずつ違うので水平テイスティングにも垂直にも
なりませんが、生産者がそれぞれにワインにどういう表情を出させようとしたかを垣間見ることができた
ようでした。

無理やり写真とリンクさせますが、今は技術が進んでいるので、いいカメラを持てばそれなりにきれいな
写真が撮れてしまいます。そこで撮影者が他と差をつけるには、表現力を出すということになります。
同じように、ブルゴーニュのシャンボール・ミュジニィ村の生産者たちも、技術のその上で、自分たちの
個性を出すために表現することをしようとしたのではないか? シャンボール・ミュジニーは、女性的で
繊細な貴婦人のワインと言われますが、それすらも、シャンボール・ミュジニーで作るとそうなってしまう
のではなく、そのブランドの表現としてそう作られているのかも、、、 

写真もワインも、作者の表現が人の心を打つ、、、そしてワインは長い時間をかけて表現していく、 
勝手にとても納得してしまいました。


そして、最後に出てきたヴォギュエのシャンボール・ミュジニー1er Cru 2003。

同じ村で作られたものとは思えないぐらいの、厚さと深さがありました。「まだまだ、まだまだ」
そんな声が聞こえてきました。ヴォギュエのシャンボール・ミュジニーの真実に触れられるには
どんだけ待ったらいいのか? 果たして完成したときにはどんな表情を見せてくれるのか?
それを見られることがあるんでしょうか? まあ無理ですね。時間と忍耐、そしておカネがないと
その真実には迫れない・・・ 。

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例年、年末に平塚の「nonona」さんで開かれていた狂乱のワイン会が、
今回は松が明けようとする正月7日に開かれまして、
新年にふさわしく華やいだ、酒池肉林の宴となりました。


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白さんチーム


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赤さんチーム

9人で12本。やっぱり人数越え。
そのうち半数以上が20世紀もの、というのがもうおかしい。

ブルゴーニュがいちばん多く集ったのはいつものことですが、
今回はカリフォルニアのピノやイタリアものもかなりの存在感を
出してきて、これまでになく奥行き深~いラインナップとなり、
何かが突出するというより、全体的にいい具合に力が分散され、
抑揚のある流れを作り出していたように思います。老いも若きも、
それぞれに「今の魅力」をいいコンディションで見せてくれたのが大きい。
中には、「おせんべみたいな香り」を放つワインと言う余興もあったけど・・・


そして、これら素敵なワインたちが鼻高々と主役を務めたわけじゃない。

「nonona」店主、いそべさんのお料理あってのこの会です。

どのお料理も秀逸であったことは言うまでもなく、
どういう訳なんだか、ワインの流れを知っていたかのような
マリアージュの展開には参加者一同、舌を巻いたものです。



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ホッとほっこり、お野菜の炊き合わせ、
サクッサクの衣が美味しい音を立てるカキフライ♪
香ばしい芳香で幸せふりまいたブリの炙り、
磯の香りに包まれたコブと鯛のお椀、
トウモロコシのように香り高い若竹とトロトロの牛タン、
今や「nonona」の代名詞、あま~いニンジン焼き、
お野菜の旨みがつまったスープ、

和食に合わせて、世界各国の美味しいワインをいただく。
国を超えて味が融和するって、これはすごい国際交流です。

そして1月7日の宴の締めと言えばこれ。


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みんなの今年の無病息災に願いが込められた一品でした。

今年、みんなが健康で1年過ごせますように!


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そして、今年もワインの神様がみんなと共にありますように♪



~*:~:*~*:~:*~*:~:*~  Liste de Vin  ~*:~:*~*:~:*~*:~:*~

Daniel Savart, Brut Reserve, Champagne
Egly-Ouriet, Brut Grand Cru Millesime 1999, Champagne
La Grande Colline SP, Vin de Table France
Domaine Leflaive, Bourgogne, 1996
Albert Grivault, Meursault 1er Cru, Clos des Perrieres, 1998
Domaine Vincent Girardin, Saintenay 1er Cru, La Maladiere, 1996
Domaine de l'Arlot, Nuits Saint Georges 1er Cru, 1999
Domaine de l'Arlot, Nuits Saint Georges 1er Cru, Clos de L'arlot, 2005
Domaine Hubert Lignier, Clos de la Roche Grand Cru, 1999
Domaine Joseph Roty, Mazy-chambertin Grand Cru, 1988
CALERA, Jensen Vineyard, 2001
Kurni, Marche, 2008









Wakoさんの年末が客船で終わるなら、お正月はヒコーキから始まる。
昨年は大晦日に熱でダウンしてしまったため、2年ぶりの"恒例"、「羽田詣で」となりました。

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新たにコースに加わった国際線ターミナル。
天井が高く、明るい国際線の出発ロビーには、
国内線より濃い、旅の空気が漂っているようです。

ここの床の照りが好きです。


そして、、、いつもの国内線ターミナル。


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夕焼け見たさに第1ターミナルに行ってみたら、
やはり着陸側。。。 テイクオフは見られません。
でも風の強かったこの日の夕日はことさら美し~い。


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いつのまにか展望デッキを改装してたんですね。
金網が横線だけになって、写真が撮りやすくなりました。ラッキー♪
おっ、ポケモンジェットが到着したみたい。


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2011年が2012年になったところで、昨日が今日になっただけ。
去年のあれこれがリセットされて、全てが新しく始まるわけもない。
でも、人は新しい年の始めに新しい何かを願おうとするんですね。

乱気流につっこんだり、急降下したり、針路を見失うこともあるかもしれない。
でも、新しい年は出発してしまったし、下りることはできない。
私が願うことは1つです。色んな願いや祈りは、この一言に集約されそうです。

Have a nice flight.



というわけで、今年もどうぞよろしくお願いいたします。