2020年(令和2年)4月22日(ウエンズデー・アフタヌーン):

 

「コロナ休みの1学期」教室日誌:

 

◆「2浪生」:1対1の家庭教師的授業:

 

・・・・・・本日、2浪生の家庭教師的1対1授業をやった。

・・・・・・マスク着用。換気充分。社会的距離1,2メートル以上。自己責任のもとに。

 

それは、さておき、

◆他の塾に、高3~1浪と、2年間も通い、英語の偏差値が43までしか行かず、

★2浪となってから、お母様が、「私」を見つけた。・・・・・・賢明かつラッキーである!

 

・・・・・・今日は、その2浪生と会うのが、3回目であったのだが、

◆成績の上がらない勉強を、ご苦労なことに、2年間もやってきたということが、

ハッキリとわかった。

 

・・・・・・成績の上がらない勉強とは、

(原因1)▲「参考書を読んで覚えることが、=  勉強である」と勘違いしていたこと。

・・・・・・すなわち、その2浪生は、「自分で、▲品詞も語順も文型も、▲考えず」に、ただ、何回も同じ学習参考書を繰り返し読んで覚えることが「勉強」であると、勘違いしていたのだ。

・・・・・・つまり、▲ただ覚えるだけで、▲考えないから、▲「応用がきかない」。

・・・・・・結果として、▲その参考書の英文以外は、読めずに、2浪となった。

 

(原因2)▲「解くことが、 = 勉強である」と勘違いしていたこと。

・・・・・・「英語は、解くわけではない」。

★自分の覚えた「語順どおりに」英文を読んで、結果として、解けるわけである。

★「読み」➡「解ける」。「読解」なのである。

・・・・・・「読める」ためには、

(1)● 「基本例文を、品詞と語順を理解した上で、暗唱」し、

(2)● 「単語」と「熟語」を暗記しておくこと

が、必要だ。

・・・・・・この(1)と(2)の努力を地道に進めれば、1浪で済んだものを、

・・・・・・この(1)と(2)をまともにやらずに、参考書を読み、解く練習をしていたから、2浪となったようだ。

 

英語でも、古文でも、「品詞と語順」は、「まともなオーソドックスな授業」を受け、「よく分からない点は、質問し、解決し、暗記し、記憶にとどめること」が、必要不可欠だ。

 

 

★ちなみに、「わたくし塾長の受験生時代のサクセスストーリー」をお話しすると、

ボクが、受験生時代に、文系に転向して、「古文」を生まれて初めて「本気で」勉強し始めた時のこと、「★ボク自身が見つけた恩師」である椿本先生は、当時、ボクに、★テキストの「全文の品詞分解」をやりなさい! と、おっしゃった。・・・・・・それだけでなく、夏期講習のタームには、夜遅くまで、「ボクの品詞分解のノートの★添削」をしてくださった。・・・・・・当時、ボクも予習が大変だったが、先生はもっと大変だった。・・・・・・だから、ボクも、なお一層頑張れた。・・・・・・受験終了後に、ギリギリで第一志望の早稲田大学・第一文学部に合格できた時、先生に合格報告に行くと、「君は、この代々木の校舎で、イチバン勉強したんじゃない!」と褒めてくださった。・・・・・・先生のお陰で、★一生悔いのない受験勉強が思い切りできた。うちの親も、大喜びして、先生に相当の御礼をした。★「自分が見つけて選んだ先生」が正解であったということだ。椿本先生は、細かく分かる素晴らしい授業をなさった。その先生を選んだ「ボクの目が良かった」ということだ。。。。

 

★古き良き想い出は、一生忘れることはない。

★「正攻法」は、勝つ。

 

・・・・・・椿本先生の熱心な指導を「手本」として、1984年から受験英語を教え始めて、2020年で36周年を迎えた。「継続は力なり」である。

 

 

話者:井川治久(TOKYO,JAPAN. 東京都内・豊島区にて。)

 

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