こんにちは、ゆうやです!
震災から3年5ヶ月を迎えた11日、福島チームのかけると一緒に「社会課題発見ツアー」に参加してきました!!
福島県の抱える社会課題を深く知ることを目的に、福島の高校生の社会活動を応援してくださっているBridge for Fukushima様が主催したこのツアー。
今回は首都圏在住・初の福島県滞在という僕も交ぜてもらいました^^
福島駅で他の参加者と合流した後、バスでいわき駅前へ向かい、被災した飲食店を集めた飲食店街「夜明け市場」を見学しました!夜明け市場では、取締役を務めていらっしゃる松本丈様のお話もお伺いできました。
その後、いわき市の高校生団体TOMOTRA(http://youth-iwaki.jimdo.com/tomotra/) の方の案内でいわき市内の小名浜漁港や薄磯海岸といった実際に津波の影響を受けた地域を見学しました。
TOMOTRAは震災後に大きく減少してしまったいわき市の観光客を取り戻すためにいわき市の高校生が立ち上げた団体だそうです!これまでにH.I.S.と共同でツアーを開催しているそうです。
僕が一番印象に残ったのは、夜明け市場をただの飲食店街と考えず、被災地で育った人のU/Iターンを促進したり被災地の食文化の発信拠点にさせたり...と、様々な側面から東北を盛り上げる取り組みを行っているという点です。いわきご出身の松本様は昔から「いわきを面白くしたい」と考えていらっしゃったようで、その思いが震災後の活動にもこもっているんだなあと実感しました。
震災前の状態に戻す「復旧」にとどまらずさらに活性化させることこそ「復興」なのかとそのときは思いました。
しかし松本様は、特に始めの頃は地元の飲食街から悪い噂を流されたこともあったとおっしゃっていました。確かに、岩手など他の被災地を巡っていた時に「とにかく昔の状態に戻せればそれでいい」と言って自治体の行う復興事業に懐疑的な意見を持つ方を多く見かけたこともあります。僕がかつて泊まり込んでインタビューさせていただいたある町では、都市計画ひとつ取っても住民の方の意見はさまざまでした。しかし、話を伺ったすべての方はそれを「復興」と呼んでいました。もしかしたら「復興」という言葉は人によってその意味が大きく異なる、ごく主観的な言葉なのかもしれません。
こうして被災地ですら様々な意見がある「復興」に、逆風に立ち向かいながら一民間団体として取り組む夜明け市場… あらためてその行動力に驚かされました。
このようにして、沿岸の様子や被災された方のお話を伺えて本当に価値のある機会になりました。普段会えないかけるや福島の高校生とも話せて充実した1日でした!
素敵なツアーを企画してくださったBridge for Fukushimaの皆様、ツアーの案内をしていただいたTOMOTRAの皆様、
本当にありがとうございました!!