早大合格への道10 | 富良多慶喜の部屋

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昭和を振り返り、生涯で忘れられない受験生活。
苦い経験を1月から語っております。
それでは続きです。

結局、早稲田大学商学部以外は全部合格。
日々、入れる大学が変わっていきます。
東洋と明治は郵便で結果を知らされるので、発表を見に出かける必要はありません。
良い結果が出て、どんどん行きたい大学に変わっていくのはうれしいものです。

そして3月8日、早稲田大学教育学部の合格発表を見にいくと、ナント合格しているではありませんか。
試験直後に道で早稲田ゼミナールから入手した模範解答を見て、正直どうかなと思っていましたから、合格を確認してうれしいやらホッとするやらです。
貼り出された番号を見て、落ちた者は左へ、うかった者は右へ行き書類をもらいます。
これで都立大の結果を待つのみとなりました。使い古した参考書を処分しながらのんびりと過ごしました。

3月19日。
昨年苦杯をなめさせられ、絶望のどん底に突き落とされた都立大にまたやってきました。
結果は合格。
一年間の苦労が報われました。
封筒に「合格おめでとうございます」と書かれた憧れの合格書類をもらい、1年前とはまったく逆の心境で帰宅、まさにウイニングランです。

さて、皆さんなら早稲田大学教育学部と東京都立大学経済学部、どちらに行きますか。
都立大学は都民なので学費が安く、信用ある公立ですが、なにせ家から100分かかるし校舎が古い。少人数なのでサボれません。
早稲田大学は私立で学費の工面が大変ですが、ネームバリューは抜群です。全国からいろいろな奴らがやってきます。花の学園生活が送れそうです。

さんざん迷って考えた挙句、早稲田を選択しました。
当初は早稲田に合格するわけがないと思っていたので、まさかこういう事態になるとは夢にも思いませんでした。まさにうれしい悲鳴を上げながら苦慮しました。
昨年、行きたいのに落とされた都立大ですが、今年は泣く泣く蹴ってしまいました。

その後は入学手続き、納金、4月1日に記念会堂で入学式。科目登録を経て、4月17日(金)に初授業となりました。
一般教育の科目がたくさんあり、1年間はまじめにすべて出席、優をいただきました。大学の教科書が高いのにびっくりしたのを今もよく覚えています。

あれから39年。
人生を歩んできて、早稲田を選択したのは間違っていなかったと思います。
ただ、大学生活4年間の過ごし方を間違えました。
あの時、こうしていれば、ということは山ほどあります。

以上でお話は終わります。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。
受験生に少しでも参考になれば幸いです。


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