【47都道府県に泊まる】: 熊本県 | 世界あちこち散歩

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国内外の色々な所で見聞き・体験したヒト・モノ・コトを綴ります

2021年最後の旅行の行き先は
熊本」でした。

最後」と書きましたが、
仕事では国内各所に何度も
宿泊出張に行ってましたし、
東京都内や横浜に出かけた際に、
気分転換に宿泊した事はあった
ものの、純粋な旅行としては
最初」で「唯一」のものでした。

その前の旅行は2020年の11月、
沖縄」に行った時となります
ので、実に1年以上、プライベート
の旅行からは遠ざかっていた事に
なります。

では何故、熊本を選んだのか。

1番の理由は
泊まった事が無かったから」。

2017年6月に全47都道府県の
訪問」を達成。
(最後は三重県)

その後、2019年8月には
全47都道府県での
宿泊」を達成(最後は茨城県)。

と思っていたのですが、
数ヶ月前に、とんでもない
記憶違いが判明。

実は、熊本県では過去に1度も
宿泊していなかったのです。

まず、1度目の訪問ですが、
熊本市郊外に出張した際、
東京からだったので、まさか
日帰りだったとは考えず、
泊まった」と勝手に思い込んで
いました。

そして、それから少しして、
再び熊本県に出張して、こちらは
泊まったホテルもはっきりと
しているのですが、そもそも、
そこは熊本県では無かった!!

私、何故だかわかりませんが、
長崎県」の「諫早市」を、
熊本県」だとずっと勘違いして
いたのです。

熊本県民の皆様、そして
長崎県民の皆様、ごめんなさい。

つまり、この時点で、熊本県には
2度では無く、1度しか、しかも
日帰り訪問しかしていなかった事に
なります。

そして、その後、熊本県の
天草」を訪問した際は、
福岡に泊まって、飛行機による
日帰りでした。

今回の旅行先に熊本を選んだのには
他にも理由がありました。

2016年4月の地震で被害を受けた
熊本城」の天守閣の復旧工事が
完了し、今年4月から内部が再公開
されていたのです。

これは是非、観てみたい。

と言うことで、
12月25日、土曜日の午後、
羽田から熊本に向けて発ちました。

機内はほぼ満席。

無事到着後、熊本空港から
熊本市内まではバスで約1時間。
結構遠いです。

熊本駅前で下車し、隣接のホテルに
チェックイン。

今年4月にオープンしたばかりの
THE BLOSSOM KUMAMOTO
(ザ ブラッサム 熊本)」です。









THE BLOSSOM」は
JR九州ホテルズ株式会社」が
運営する中で最上位ブランドで、
熊本のホテルは2019年に開業した
東京の日比谷、福岡県の博多に続く
3番目のホテルだそうですが、
思ったよりリーズナブルな料金
だったのと、新しいホテルの
ブランドには興味があったので、
ここに決めました。




部屋に荷物を置いてから、
いざ夕食へ。

ここからが地獄。

いや、既にチェックイン前から
地獄は始まっていたのですが、
この時の私は、とてつもない
飢餓状態」にあったのです。

その日は、午前中だけですが、
年内最後の出社日でした。

幾つか打ち合わせが入っていて、
すぐに昼になるので、朝は何も
食べずに出社して、昼に会社の
近くで食べてから、羽田空港に
向かおうと計画していました。

ところが退社してから気が変わり、
そのまま羽田まで行って、
空港内のレストランで食べる事に
しました。

更には、いざ空港に着いてみると、
それ程お腹が空いていない事に
気付き、搭乗便を1つ早めて、
熊本に着いてから、豪勢な夕食を
楽しもうと考えました。

結果的に、これが大失敗。

空港からのバスの中で猛烈な
空腹感に襲われ始め、ホテルに
辿り着いた時、チェックインする
元気も無いので、まずはホテルが
入っているショッピングモール内の
レストランを観て回ったものの
何処も満席。

ホテル内のレストランも満席。

仕方無くチェックインを先に済ませ
ホテルのスタッフに聞いた近隣の
飲食店街に行ったが、此処も満席。

コロナ自粛で旅行や外食の機会が
減ったので、すっかり勘が鈍って
しまったのですが、12月24日だけ
でなく、25日もクリスマスを祝う
人が居る訳です。

そうでなくても、年末の土曜日。
予約も無しに県の中心地で食事が
出来るはずも無いのでした。

最後の砦は熊本駅構内の飲食店。

熊本の郷土料理を出す小粋な
居酒屋で地酒と共に優雅な食事
は叶わぬ夢となり、
腹が膨れれば何でもいい!
というモードに突入。

そんな時に目に飛びこんで来たのが
見覚えのあるラーメン店の名前。

若い頃、東京で時々行っていた店、
桂花ラーメン」。

そうか! 
あれは熊本ラーメンだったのか。

そう言えば、熊本と言えば、
馬刺」と同様、ラーメンも
名物ではないか!

