若さんのつれづれ日記 ~前伊那市議会議員 若林敏明 オフィシャルブログ~ -2ページ目

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○議長(黒河内浩君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
 若林敏明議員の質問に入ります。
 13番、若林敏明議員。
     (13番 若林敏明君登壇)


◆13番(若林敏明君) 13番、若林敏明です。事前に通告いたしました2点につきまして、市長の見解を伺いたいと思います。
 一つは、総合計画と住民参加について。二つ目は市民の健康が市の健全財政についてであります。
 私も39歳で議員になりまして、通算4期務めさせていただきまして、これが最終の質問となりました。この二つとも関係があるようでいて、実は関係がないように見えて実は一番関係のある問題でして、根っこは一つであります。物ごと、事業の進め方について、すなわちプロセスデザインについて伺いたいわけです。
 白鳥市政を考えますと、市民が主役、現場主義を標榜してまいりました。しかし、実際には市民の声や現場で取り組んでいる皆さんを置いてきぼりにしてしまうことが、ままあるのではないかということを危惧するわけです。3期目を目指すのであれば、この機会にいま一度みずから政治手法を謙虚に見詰め直してはどうかと思うわけです。そんな思いで二つ選びまして、これから質問したいと思います。よろしくお願いいたします。
 第1点、総合計画と市民参加であります。
 来る平成30年度は、第1総合計画の最終年度であります。昨年から、第2次総合計画の策定準備が進んでいると聞いています。総合計画はこの先10年間の市政運営の根幹をなすものでありまして、それをもとにさまざまな施策の実施計画が出されております。そしてまた事業評価もされる仕組みになっております。前期・後期に分かれて見直しもされるものでありますけれど、大方この実施計画の方向性が確定するものであります。第1次総合計画には、その主役はまさに市民、市民が主役とも記されております。市民のアンケートの実施や市民フォーラムの開催といった、住民の声を反映させるための取り組みもあるものの、市民の関心や盛り上がりに欠けているのは否めません。そこで、市長に何点か伺いたいと思います。
 今度のこの第1次の総合計画というのは、まさに白鳥市政そのものであります。この10年間、この計画のまず評価を市長自身に伺いたいと思います。評価と課題を伺いたいと思います。


○議長(黒河内浩君) 白鳥市長。


◎市長(白鳥孝君) まず、第1次総合計画に位置づけた施策については、おおむね順調に実施をすることができていると考えております。後期基本計画で策定をいたしました102にわたるまちづくり指標、ここでは全体の46%に当たる41の指標が100%を超える達成状況となりました。達成率80%以上、これを含めますと全体の約8割の指標で、おおむね良好に推移をしているという判断でございます。
 で、また第1次総合計画におきましては、策定時の社会的潮流を踏まえまして、必要な施策を掲げて事業を実施をしてきておりますが、計画期間の間に社会が著しく変化をする、そうした中での対応も求められました。それに対していち早く対応をして一歩踏み込んだ取り組みも展開できたというふうに考えております。
 例えば伊那市にとりまして、かけがえのない財産であります森林を活用し、守り育てて将来に残す50年の森林ビジョン、この取り組みあるいは再生可能エネルギー、木質バイオマス、小水力発電等のそうした私たちの身近にある資源を使ってのエネルギー、この導入も進めてまいりまして、結果、地球温暖化対策への貢献につながっていく、いわゆる伊那から減らそうCO2、この取り組みもその一つであろうかというふうに評価をさせてもらっております。
 また、さまざまな地域課題に対応していくために、IoTあるいはAI、そうした新たなテクノロジーを活用しました新産業技術の推進、こうした取り組みにも注力してきたわけであります。こうした事業を展開することができるのも、市政運営の基礎となる財政の健全化を全市を挙げて取り組んできた結果でありますし、また議員、現場主義、対話、もろ刃の部分があるというような話もありました。おっしゃるとおりでありますが、これは私一人で現場に出かけて対話をして、現場を見て判断するということではなくて、私を含めた職員全員が現場主義あるいは対話といったところにいる中での情報収集、あるいはその対応、対策でございますので、そんな点におきましても順調に進んできたという評価をしております。


