膝の靱帯損傷のリハビリ、ここからが本番です。
リハビリのポイントは、
何度も書いているように
「膝の向き」を正しくすることです。
そのための前知識として、
アライメントと膝障害の関係に触れていきたいと思います。
これを理解しておくと、リハビリの目的やゴールが
よりハッキリ見えてくるはずです。
〜膝の向きを確認する方法〜
①.壁から離れた状態で脚のラインを揃えて立つ
②.そのまま膝を曲げる
〜正常〜
膝が正面を向いた状態で屈伸できる
〜悪い例〜
膝が内側に入っている
このように、体のモニタリングを行うことで、
アライメントの異常を確認することができます。
では、アライメントの異常が
膝のケガを引き起こすのはなぜでしょうか?
ざっくり関連性をまとめてみます。
〜アライメント異常と膝のケガの関係〜
①.足元が安定しない
アライメントが整っていると、
言い換えると、アライメントの異常があることで、
一部に負担がかかることが考えられます。
特に影響を受けるのが、
膝や足首などの関節部とされています。
②.体の軸がグラつく
①に関係していますが、
足元が安定しないためバランスが取りにくくなります。
これはスポーツだけでなく、
日常生活にも関係してきます。
一番身近なのが歩行の局面で、
この場面でも必ず片足立ちの瞬間があります。
アライメント異常の度合いによっては、
この場面でもバランスが取れなくなることが考えられます。
また、
動きのレベルが上がるほどこの影響は大きくなります。
③.膝とつま先の向きが合わない
この場合で一番注意したいのが、
「ニーイン・トゥーアウト」です。
膝が内側に入るニーイン×つま先が外を向くトゥーアウト
これは故障が多い選手の特徴で、
修正が必要な動きの一つです。
間違った方向に体が動くことで、
①②を引き起こすことに繋がり、
結果として膝の負担を増やすことになります。
大きく3点に分けて、
アライメントと膝の関係について書いてみました。
ここで気になるのは、なぜ膝が正面を向かなくなるのか?
これにはしっかり原因があり、
原因を知ることでアプローチが大きく変わってきます。
〜膝が正面を向かない理由〜
原因①.股関節周辺の筋肉が張っている
股関節の柔軟性が失われることで、
膝が内側に入る(ニーイン)傾向があります。
股関節の中でも特に、
膝の外旋筋の疲労によって引き起こされます。
原因②.
膝周辺の筋力と運動量のバランスが悪い
この場合、
足底部の外側に体重がかかりやすい傾向があります。
膝に関係する筋肉はとても多く、
疲労によって引き起こされます。
★上記の原因以外
「壁に立ったときに膝裏が付かない」場合、
膝が曲がりやすい傾向にあるため、
ニーイン・トゥーアウトを起こしやすくなります。
関連記事:膝窩とアライメントの関係
次回からは、実際のコンディショニングの話です。
膝が正面を向くためにはどうすれば良いのか?
原因①と②に焦点を当てて、
関連記事
原因①↓
原因②
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