パパの楽しみ -2ページ目

パパの楽しみ

育児の楽しさ、育児の周りにあるもの、ファザーリング・ジャパンの活動について書いてます。

こんにちは、井岡です


前から読まなあかんと思ってた本をついに読みました。
久しぶりにかなりの勢いでほぼ一気読み。
ハリーポッターほどじゃないけど。


パパの楽しみ


いやー、読んで良かった。

震災時の対応が悪いとか言われて降ろされてしまったけど、
やっぱりこの人が首相じゃなかったらもっととんでもないことになってたんじゃないの?
今の首相がもしこの時首相だったら?

それよりも、こういう会社が原発を動かしているという事実を知ることは大切だと思いました。




こんにちは、井岡です。

先日人に対して、自分の持っているスキルや学んだことを社会に対して還元していない事自体が罪だ!なんて言っておきながら、自分も全然発信していなかった。

シェアと自分の備忘録も含めて


夏の電力が足りないからと言って再稼働した大飯原発だけど、結局電力の供給には全く問題はなかったということが幾つかのメディアで報道された。
驚いたのはあの報道ステーションでもしっかり取り上げられていた。
原発を使わなくても電気は足りたのに加え、近隣の電力会社からの融通を受けることで、それこそ全く問題はなかったという事実を伝えていた。



そしたら今度は火力の燃料費の高騰のため、家庭向け電気料金を10%以上値上げを検討 している。
この言い方には昔からすごい疑問を感じるのだけど、原発で今度何十万年も監視しておかなければいけない放射性廃棄物を出しておき、その燃料の廃棄にかかる費用を計算に入れてるのだろうか?

恐らく、もんじゅなんかで核燃料サイクルとして技術が確立したら使えるようになるから、という理由で資産として計算しているだろう。

かなり有名になってきたけど、高速増殖炉もんじゅというのは、冷却材にナトリウムを使う。
ナトリウムは空気に触れると激しく燃えるかなり危ない物質だけど、どうももんじゅの配管は非常に薄い。
技術的な問題があってのことなのだけど、要は地震が起きたらすぐに破断する。
そして、ナトリウムは激しく燃え出す。


ちなみに、もんじゅにおいても地震の対策はしてある。考えうる最大の揺れに耐えることができる。
なんて言ってるけど、意識的に活断層を短く評価し、起こりうる最大の揺れを小さくした結果、起こった災害については想定外だったと逃げるのはもうわかった。


大体、家庭向け電気料金を値上げする前に、送電線を売ったらそのくらいの資産は十分あるでしょう。
競争が無いとこうなる。





それから、今一番気になるのが震災瓦礫の焼却。
大阪と三重。

これは現地の人だけではなくて関西全域が考えなければいけない問題のはず。
大阪の舞洲工場で燃やされる瓦礫の放射性物質の基準値は100bq/kg以下。
もちろん、全て検査するわけではなく抜き打ち検査でこの値。
ここから100トンを燃やすのだから、単純に計算しても数十万ベクレルにはなると聞いた。

そして、安全だという基準は空間線量で話をする。マイクロシーベルトだ。
怖いのは内部被曝だと知っている人は昔から言ってる。


こういう事を勉強しだすと、ゴミの問題をも勉強することになる。
大量の化学物質を含んだゴミを燃やしてしまうということをしているのはどうも日本くらいのものらしい。
先進国ではゴミを燃やしてはいけないというのが常識。
理由は簡単で、化学物質の濃縮と拡散に繋がるから。

震災の瓦礫というのはセシウムだけではなく、その他の色々なものを含んでいる。
アスベストなんかがいい例だろう。

有害物質はバグフィルターで取れると言っているけど、そのメーカーがセシウムが取れるかわからない。
実験はしていない。と答えている。

セシウムの沸点は641℃、一般的なごみ焼却炉の温度は800℃以上。
つまりセシウムは炉内では気体で存在する。
そして、バグフィルターを通過する際に、200℃まで冷却されるのでバグフィルターに引っかかるというのが環境省の言い分だけど、液体もしくは個体に戻ったセシウムがバグフィルターの目の細かさよりも大きい状態で存在するという保証は無いというのが専門家の見解。

知らなかったけど、実際ゴミ焼却場の付近は調べたら相当色々な化学物質で汚染されているらしい。
子どもがいる人はそんなところに住んだらダメよ。って言われた。


更に11月から試験焼却が行われる舞洲工場からの風向きを書いたのが以下のチラシ。

パパの楽しみ

東と南が危ない。
もちろん、限定じゃないけど。

風に乗ってふいてくるのだから、もちろん奈良だって危ない。

でも、やっぱり近いところが気になる。
大阪市はもちろん、堺だってもろに食らうことになる。



福島に住んでいたけど、子供のことを考えてと、関西に移住してきている人はたくさんいる。
そんな人達の手記 を読んでみると、汚染されたところでは子育てはしてはいけないと思った。
国が安全だと言ってるから大丈夫、気にしすぎ、と言われるかもしれないが、本当にそう思うなら気にしなければ良い。
子どもの成長のことを考えたら、僕には「気にしない」というのはできない選択肢だろう。