○議長(黒河内浩君) 若林議員。


◆13番(若林敏明君) 確かに時代の流れの中で新しいテーマ、今おっしゃっていたようなこと、森林への着目、あるいは新産業への着目というのはすばらしいことだと思っています。またそれを支える健全財政についても、高く評価したいと思います。
 がしかし、この私がここで一番危惧するところは、今おっしゃったそのこの10年間の総括こそですね、みずから市長という立場だけではなくて、自分はこういうふうに総括したんだがどうだろうかと、まずこの点において総括において市民に投げかけ、市民と共通認識を持つべきではないかと思うわけです。もちろん異議を唱える者もあろうかと思いますけれど、そこはまたある意味今後の争点というかたちに、お互いに認識すべきことだと思います。
 今後の総合計画を策定していく段階でですね、こうした過去10年間の、つまり第1次総合計画の総括について、十分な討議をする時間をとるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。


○議長(黒河内浩君) 白鳥市長。


◎市長(白鳥孝君) おっしゃるとおりだと思います。産業にしても、農業、林業あるいは観光、あるいは物づくり、製造業等々との産業もありますし、あるいはまたサービス業もあります。教育の面においても福祉、医療についても、いろいろな分野を私たちは対応していかなければならないわけでありますので、そうした現場の声とか、あるいは課題というのを改めて聞く、そうした機会は極めて重要だというふうに考えております。


○議長(黒河内浩君) 若林議員。


◆13番(若林敏明君) ぜひ、そこらへん参考にしていただいて、討議を、まずは新しいものの政策以前に、10年間をどう捉えるのか、新しい時代に対してどう対応していくのかという論議がまず必要だろうと思っています。
 というのは、やはり実は前回の第1次の総合計画の策定に私も委員として加わらせていただいた。そのときには、やっぱり非常にタイトなスケジュールの中で、やっぱり総括にもっともっと時間をかけておくべきだったという、まあみずからも反省しているわけです。
 さて、二つ目の質問としてですね、第2次策定に当たりですね、新しく加えていきたい視点、新たな課題をあるとしたならば、伺いたいと思っています。いかがでしょうか。


○議長(黒河内浩君) 白鳥市長。


◎市長(白鳥孝君) 伊那市では平成26年から5年間、これを計画期間とする総合計画の後期基本計画を策定をしたのち、平成27年10月に地方創生総合戦略会議、これを策定をいたしました。人口減少の抑制、それから仕事と収入の確保、地域の活力創造、そんなところに取り組んできております。
 で、今後策定をする第2次総合計画におきましても、総合戦略における地方創生、この視点を堅持しつつ、SDGsという、アルファベットの「S」と「D」と「G」とあと小さな「s」なんですが、これを組み合わせたSDGsという最近よく言われる言葉があります。これ持続可能な開発目標とも解されるわけでありますが、こうしたもののような経済とか社会とか、環境これにおける総合的な課題解決を目指していく、世界共通の新しい視点、これを踏まえていく必要があろうかと思います。このSDGsにつきましては、長野県も同じ方向を向いておりまして、私たちもこうしたことを共有しながら進めていく必要があるのかなという考えであります。
 また、2027年のリニア中央新幹線の開業、それから同じころの三遠南信自動車道の開通、これがこの地域の人流あるいは物流、大変大きな変化をもたらすことは間違いがありません。そうしたことも常に想定をした中での計画づくりということは当然でありますし、また今までやってまいりましたエネルギーについても、引き続いてやっていかなければいけないと、再生可能なエネルギーを次の計画の中でもしっかり盛り込む、また産業についても同じように今の継続のものを盛り込んでいくということ、あるいは環境についても保全をしていくようなこと、農業・林業をさらに進めていきましょうと、そうしたことも取り組んでいく、そうしたことも今後の第2次策定に当たって漏らしてはならないことという捉え方をしております。


