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【早読み!週刊誌】音楽業界の「春一番」騒動(5月7日~13日)。。。

川口市議会議員の若谷正巳です。


~時事通信~


【早読み!週刊誌】音楽業界の「春一番」騒動(5月7日~13日)

 関越自動車道で7人が死亡した高速バス事故。「週刊文春」がバス運行会社「陸援隊」の社長について報じている。この社長が過去に2度、無許可運行(白バス営業)で逮捕されていたことや、一時期、右翼団体の代表を務めてことなどが暴かれている。しかし、目を引くのは、事故を起こした運転手と社長の関係である。運転手は陸援隊で日雇いで働き、酷使されていた印象だが、実際はバス4台を所有し、時々、陸援隊から名義を借りて自分でバスツアーを行っていた。記事が言うように、陸援隊と運転手は「持ちつ持たれつ」の関係なのだ。このなれ合いの構図が、事故の遠因である可能性は高いだろう。それにしても、逮捕歴のある問題企業が人命にかかわる仕事をする。規制緩和でバスツアー事業への参入が容易になった弊害は大きいと言わざるを得ない。

 

 体操界史上初という3兄弟そろっての五輪代表決定。長男・田中和仁氏(26)、長女・理恵氏(24)、次男・佑典氏(22)の3人を育てた父・章二氏(62)が、「週刊新潮」で子育ての秘訣(ひけつ)を明かしている。「自分が好きだから続けるんだということを常に意識させる」「けがや熱でもやらせる『巨人の星』みたいな熱血根性はいらない」…。元体操選手である父親の言葉は一つ一つに説得力がある。中でも感心したのが「洞察力訓練」だ。例えば、お金で動く乗り物があって、子供がそれに乗る。お金を入れないと動かないわけだが、章二氏は子供がそれに気づくまで黙って見ているという。そして気づいたら、褒めてやる。「自分で観察させ、考えさせる」こと。これが体操上達のカギだそうだ。この教育方針、一般の子育てや新入社員の育成にも使えるのではないか。

 

 この6月から日本では牛の生レバー販売が全面禁止になる。昨年のユッケ食中毒事件を受けての措置だが、「週刊ポスト」は、これは「とばっちり」で、「厚生労働省のバカ規制」と激怒している。同誌は「1998年以降、牛レバーによる食中毒の死亡例はない」と指摘。また厚労省の依頼で牛レバーの安全性を調査した東京大学から、「さらに検証を続けていれば、O157汚染は未然に防げるという結果が得られた可能性は高い」という証言を引き出している。豚、鳥、馬のレバーには規制がなく、牛だけやり玉に挙げられるのは、どう考えても納得できない。

 

 「サンデー毎日」は「『春一番』がカラオケから消える!?」の記事。キャンディーズの名曲「春一番」を作詞・作曲した穂口雄右氏が先月、日本音楽著作権協会(JASRAC)に委託していた同曲など2曲の著作権管理を取り下げたという。つまり、著作権管理を自分ですることにしたのだ。穂口氏は、テレビ局が特定の曲を優先的に放送してヒット曲を作り出したり、CDに「握手権」や「投票権」を付けて売る音楽業界の風潮を憂慮。こうしたことを改革するために、今回の行動に出たという。放送局の子会社である音楽出版社が著作権を大量に持ち、放送局には子会社を通じて音楽使用料が戻るシステムになっていたとは知らなかった。「春一番」は強い風である。音楽業界のよどみを吹き飛ばしてくれることを期待しよう。(花崎真也)