これなら、熊本と何の関係もない
ファストフードを食べるより
100倍良い。

とにかくお腹が空いていたので、
ボリュームたっぷりのタイプを
オーダーし、堪能しました。


(熊本ラーメンの特徴は
ニンニクを揚げたチップや油が
トッピングされている事です)

こうして、熊本ラーメンにより
飢餓状態から抜け出した後、
日頃の仕事疲れもあり、
いつもより深めの眠りにつく事が
出来ました。

翌朝は、朝一番にホテルで朝食後、
熊本駅を探検。

今年3月に完成した新駅舎は
安藤忠雄」氏の設計。



駅構内には
くまモン」のモニュメントも
ありました。



そして、いざ熊本城へ。

旅行前に毎日チェックしていた
熊本市の天気予想では、
滞在中は、殆ど曇りとなって
いました。

そして熊本に到着してから小まめに
チェックしていた1時間毎の予想
でも、この日は朝9時頃迄は何とか
晴れるものの、その後は雲が広がる
とみられていました。

ですので、今回は、熊本城の綺麗な
写真を撮るのはあきらめて、
取り敢えず、現状を目に焼き付けて、
いつかまた熊本城が天守閣以外も
全て修復が完了した後に再訪すれば
良いと考えていました。

案の定、熊本城についた時は
空はすっかり雲で覆われて、
小雪も舞い始めました。



そんな中、天守閣内部を見学し終え
外に出てきたら、上空の強い風に
流されてか、雲が急速に動いて行き、
あっという間に青空が広がり、
太陽の光が降り注ぎました。

こんな幸運、いや奇跡。
なかなかありません。

夢中でカメラのシャッターボタンを
押しまくりました。


この様に、天守閣は元通りになって
素晴らしい姿を見せてくれている
熊本城ですが、まだまだ城内の
至る所に地震の傷跡は残っており、
完全復旧迄は、あと15年以上は
かかる様です。




さて、この日は、昼はショッピング
モール内の鳥料理(熊本料理では
無い)でランチ。

夜は前日に懲りたので、コンビニで
サンドイッチを買って、ホテルの
部屋で食事。

翌日は、特に観光はせず、空港への
出発迄、ゆっくりと過ごす事に。

ただ、ガイドブックに載っていた
太平燕」と言う熊本ならではの
料理を食べてみたくて、昼前に
老舗の1つとして有名な
紅蘭亭」に行ってみました。

表現が妥当かわかりませんが、
長崎ちゃんぽん」の麺を
春雨」に変えた様なもので、
私はとても気に入りました。

飲んだ後のシメにも、こちらの方が
軽くて良いかもと思いました。


その後、空港へのバスに乗る前に、
まだお腹はいっぱいでしたが、
どうしても熊本ラーメンを
もう一度食べてみたくなり、
初日とは別の駅構内の店、
天外天」で熊本最後の食事を
楽しみました。


こうして、今度こそ、
全47都道府県宿泊達成です。

ですが、それと同時に、
来年早々から次なる目標に
チャレンジする事にしました。

当分、海外旅行には自由に行けそう
に無いので、国内旅行の目標です。

例えば、エベレストに登頂した
登山家が、それだけでは満足せず、
南西壁・冬季・無酸素・単独
での登頂を目指したり、
南極点に到達した冒険家が、
無補給・単独・徒歩」での到達を
目指すのは、誰の為でもなく、
自己実現」の為だと思います。

その様な偉大な方々の命を懸けた
挑戦とは比べるつもりも無い、
ただのオジサンである私は、
ちょっとの時間とお金で達成出来る
身の丈に合った目標を立てました。

それは、全47都道府県の
単独・自費」での宿泊です(笑)。

私の場合、プライベートでは無く、
出張でしか泊まった事の無い県が
1つあります。

つまり、会社の経費で泊まって
いるので、自費ではありません。

また、中学生・高校生時代の
修学旅行でのみ泊まっている県が
3つあるのですが、これらは、
親に金を出してもらっていますし、
他の生徒達と一緒の宿泊ですので、
自費でも単独でもありません。

そして、小学校の時と大学の時の
2度泊まっているが、1度目は親に
費用を出してもらい、かつ、他の
生徒と一緒で、2度目はサークルの
仲間と一緒の卒業旅行だった県が
1つ。

更には、社会人になってから
学生時代の友人達と泊まっただけの
県が1つ。

これらの6県については、
2022年の上半期中には、
単独・自費での宿泊を完了したいと
思います。

他人から見たらくだらない目標だと
思いますが、最近、休暇の度に、
何処に行こうか大いに迷う様に
なってしまっているので、
こういう目標を立てておくと、
選択肢がはっきりとするので、
決断が早くなって良いと思います。

今年最後の投稿となります。
1度でも私の記事をお読み頂いた
皆様、本当に有難うございました。

来年も宜しくお願いします。

それでは、良いお年を!