○議長(黒河内浩君) 若林議員。


◆13番(若林敏明君) 今、お話になったことは大変重要なことだろうと思います。ぜひとも、そのことも含めて市民にこれから先の10年こうあるべき、あるいはここに着目していきたいということも、ぜひ事前にですね、市長の口からプレゼンしていただいて共有していきたいと、問題意識を持って臨んでいただけたらと思います。
 先ほど話に出た持続可能な社会というのは、本当にこれからの時代にとって最も重要な要素ですし、最後にふれられた流通の問題、やっぱり大きく道が変わるということがあるわけですし、またそれは危惧もあるわけです。たまたま後ほどふれますけれど、牧之原という静岡の都市に行ってきましたけれど、たまたま静岡の要するに新幹線駅の駅と駅とのちょうど中間点でして、新幹線であっという間に駅におりたんですけれど、そこから何と路線バスで1時間かかってしまうという、つまり新幹線過疎と言いましょうか、明日は我が身だなと、余りの速さにですね、早く着くんだけれどその後の早く着くがためにですね、逆にバスで向かうのが非常にじれったく感じる、遅く感じるわけですね。そういうことをたまたま感じたわけですが、これから大きく道路事情も変わる、交通体系も変わる中で、新しい10年のこの先の総合計画というのは非常に重要な要素を持っているというふうに、私も思います。
 私が考える、今市長の指摘した新しい視点に加えて、新しく二つだけ加えてもらえたらなと思っていますので、私見ながら提案しておきたいと思います。
 一つは、行政改革ですね。行政の運営についての改革ということで、これまでさまざまな事業展開で、それぞれの各部署が頑張っているわけですが、最近の傾向としてですね、全庁を挙げて取り組むこと、例えば先ほどの50年の森林もそうですし、健康長寿日本一もそうなんですが、全庁を挙げて取り組むべきものが幾つかある、それを実行するためにはやはりもう少し横断的な目標意識を持った推進機能ということをやっぱり考えるべきだと思います。
 新しく企画部ができたわけですけれど、それもほかの一つの部と同じ扱いではなくてですね、やはりもっと横断的な組織運営をするための機構改革がまだまだ必要ではないかということを強く感じます。
 もう一つ提案しておきたいのは、国際化の問題であります。大概の都市には、やはり国際課あるいは国際親善課というようなものがあるわけです。そしてまた、御多分に漏れずインバウンドに備えてですね、町の至るところの表記は3カ国、4カ国語の表記があるのは今では常識だろうと思っています。先ほど述べた牧之原に行ってもですね、ほとんどのところの表記が3カ国語、英語と中国語と韓国語が入っています。その点で伊那市は非常におくれてしまっているという感じを持っています。行政運営の横断的組織づくり、それから国際化に対応したセクションの設置ということを、私見として述べておきたいと思います。市長の御意見を伺いたいと思いますけど。


○議長(黒河内浩君) 白鳥市長。


◎市長(白鳥孝君) 貴重な意見をいただいたと思います。先日も職員と話をする中で、最近よく聞くIoTとかAIとか、また自動運転、ドローン、スマート農業・林業、いろいろなものが最近次から次へ出てくるのですが、さて4年前、私が2期目の選挙のときに、こうしたものを意識をしていただろうかという、そんなことを話題になったのですが、まだまだ世間一般的にはこうしたIoTだとかAIというのは、名前は聞いていても実際に私たちの生活に入り込んでくるような、そんな予感、予兆はなかったわけであります。これが今、もう当たり前のように私たちの生活だけではなくて、産業にも入ってきていると、あと数年したらどうなるのかなという、逆にこう読めない部分もあるぐらいのスピード感がこの世の中蔓延しているわけであります。
 そうした中で、普遍的に私たちがこの地域で生きていく中で、変えてはならないもの、あるいは堅持しなければならないということも、当然あると思います。そうしたことを市民の皆さんとしっかりと確認をして、その上でこの地域がどうあってほしいのか、どうあるべきなのかということを議論をし、その中にエネルギーのこと、医療・福祉のこと、あるいは人口のこと、さまざまなことをテーブルに挙げて、やっていかなければいけないというふうに思います。
 当然、これから東京オリンピックが2020年にあって、大変なインバウンドの数字が変化するだろうと、4,000万は軽く超えるだろうと言われておりますので、そうしたときに備えていくということもですし、さらにリニア開通のあと9年後、2027年には、恐らくまたさらに多くのインバウンドの皆さんがここら辺を移動してくるだろうというふうに考えますと、言語のことも、あるいは表記のことも当然考えていかなければいけないというふうに思います。
 私はその中でも一つだけきちんと維持をしていかなければいけないというのは、この地域の暮らしそのものであります。景観も含めた暮らしそのもの、これを大事にしてかなければ、次の計画というのは成り立たないというふうに考えております。


