マントラがおもしろい。そして、すごい!
この頃、ガヤリーマントラの音楽にはまってしまった私。
育った環境から、子どもの頃から、仏教とお経は私にとって、とても身近な存在でした。
しかし、インドで生まれたサンスクリット語のマントラは唱えたことも、意識して聴いたこともありませんでした。
マントラとは、サンスクリット語で「文字」や「言葉」を表すそうで、それが転じて真言(真理を表す秘密の言葉)になったそうです。
テレビ番組で知った細野晴臣の音楽とマントラ
マントラって何?って意識し始めたのは、ある番組を見たのがきっかけです。
またま見た「オー!!マイ神様!!」というテレビ番組。
その時のゲストは、Yahooを「ヤホー」と読み間違える漫才で人気のお笑いコンビ・ナイツの塙宣之でした。
塙(はなわ)さんは、マイ神様は細野晴臣さん。
「ヤホー漫才」誕生は細野さんのおかげと言います。
細野晴臣さんと言えば、私も高校時代さんざんはまって聞いたイエロ・ーマジック・オーケストラ、YMOのメンバー。
なぜ、漫才と音楽が関係あるのか。
ナイツの二人は、自分たちが演じる漫才がおもしろくない、心地よくないと感じ、悩みながら、演じていたそうです。
そして、よりよい漫才をめざし、
さまざまな漫才に挑戦したものの「全然ダメ」。
悩んだ塙さんは「漫才も音楽」と考え、自分が気持ちいいテンポの漫才をつくると決意したそうです。
それが、テクノポップのテンポのように、一定のリズムでボケ続ける「ヤホー漫才」をつくり出すことになったというのです。
ナイツの漫才は、平均6.5秒間隔でボケ続け、だんだん脳が気持ちよくなる漫才と言われており、確かに聞いていると、リズミカルで心地良いおもしろさがあります。
塙さんは、細野の音楽の魅力に子どもの頃からはまっていたそうです。そのひとつが、『インソムニア』という曲。
塙さんは、中学生の時にYMOのCDを買ってずっと聞いていたら、はまってしまって眠れなくなったそうです。
それにしても、大好きで聞いてきた天才音楽家、細野晴臣の音楽から、自らの漫才の方向性を見いだした塙さんは、すごいなって思います。
細野晴臣もマントラに注目し自らの音楽に活かしていた
細野晴臣の音楽の魅力には、計算されつくした中毒性。ループ、規則的なメロディに変化を加えるなどし、ズレから快楽性という要素があると言われているようですが、確かに聞いてみると、はまるのもわかるなと思いました。
事実、私も高校生の時、中毒みたいに聞いてしまう音楽がYMOでした。なんか聞きたくなっちゃうんですよね。
そして、その細野晴臣さんがその『インソムニア』という曲をつくるヒントとしてのが、マントラだそうです。
なるほど。
そこで、このマントラとは何か、マントラの音楽ってどんな音楽なのかとネット検索してみたら、ありました、ありました。
ストレスがたまって疲れ果てた時に、このガヤリーマントラを試しに聞いてみたら、心地よさにこてっと気を失うほどの、深い眠りに落ちってしまった私。
なんかとても心地よいのです。
ガヤリーマントラの音楽の魅力
塙さんがはまった『インソムニア』は、不眠症の意味で、塙さんは聞きながら眠れなくなってしまったようですが、ガヤリーマントラは、よく眠れます。しかもぐっすり。
ネットで探してみると、マントラの音楽はいろいろあるみたいですが、今私がはまっているのは、デーヴァ・プレマール(Deva Premal)というドイツ育ちのマントラ歌手のものです。
サンスクリット語の意味はもちろんわかりませんが。
真言がうたわれており、魂の浄化をすることができると言われ、世界中の人たちに唱えられているのがマンドラのようです。
デーヴァ・プレマールさんのガラリーマントラにも、心を洗うような癒やしがあります。
細野晴臣が、音楽の創作のヒントにしてマントラ。
よかったら、細野晴臣さんの『インソムニア』とガヤリーマントラ一度聞いてみてください。
そして、疲れている人は、ぜひディーヴァ・プレマールのガヤリーマントラを聴いてみてください。
お勧めです!