瓦礫を燃やすのは、この状況を関西に持ってくることに他ならない。
散々涙を流して移住してきた人たちのことを考えると言葉にならない。

ちなみに、三重で燃やされると、奈良の水源、木津川が汚染されることになる。
これも大ピンチだ。



先日、僕の住む生駒市も市の事業として南相馬の子どもたちを招待し、思う存分遊んでいってもらうというプロジェクトを行った。
僕は直接見に行く事はできなかったけど、外で遊ぶことができない状況が続く子どもたちにはとても楽しかったらしい、本当に楽しんでもらえたと思う。ということを事業を担当していた人から聞いた。

本音を言うと、南相馬だって強制移住しなければいけないところだと思う。
しかし、その選択肢を与えられないのなら、疎開する場所は残しておかないといけない。
疎開する場所や移住する場所を残しておくというのは、震災で放射能の影響が殆ど無かった地域に住む人達の責務だろう。


こんなことを勉強しながら、反原発の運動にも参加するようになって、
以前、昔から反原発の運動している人から「今まで興味を持っていなかった一般人がどれだけ参加してくれるかがキーになる」と言われた。

それが最近になってよく分かる。
最初のうち、デモにしても、反原発のデモなのに、なぜ共産党の旗ばっかりあがってるの?
という状況だったけど、最近では反原発のメッセージだけに抑えて、誰でも参加できるようになってきた。
プラカードだって持っていない人はたくさんいる。
完全に非暴力を貫く。

大きな声を出すのは苦手、とか目立つのもイヤ。
心のなかでは反原発を応援している、という状況の人って結構いるんじゃないかな。

そういう人がどれだけ合流してくれるか?にこの状況の打開は懸かっている。



大飯原発再稼働差し止めの裁判の直前に、裁判所前で司法を応援しよう!というのに参加してきた。
30人くらい、多い時で50人くらいいたのかな。
子どもを守ろう!大人が守ろう!一緒に守ろう!頑張れ司法!って声を張り上げてきた。
でも、参加者全員が大声を張り上げているのではなくて、ただソコにいるだけの人もいる。
これでも、十分意思表示になる。
本当に数が多いというのは力になるんだな。と思った。

東京の官邸前デモのように、あれだけ集まると誰も無視できなくなってきた。
「大きな音だね」なんて言って25万人を敵に回すのは得策ではないだろう。


関西でも幾つかの抗議行動が行われている。
もしちょっと原発はもうやめてほしいな、とか子どもを守りたいなと思うのなら、
大声もプラカードも必要ないから、意思を表しに足を運んでみて。
僕もできる限り行こうと思った。


こんにちは、井岡です。

先日、ここでも書いた通り、児童養護施設についての勉強会をおこないました。
8/8(水)19:00~です。平日の夜です。

ファザーリング・ジャパン関西として発信していくので、父親の目線で考えるということを抜くわけには行きません。
というわけで、平日の夜に開催。


当初、集客の目標50人でした。
これでも、かなりハードルを上げた目標設定だと思っていました。
企画を考えている会議でも全員がそれは厳しいと思っていました。
落とし所は30overだったらよしとするか。と。

だから、会場も50人MAXくらいのところを借りようと思いました。
50人のところに30人強が入ったらスカスカ感もあんまりなく、まぁそれなりになると。

しかし、都合よくその規模の会場が見つからず、75人MAXの部屋を借りることに。。
これは大変だ!と思っていました。
30人ではスカスカだ~って。


ところが蓋を開けてみたら、参加者70人超。
椅子が足りなくて他の部屋から借りてくるほどに。
うれしい悲鳴です。



2011.4.25に東京で第一回目のタイガーマスク基金勉強会が開催され、僕は参加者として行きました。
僕は児童養護施設とはそれこそ縁もゆかりもありません。
しかし、そこで聞いたことはすごく心に残り、これはもっとたくさんに人が知らなあかん!
もっとたくさんの人に伝えなあかん!と感じ、関西での開催をずーっと考えていました。


1年以上経ってしまいましたが、開催できて、これだけ沢山の人に聞いてもらえて本当に良かったです。
講師としてお話してくれた先生、体験談として語ってくれたお二人、スタッフとして協力してくれた方、
そして、足を運んでくれた参加者に心から感謝です。


話す側も聞く側も、まだまだ足りないと思っていただけたようなので、次回も企画します。
また、一緒にムーブメントを起こしてください!