○議長(黒河内浩君) 若林議員。


◆13番(若林敏明君) 加速度的に時代状況が変わるという、その変わることに対するやっぱり対応と同時に、今おっしゃったような「伊那で暮らす、暮らし続ける」というコンセプトをきちんとやはり据えたですね、その部分、今後半に出てた部分についての施策をですね、市民にもきちんと示していくということ、私も大賛成であります。しっかり示していただけたらと思うわけです。
 三つ目にお尋ねします。これから第2次の総合計画をつくるに当たって、公募をし、公募も含め審議会を結成すると、そしてことし12月までの5カ月間に9回の会合をもって答申をするというような、極めてタイトなスケジュール、プロセスデザインをしているようですけれど、住民とともにつくっていくことこそが実効性のあるものをつくり上げると思います。まあありていに言えば、産みの苦しみあればこそかわいいということであります。
 その手法としてですね、実は一昨年でしたか、小田原市で学んだ手法があります。それは、公聴会、市民フォーラムの開催と、ワークショップの開催であります。どこでもあるようなものですけど、大事なことは行政が主催ではなくてですね、その選ばれた審議会の皆さん、ここで言うと審議会ですね、審議会みずからが主催をして、市民フォーラムを開くと、つまり公聴会ですね、聞く場をつくると。もう一個は、今度はきくだけじゃなくて、テーマ別にですね、論議を深めると、現場の声を反映させるワークショップを開いていくと、この聞く機会とそれから話し合う機会をうまく組み合わせしていて、組み合わせをすることによっていい政策をつくるという手法でありまして、これはなかなか優れものだなというふうに思っています。
 まあ市長は、そば好きで、ちょっとそばの話をしますと、私が年に1回しかそばを打ったことがない私が言うのも何なんですが、そばの水回しというのがありますよね。おいしいそばをつくるときに、やっぱりそば粉に十分水を回して、十分含ませていくとですね、ぎゅっと握ると一気にこうそばがかたまる、そしてしかもそれはもろくなく、粘り強いものになると、おいしいそばのコツだろうと思うんですね。まさにこの総合計画をつくっていく上で最も重要なことは、プロセスの中でそういったそばの水回しに当たる部分、完成してからかたちだけできるんじゃなくて、できる過程の中でですね、生み出していく過程の中で市民を巻き込み、粘り強い論議の中で本当に強固なですね、おいしいおそばができる、おいしい計画ができると、いい計画ができるということではないかと思っております。そういう手法をとって、完成させていただけたらと思うわけですが、その点いかがでしょうか。


