vol. 201
今日は
ピアノのペダル
についてです
みなさんこんにちは！
ドイツ在住ピアニスト・音楽心理セラピストの
ラインスハーゲン わかなです。
こちらのブログでは
音楽や演奏についてドイツの音楽事情ドイツやドイツ人のこと
などについて発信しております。
プロフィールはこちら
お忙しい中読みにきてくださって
ありがとうございます♪
左ペダルの存在って？
現在のピアノには
大抵、
3つのペダルがついています。
今日は左のペダルのお話。
この左ペダルを踏むと・・・
（グランドピアノの場合）
鍵盤が丸ごと右に移動します。
なぜ鍵盤が右に移動するのか？
まず
ピアノの構造の話をすると、
ピアノが鳴る仕組みは
（大まかに言うと）
①鍵盤を押す
②鍵盤の先についてるハンマーが上に上がる
③そのハンマーが張られている弦にあたる
④音が鳴る
という流れです。
そして、上の写真を見ていただくと
おわかりになるでしょうか？
弦が3本ずつ、ひとまとまりに張られています。
一つの鍵盤に対して
弦は3本です。
ソフトペダルを踏んで
鍵盤が右に移動するということは、
ハンマーがあたる弦が
3本から2本に減る
共鳴が少なくなる
という感じです。
（わかるかな・・・？
）
いつ使う？
共鳴が少なくなる
という書き方をしましたが
音が少なくなる
音が小さくなる
と理解している方も
多くいらっしゃるかと思います。
確かに弦が3本から2本に減るので
音量は小さくなります。
左のペダルは
音を小さくするため
という理解で大丈夫です
ただ、私が大事にしたいポイントは
pやppと書いてあるからソフトペダルを踏む
小さい音で始めたいからソフトペダルを踏む
音量を弱くしたいからソフトペダルを踏む
（特に伴奏をしている時！）
のではなく
音色を変えたいからソフトペダルを踏む
雰囲気を変えたいからソフトペダルを踏む
というところです。
もちろん、生徒さんに
「pで弾きたいんだね。
だったらここでソフトペダルを踏むのも
アリかもね」
と伝えることはあります。
ただ、自分が弾くときは
曲の時代や曲調を踏まえて
pで弾きたいからといって
いつもソフトペダルを踏むのではなく
pで弾きたいからこそ
あえてソフトペダルを使わず
指のタッチのみで
表現したいpの音を出せるかな？
というところに
気をつけています。
今日お伝えしたかったことは
「pの弱い音だからといって
いつもいつもソフトペダルに頼らない」
でした
今日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました
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