前回のハードル選手の話が続きます。

ハードリングに活かせる動きづくりとして、「股関節の動き」をテーマに、アクティブコンディショニングやストレッチを紹介しました。

 

今回の取り組み

★ハムストリングス肉離れの再発防止

 

股関節の動きを改善する中には、肉離れの再発防止に繋がる動作も多く含まれています。

ケガの状態も問題無さそうだったため、最初のリハビリでは提案できなかった動きを紹介しました。

より強度が高く、実践に近いハムストリングスのストレッチです。

 

勿論、最初のリハビリで紹介したストレッチやセルフケアは今後も十分活躍すると思います。

しかし、競技力向上やケガ予防の観点から見ると、それでは少し物足りないと思うのも事実です。

人の体は日々変化し、その時々によって適切な動きづくりやセルフケアがあるためです。

 

この選手の場合、体つきがしっかりしているため、運動を再開すると、体への負担は次第に大きくなっていきます。

そのため、大きな負担に耐えられる程の準備が必要になることも目に見えています。

そこで、股関節の動き改善を念頭に置きながら、ハムストリングスの肉離れ対策を同時に行いました。

 

肉離れが繰り返される理由は、大きく分けて2つあると考えています。

  1. 完治していない状態での練習再開/ケアの問題
  2. ウォーミングアップで体が動いていない状態での運動開始

つまり、今までのリハビリメニューの質を上げつつ、運動に向けてのアップができるようにすることが、肉離れの再発防止に役立つと考えています。

 

例えば、1冊の参考書や1つのネットサイトだけを見ていると、リハビリのメニューが限られることがよくあります。

しかし、情報が多すぎると取捨選択が難しく

「どれが正しいリハビリか分からない」

「自分に必要なトレーニングが分からない」

このように質問されることがよくあります。

私がトレーニングを組んだり紹介する際には、目的をしっかり説明するように心がけています。

「この動きは前紹介したもののレベルアップ版です」

「この動きが痛い場合は前のストレッチにしましょう」

などのように、ただ紹介するのでは無く、バリエーションを増やすイメージで紹介しています。

 

これがパーソナルトレーニングのメリットだと、私は考えています。

その都度身体の状態や悩みを訊き、最も適切なトレーニングを提案する。

経過を辿って変化を持たせつつ、最終ゴールに向けて着実に近づくことが大切だと思います。

 

私自身も、よりバリエーションやパターンを増やさなければ行けません。

今回の3つの取り組みを基に、今後の方針を考えていきます。

 

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