○議長(黒河内浩君) 白鳥市長。


◎市長(白鳥孝君) 水回しのあたりは非常によくわかりやすい表現だったと思います。
 次期総合計画を審議をしていただくために、現在、総合計画審議会の組織化に向けて準備を行っております。で、審議会は平成30年5月のころでありますが、ここから10月ごろまで計9回の開催を予定をしておりまして、集中的に審議をお願いする予定であります。審議会には市議会からあるいは地域の代表の皆さん、産業、保健福祉、教育、まちづくり、環境その他幅広い分野からの意見を有する方に御参加いただきたいということで、現在公募委員の募集も行っております。
 そうしたメンバーが決まったり、また決まる前でも結構だと思うのですが、やはりこれからの時代の、この地域の思いというのを、私の口からもきちんと伝えていくということも大事だということを、今聞きながら思ったわけであります。
 で、市民の皆さんの思い、これを計画に反映するということは当然でありますが、計画づくりの基礎資料とするため、実は昨年の7月に、15歳以上の市民の皆さんを対象としたアンケートを行いました。まちづくりの満足度や方向性、それぞれ1,314人という大変たくさんの皆さんからの貴重な御意見をいただきました。と同様に、市内の中学生、2年生全員を対象としたアンケート調査というのも行っております。これは次代を担う若者の意見を把握するということに加えて、アンケートを通じて伊那市の魅力を再認識しながら、自分たちのふるさととしての誇り、また愛着心を育むために実施をしたものでございます。
 昨年11月でございますが、将来のまちづくりついて考える市民のワークショップ、参加された皆様から、年代それぞれありますけれど、グループごとにテーマを決めて本当に真剣に、それからすばらしい提案、そうしたことも結果としては出てございます。市民の皆さんにこうした議論を重ねてもらうということは、言い方を変えれば自分たちの住んでいるこの地域の将来のことを自分たちが、真剣に議論をしながら、そして実践に移していくんだと、行政も一緒でありますが、そうした思いの集合でございますので、そうしたプロセスについては、時間を惜しまず、また労力を惜しまず進めていくということ、その先にあるのがすばらしい第2次総合計画になってくるというふうに考えております。


○議長(黒河内浩君) 若林議員。


◆13番(若林敏明君) その去年12月でしたか、フォーラムあったと思うのですが、そのあれでいわば終わりではなくてですね、これからが本番だと思うのですけれど、フォーラムの2回目、3回目ということは企画されているのでしょうか、あるいは考える余地があるのでしょうか。


○議長(黒河内浩君) 飯島企画部長。


◎企画部長(飯島智君) 前回の後期計画のときにも、若林議員御参画をいただき、あのときも確か審議会主催のワークショップやっております。で、おっしゃられたように、あのときは一日で全て詰め込んでやりましたが、聞く、考える、話し合うということで、みんなでこうまちづくりを考えましょうということをやりました。また、今年度ですね、やったその準備段階でのそういったアンケートですとか、ワークショップの中でもこのいわゆる官民共同、市民参加、そういった声が多く聞かれたことは大変うれしく思うことでありまして、御提案のとおり、また前回同様にそうした審議会みずからが企画する、工夫を凝らしたそういう市民の皆さんの声を聞く機会、またこれは改めて審議会の皆さんとも、今後組織化の後、相談をさせていただいて検討してまいりたいと存じます。


○議長(黒河内浩君) 若林議員。


◆13番(若林敏明君) 部長に引き続きお尋ねしますけど、その公募枠、今回若干名というふうに記されておりますけど、若干名というのはいかにもその不確かなもので、一体何人枠があるのでしょうか。


○議長(黒河内浩君) 飯島企画部長。


◎企画部長(飯島智君) まあほかの審議会も同様だと思いますけれど、その希望といいますかお考えをお聞きして、私どもが求めておりますそういったこうニーズといいますか、そこと照らし合わせをさせていただいて、誰でも何でもかんでもというわけにはいきませんので、そういったことで若干名と、ですので一人であるかもしれませんし、場合によればこう再度もう一度公募するということもあるかもしれませんし、最大でも二、三人程度までという考えであります。


