カウンセリングルーム 

こころのひかり

 

臨床心理士・公認心理師

心野 わこ

(こころの わこ)

 

 

このブログに出会っていただき、ありがとうございます

 

今回のテーマは、

「書くこと」の秘密の効用についてです

 

以前の記事では、

インスタとブログについて、

どんな人がそれぞれに向いているのか、

私の主観を元に考察しました

 

関連ログ→2年間インスタを放置した心理士が考察、あなたはブログorインスタ向き?

 

 

 

私に例えると

 

インスタではなく、

ブログの方が自分の強みを

出せるのだと気づき

 

こうしてブログの

世界に入ってきました

 

 

一見インスタとブログは

似ていないと思われがちですが、

実は共通点も

たくさんあるんですウインク

 

どんなことが共通点か、

少し想像してみて下さい!

 

 

実はインスタもブログも

「書く」という

作業をすること

 

これが共通点なんです

(当たり前でしょとのツッコミが聞こえてきそうですが💦)

 

 

このようにこの記事では、

書くことにフォーカスする中で

特に、

 

書くことには
どんな心理的な
意味があるのか鉛筆

臨床心理士目線から、解説する内容になっています

 

 

この記事の目的は

 

二重丸 書くことの魅力や新たな発見を伝え、

どんな心理的な効果があるのを

知っもらうこと

 

 

 

二重丸 そして書くことをぜひあなた自身を癒す

ツールの1つに、

加えてもらえると嬉しいです

 

では早速、始めていきますね

 

 

 

「書くこと」と聞いて、あなたはどんなことを想像しますか?

 

例えば

    

 国語の授業であった作文

 忘れないように書き留めるメモ

 夏休みの宿題の日記

 手帳に予定を記入する

 絵を描く

 漫画を描く

などなど・・・

 

多くの人が、

毎日なんらかの形で

書く(描く)

作業をしていますよね

 

 

昔は書くといえば、

紙と鉛筆でしたが、

今ではスマホのメモ機能などを、

活用する方も

多いのではないでしょうか

 

また手書きの手帳派、

スマホのスケジュール派に、

それぞれ分かれたりもしますよね

 

そういう私も

今この記事を

パソコンを使って

書いております

 

 

今回は紙とパソコンの

どちらがいいのか論争には触れませんがゲッソリ

いずれにしても「書くこと」は

日常ではなくてはならない

行為ではないでしょうか

 

 

そんな「書くこと」についてですが、

実は多くの心理的な意味があるとされているので、

紹介したいと思います

 

 

 

心理的な効果

 

カタルシス効果気づき

 

英語で”浄化”という意味になります。

主にネガティヴな感情を表に出すこと(自己表現)で、

嫌な気持ちが軽減したり解放されたりする効果とされています

        

 

    

           ネガティヴな感情例

 

「不安だなぁ」

「イライラする」

 「不満」

 「妬み」 など

 

 

 

 

具体的な方法として

 

自分の気持ちを書く気づき

 

例えば、自分の思うがままに書きたいことを書いていく

今の感情に焦点を当てて、そのことについて書いてみるなど

 

 

日記を書く気づき

 

今日一日の出来事について、自分自身の感じたこと、

それにより気づいたことなどを振り返りながら書いていく

 

 

専門的な心理療法

 

心理療法の中で「書く(描く)こと」を

取り入れている方法を、

いくつか紹介します

 

二重丸 描画療法:指定されたテーマ、自由画など

 

二重丸 ロールレタリング:自分や相手に向けて手紙を書く

 

二重丸 アンガーマネージメント:怒りの高さや気持ちを書く

 

二重丸 認知行動療法:自分の行動の振り返りを書く

   

(それぞれの療法の「書くこと」のごく一部のみ紹介しています)

 

などなど

各療法についての

説明は省略しますが

 

このように描画や文章など、

様々な手法を取り入れた

療法があります

 

 

書くことによる「自己表現」や「自己理解」とは

自分の思いを書いたり、

描いたりすることで、

自分自身の思いに気づく、理解していく

 

これがそれぞれ、「自己表現」と「自己理解」と考えられています

 

例えばこんな経験ありませんか?

日記を書いている場面で、

 

あっ私って、

こんなふうに考えていたんだ気づき

 

そういえば、

今日はこんな嬉しいこともあったなぁ気づき

 

   などなど

 

このように日記を書くことで、

自分自身に向きあい、

自分自身の気持ちや

想いに気づいていく

 

まさにこれが「自己理解」なんです

 

 

心理療法の中の、

描画などは、

まさに自分を表現するための、

 

ロールレタリングなどは、

自分を理解するために

それぞれ有効なツールと

考えられています

 

日記も心理療法も

手段は違いますが、

 

これらの共通点は、

「自己表現」

「自己理解」なのです

 

 

 

書くことが実は「セルフケア」につながる

 

自分の気持ちを書く、日記を書く、

そして書く(描く)に

関係する心理療法を受けることで、

自己表現や自己理解が促されます

 

 

その結果、

「嫌だと思っていたけど、まぁいっか」

「なんかとりあえずスッキリした」など

 

このようにネガティヴな

感情が軽減し、

気持ちが整えられていくこと

 

まさにこれが

自分自身を癒すこと、

「セルフケア」です

 

 

 

 

日記なども、

日々の出来事や感情を通して、

自分自身を癒し、

理解するための

セルフケアのツールなのです

 

 

 

 

「セルフケア」の効果とは

 

こうしてセルフケアができると、

例えば、

 

 

・ストレスを溜めすぎないでいられる気づき

 

・自分の感情を自分でコントロールできる力が身に付く気づき

 

・自分の気持ちや思いに気づくことができる気づき

 

など

 

自分自身の

心のバランスを

自分で整えることができ、

 

その結果、

心の健康度を

自分で高めることができる

可能性が高くなるのです

 

 

 

 

今回は「書くこと」の効果に焦点をあて、

それぞれどんな方法が

あるのかなどを紹介しました 

     

書くことで、あなたもきっと、

自分の内側と向き合い、

新たな発見を得られるでしょう

 

そしてセルフケアができることで、

自分自身の心の健康を高め、

気持ち穏やかに暮らすことが、

できるかもしれませんねニコニコ

 

 

さて、

ここまで

 

「書くこと」の心理的な効果に

ついてお話ししてきましたが、

実はまだまだ奥が深いんです!

 

次回の記事では、

 

でもやっぱり書くことのハードルって高い…と考えるあなたへ、

書くことの意外な効用や、

気軽に始めるための

ちょっとしたコツをお伝えします。

 

実は、誰にでもできるシンプルな

方法があるんですよ

 

 

 

続きは、また次回にお話ししますね。

どうぞお楽しみに!

 

 

 

 

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心野 わこでした