マイナンバーカードを扱う機構（地方公共団体情報システム機構）に
おけるシステム障害が原因で、マイナンバーカードの発行が大幅に
遅れているとのこと。
この３月までに、予定数のたった２割弱しか交付できないようです。
マインバーは、国民の方から、その制度が必要ということでその導入を
願ったわけでは決してなく、国の方で、マイナンバーの導入によって
公平かつ事務処理の効率化・迅速化を図る社会を目指すとの指針を掲げ、
いわば、国民の十分な理解が得られないまま、法律が先行してその導入に
至ったというものです。
このパターンは、私がよく言っています、
法は世につれ、世は法につれ
のまさしく「世は法につれ」に当たります。
このパターンの場合、法律の制定に当たり、国が、説明責任を十分果たし、国民の
理解を深める努力が求められるうえ、制度の導入においてシステム不備等の失敗が
許されないところです。
確かな準備のもとで当然にスムーズな実施を図らなければならないはずのものです。
それにもかかわらず、システム障害！
「ごめんなさい、システム障害のため、交付が遅れます」
では済まされない。
この春の引っ越しの際に、利便性を実感しようと
期待していた人への裏切りでもあります。
何やっている、機構！！