○議長(黒河内浩君) 若林議員。


◆13番(若林敏明君) いずれにせよ、回覧で配られてきましたけど、やっぱり今でもまだ知らない人も多いと思うんで、この機会にですね、改めてこの場を通じて我こそはと思う方は、ぜひとも公募していただけたらと思うわけです。
 さて、大きい二つ目に入りたいと思います。市民の健康が市の健全財政。
 市民が健康であることは、本人の幸せであるだけではなくて、その家族にとっても幸せであります。加えて、医療、福祉費の増大に苦しむ各自治体にとっても、健全財政の礎であります。人一人、体力年齢が10歳若返ると、将来の介護費が950万円減らすことができるという、まあ試算もあるわけです。まさにこれが今言われている健康経営でありまして、それこそ地元の宮下創平先生が厚生大臣のときにつくった「健康日本21」という総合計画がもとになっているわけですね。これもまた元をただせば赤字に苦しんだアメリカ合衆国がですね、一番何に気づいたかといったら日本の食に倣って、食事と運動を組み合わせすることによって国民を健康にし、その健康にすることによって医療費を抑制できるんだということに気づいた。マクナマラ官房長官ですかね、彼のレポートがありますけれど、それにまた日本はまた改めて学んでですね、食と運動を組み合わせして取り組みが始まって、ようやくそれが伊那にも根づきつつあるというふうに思うわけです。
 まさに昨秋、白鳥市政が日本一の健康長寿都市を目指すことを改めて発表したことは、極めて時期を得ているというふうに評価したいと思うのですが。それには誰にも異論がないと思うのですが、しかしそのプロセスデザインについては、やはり唐突であったし、健康福祉現場を困惑させていることは否めないというふうに思います。
 12月補正予算で急遽盛られたライザップ社と提携した市民向けの健康講座が、それであったように思います。しかしながら、実施後どうなのか危惧した私は、1年先行して同社の市民講座が開かれていた静岡県の牧之原市まで、健康福祉センターを訪れまして事業の経緯、内容、その後のフォローなどを伺ってきましたので、まずこの場でそれを報告して質問にしたいと思います。
 牧之原市は人口4万6,000人の海浜都市でありまして、旧相良町という、伊那にも時々海水浴の宣伝に来ておりました、昔ね。以前から健康づくりには力を入れておりまして、伊那市と同じで保健師の数も県下有数でありました。今回の講座、ライザップ健康教室「体力年齢マイナス10歳」は前期高齢者対象の介護予防事業としてライザップ社からの講師を招き実施されておりました。参加は27名で平均年齢は68歳、1カ月という短い間でしたけど、4回の講座によって一つ、「痩せるだけじゃない痩せたら何をしたいのか」という前向きなポジティブな目標設定をする。二つ、そのために、目標達成のためにお互いを褒め合い励まし合う仲間づくりをする。三つ目、大腿部と肩甲骨周辺を中心にした基礎的な運動の習慣化。4つ、ボディメイク日記をつけることによる食事の自主管理の指導を行う、この4つを柱にですね、講座を行ったそうです。
 講座終了後、さらに3カ月の全13回の自主講座、フォローアップ講座が開設されました。ライザップから学んだ内容の振り返りを中心に、その定着を図るためのもので、参加者は18名、その後その参加者の体力測定結果や満足度アンケートなどから、個々に相当の改善が見られたことから、今後は自主活動の支援あるいは介護保険国保事業としての、今回のノウハウを生かした週1回の運動と学習教室としてリスタートするということを伺ってまいりました。
 分析によりますとですね、体力年齢は講座の参加者が平均マイナス13.5、しかもその後のフォローアップ講座を続けた方は、マイナス20.2歳と大幅に若返っておりました。ただしこんなことも、その後毎日習慣化、体操を運動を習慣化していない人、怠ると筋肉量も落ち、内臓脂肪も上がる、つまり正直、体は非常に正直でうそをつかない。いかに毎日を習慣化していくかということが大事だということを、思い知らされていたようです。
 今回の視察の中でですね、幾つか感じることがありますが、一つはまず導入に当たってですね、関係部局とライザップ社で十分すり合わせを行っていた点、二つ目はやっぱり実施中あるいは実施後のアンケートや測定など、きちんとですね事業評価を平行して行ってきている点、三つ目はフォローアップ、終わった後きちんと振り返りの講座を用意し、その後の健康づくり事業に展開していると、介護保険国保事業にうまく生かそうとしていると、その3点を強く感じた次第であります。
 さて、伊那市においてはいかがでしょうか。まだ講座が今月の25日までということであれですけれど、まず1点として、伊那市におけるライザップ市民講座の実績と評価を伺いたいと思います。


