写真だ、カメラだ、と一口に言ってもジャンルは多岐にわたるので、
日ごろ私が接することが決してない方々もここにはいるわけです。
このイベントは去年に続いて、2回目でしたけど、AKBみたいな
コンパニオンの周りをカメラが取り巻いてパシャパシャ撮ってる
方々の心情は、どーしてもわかりません。あれは男そのものですね。
ちなみに、イケメンがポーズをとってくれるってことはありません。
なので、私は自分の興味を追いながら会場を徘徊しました。が、
今年はオリンピックイヤー。ということで、上級機種のビッグリリースが
CP+に照準を合わせて発表されたためでしょうか? とにかく混んでる!
一緒に行った友達は、会場に足を踏み込んだ途端、「帰りたい・・・」と。
ただ、マニアックなイメージが強いカメラのイベントがパシフィコ横浜
展示フロア丸々ぶち抜きの規模で開かれ、今年は去年の何割増しもの
来場者を記録した、という事実は悪いニュースではないですね。
まさしくこのイベントに照準を合わせてリリースされたニコンのフルサイズ機、D800。
これも実機拝むのに90分待ち。スルー・・・
前者は大体20万。後者はボディだけで30万。待つ必要ないです・・・
で、これらは決してプロ向きではないってとこがポイントで、
すでに売れ出しているというから驚き。日本の景気の実態って???
とまあ、機材の展示を見る限りは、カメラと付き合うってお金かかるわ~
で終わってしまいそうになるのですが、このイベントではプロの講演を
ただで聞くことができる、という魅力もあります。去年は織作峰子さんの
講演を聞きましたが、今年はハービー山口さんのお話を聞いてきました。
ミュージシャンのCDジャケット写真などを多く手掛けながら、市井の人たちの
優しい表情を追い続けている写真家の作品と話に触れる貴重な機会を得て、
音楽とか、文学とか、写真とか、残すことができるものの意味、価値、素敵さを
少しはわかってきたような・・・ 写真見て泣きそうになったのは初めてでした。
イベント会場にこもってる時間があるなら自分も撮りに行けよ~って
ちょっと思ったりもしたけど、この講演聞けたから悔いはないっ。