札幌の褒め言葉コーチです。
今回は採用に関する話を書きます。
人を採用するのであれば、少しでも優秀な社員を迎えたいですよね。
とはいえ、履歴書やエントリーシートと、一度の面接で人を見極める事は難しいことです。
現在、褒め言葉コーチとして活動中の私も、以前は会社で人事を担当しておりました。
採用面接や新人社員研修などに10年以上携わり、その中で数百人程度の面接をさせて頂きました。
当時は社員10人前後の小さな会社で、人の入れ替わりの多い職場でした。
主に営業担当の社員を新卒又は中途で募集することが多く、毎回募集する都度、数十枚の履歴書が届いて、それをチェックするところからスタートでした。
学歴や資格の有無、扶養者がいるか否か、また会社からの通勤距離などを一通り確認しながら、資格や経歴などで何か1つでも光るもの、気になるものがあれば、面接試験に残していました。
余談ですが、高学歴の方ほど、履歴書の字はキレイでない方が多かったです。
サササッと書いてしまう感じ。
私の妻の職場では、履歴書を青いボールペンで書いてきた猛者もいたとか(笑)
その方もやっぱり有名私大卒だったそうで・・・採用されたようですよ。
さてそんな書類選考で残った方々に、面接試験を行うわけですが、基本は履歴書に書かれている経歴に沿って、質問するという流れでした。
学生時代から社会人となり、転職をいくつか繰り返す中で現在に至るまで、その経緯を聞かせて頂いておりました。人生に沿って行く感じです。
後は相手が話したそうなアピールポイント、逆にこちらが予め伺いたい質問を、交互に織り交ぜていきます。これは内容は殆どどうでも良くて(笑)、相手の話し方をチェックしていました。
こちらが聞く質問の中では、あえて言いにくい事でも言える度胸があるか、そんなことを伺っておりました。
というのも、お客様が自分より年上の社長さんばかりだったからです。
経営へのアドバイスをする際などは、時に厳しい事も言わなければならない。
そんな状況をイメージしてもらい、自分が相手にどう伝えられるのか?という部分を伺いました。
ところで面接する際は、どうしても担当者の好みが入るので、複数名がおススメです。
自分一人では気がつかなかった部分、絶対にあります。
一人で面接して、過去ひどい失敗もしました。
ある女性を面接したのですが、受け答えもしっかりしていて、中々の好印象を持っておりました。そこで採用したのですが、これが残念ながら長続きしませんでした。
採用後に、別の女性社員が面接時の様子をチラ見していたようで、ポツリと一言。
「玄関から出る時の視線が、すごく冷たい感じでしたよ」と。
入社後、その女性は他の社員さんとトラブルになることも多く、仕事の能力もそれ程高くない割にプライドばかり高い始末・・・
後から他の社員からは散々文句を言われました(苦笑)
できれば面接官は男女二人の組み合わせが良いです。
起業したての場合、社長さんお一人でしなければならない場合もありそうですが、奥様でも事務員のパートさんでも、同席して頂きたいところ。
僅かな時間で相手を見極められるには、どうしても一定の経験が必要です。
それを補う意味でも、複数名で見るのがおススメ。
特に男女の視点の違いは大きいですよ。
業績アップに繋がる、社員のコミュニケーション研修を行っております。
お問合せはコチラまでご連絡下さい。