○議長(黒河内浩君) 白鳥市長。


◎市長(白鳥孝君) まだ進行中ということで、全部で8回の受講のうち6回終了しているということで、あと2回残っているようであります。まだ全部終了してからの総括ということになりますけれど、状況についてまた担当のほうからお話をさせていただき、今私が聞いているところ、それから私も1回やっている最中に見させてもらいました。そんな感想でございますけれども、このシステム、ライザップの市民講座、大きなトラブルもなく参加者がとても楽しそうだという印象であります。皆さんにこやかな表情で会話をしながら楽しくトレーニングをしているということ。私も驚いたのはこれグループでやるということで、グループでこう人間関係を上手に築きながら、助け合いながら進めているということがちょっと驚いたのですが、一方で極端なそのトレーニングの内容ではなくて、ごく普通のといいますか、もちろん理にかなった手法なんでしょうけれど、参加者一人一人への配慮もあるということ、さらには脱落者がいないということですね、大体こう長くやっていると嫌になってやめてしまったり、効果が余りないんじゃないかという絶望感でやめてしまったりということがあろうと思うのですが、脱落者がいないということ。そうしたことがちょっと驚きでありました。
 また、実際伊那市の中でもスポーツインストラクターをやっているような方も参加をして、実際に体験をしてみたという話だったのですが、非常に理にかなっているということで、うまくいけば自分たちもできるのかなという話もしておりましたが、そうしたことで良好に進んでいるというのが印象でございます。


○議長(黒河内浩君) 伊藤保健福祉部長。


◎保健福祉部長(伊藤徹君) 応募・参加状況について御報告させていただきたいと思います。応募者につきましては、50名の応募がありまして参加者は46名となっております。このうち年齢不適ということで3名と、社保に入られていた方ということで4名が対象に不適ということでぬけております。継続参加者につきましては43名ということで、キャンセルが3名になっておりますが、キャンセルの内訳は体調不良で1回も参加されなかった、最初から参加されなかった方が2名、また途中で社保へ移ってしまったということで、みずから申し出で抜けられた方が1名ということであります。
 事業の進捗状況でありますが、先ほど市長もありましたとおり、全8回中6回が終了いたしておりまして、私も視察のために毎回参加させていただいておりますが、出席状況については極めて良好でありまして、急な私用やインフルエンザ等による体調不良以外で欠席をされる方はいない状況でございます。
 私も参加させてみさせていただいているのですが、そんなに極端な内容はなく、参加者個々への配慮もされているということで、特にトレーニングについては大変理にかなってて、確実に成果が出るものというふうに感じております。若干、食事内容について糖質の制限というところが強調されている部分について、若干の懸念はあるところでありますが、トレーニング等については確実に成果が出るのではないかというふうに思っております。


○議長(黒河内浩君) 若林議員。


◆13番(若林敏明君) 実は、私も参加しているわけですけれど、やってみてわかったのですけれど、実際やっている運動は大したというのちょっと言葉が悪いですけど、特別なことじゃないんです、極めて単純なスクワットとスプリットというのですけど、あと肩甲骨を回すぐらいなのですが、実は実際にはきついんです、かなり。でも単純で誰でもすぐできる、そのやり方を身につけさえすればですね、何も機械がなくても各自自分の家でできるんですよね。やっぱりこれ非常に合理的だと思いますし、全ての市民に広がる可能性を持つ、普及する可能性を持っている。それから先ほど市長が述べたようにですね、諦めさせない工夫があるんですね、極めて。で、さっきこれなら私たちもできるということがあったとおっしゃいましたけど、これはできない、難しい、諦めさせない努力というか非常にたくみなですね、指導者の持っていき方がありました。それには本当に一人一人のやっていることを褒める、あるいは励ます、途中で雰囲気が暗くなると少し笑わせてみたりですね、無理のないように、しかもみんなができるところまでもっていってですね、実にうまく授業をこなしていました。
 ぜひとも、この総括をもうじき事業が終わるわけですけれど、きちんとやっぱり評価をしていただいて、その成果を次に生かしていっていただきたいというふうに思います。
 二つ目の質問なんですが、その早速ですが、その講座は今月の25日で終わってしまうわけですが、次年度以降の事業の継続はあるのか、意向をお聞きしたいと思います。


○議長(黒河内浩君) 白鳥市長。


◎市長(白鳥孝君) 先ほども話をさせてもらいましたが、あと2回、3月25日が最終、それから結果が出てということになりますので、まだ途中途次でありますから、結果を十分検証する中で考えてまいりたいということを考えております。ただ、現状のままという継続は難しいと思っております。


○議長(黒河内浩君) 若林議員。


◆13番(若林敏明君) ぜひそこのところきちんと検証をして、できることであればですね、何らかのかたちで継続をしたらどうかと思っています。
 今回の導入が、やはり余りにも唐突だったということがあります。市民の中には、私も出たかったわという人も聞いております。全体200人募集するうちの50人ですから、もう一度募集をしてですね、もう一度やってみるといいというふうに思いました。というのはやはり、今回の伊那の導入の前にはですね、牧之原の実践があって、牧之原の保健婦さんたちとのライザップとのミーティングの成果として、今回使われているものは全てできているわけです。各自に配られているこのボディメイク日記というのがあります。これなんかもですね、実はその段階で詰めをしているんですね、現場とね。こういうことを、このノウハウを積み重なってきているわけなので、ぜひとも今回のこれをきっかけにですね、ライザップの持っているノウハウを大いに吸収でき、そして全市民に普及していただきたいというふうに思うわけです。
 中にはですね、三つ目の質問なんですが、受講者の中ではもう自主的に、自分たちでも今回の学んだことを振り返りたい、そのために集まりたい、あるいはもっとほかの市民の皆さんに普及していきたいという声が出ております。それを市としても支援してはどうかと思うわけですが、いかがでしょうか。


○議長(黒河内浩君) 白鳥市長。


◎市長(白鳥孝君) 地域におきまして自主的あるいは継続的に行われる介護予防に役立つ活動、この拡大を目的としまして講師料を確保するということもあります。一例を挙げると、地域介護予防活動支援事業補助金というものがあります。こうしたもので今、31の団体に補助を行ってもおります。
 さらに、伊那市社会福祉協議会でもいきいきサロンなどへの地域福祉事業補助、そうしたものもございます。地区とか地域社協が主催して行う、地域福祉活動、こうしたものが対象でございますので、今後ですね、地域介護予防活動支援事業補助金、こうしたものによる支援というのは、今議員提案の対象であっても可能であろうというふうに考えております。
 で、牧之原で成功し、また伊那で今やって、次の実践を行っているということで、非常に国の方でも関心を寄せいているという話も聞いております。


○議長(黒河内浩君) 若林議員。


◆13番(若林敏明君) 確かにこの継続に当たって、いつまでも市が音頭をとってということではなくて、市民がみずから自分たちの健康のためにグループをつくって励まし合っていく、そしてこのノウハウを普及するという仕組みが理想だろうと思いますし、年間12万大きな支援があるわけですので、大いにそれをその補助事業があること自体もですね、大いに市民に宣伝をしていただいて、各地にこういった健康づくりのサークルがふえていくことを願うものであります。自主的市民の市民が主役となって、自主的に健康づくりに普及する、また普及に取り組むと、冒頭申し上げたそれが本人の幸せであり、家族の幸せであり、行政にとっても健全財政をつくることになると。
 ライザップが盛んに主張していたライザップの理念「人は変わる」という理念でした。まさに今回、私も体験的に思うわけですが、やはりこの体力あるいはその体づくりが変わるというだけではなくてですね、体づくりを通じて内面が変わっていく、自信を持つようになる、あるいはもっと前向きに生きようと、あるいは自分の人生設計を考えようとする、そのポジティブなシンキングがですね、とても大事だろうと思っています。
 つまり、体づくりを通じて、つくのは心の筋肉だというふうに私は感じたわけです。これこそがですね、健やかで幸せな健幸都市と言いますけれど、全国で健幸都市というのは60ぐらいですかね、あるわけですが、こういった健康を試行した都市づくりに今回のライザップの取り組みがきっと役立つだろうというふうに思いますので、最後となりましたけれど、今後はこういった機会を無駄にせずですね、健康な長寿日本一のまちづくりに努めていただけたらと思います。
 以上で、私の質問を終わります。


○議長(黒河内浩君) 以上をもちまして、若林敏明議員の質問が終了いたしました。

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