前回はサプリメントの話をしましたが、
今回は、幅広く栄養補助食品の種類に触れていきます。
種類が多数あり、
それぞれにメリット・デメリットがあるため、
目的に応じた判断が大切になります。
ドリンク
種類 |
スポーツドリンク・エナジードリンク 経口補水液など |
形状 |
液体・粉末(水に溶かす) |
主な成分 |
スポーツドリンク・経口補水液 →水分・糖分・電解質が含まれ、 製品によって組成が異なる プロテイン・クエン酸・アミノ酸など →特定の成分を強化している製品もある エナジードリンク →糖分+特定しにくい成分が含まれている |
利用例 |
スポーツドリンク →発汗量や運動時間の違いで 種類を使い分ける エナジードリンク →同じ製品でも各国で成分が違う場合があり、 含有成分不明のものが多く存在する アンチ・ドーピングの観点から 利用を控えたほうがよい 経口補水液 →下痢・嘔吐・発熱・過度の発汗による 脱水時に飲む飲料 |
注意点 |
同じメーカーのスポーツドリンクでも 製品によって成分が異なる場合がある →暑熱環境や運動時間、 用途に合わせて飲料を決める 粉末のドリンクは薄めすぎない →甘いと感じる場合は口直しで ミネラルウォーターを一口飲む |
エナジーバー
種類 |
エネルギー補給を目的とする製品がほとんど →特定の栄養素が強化されている製品もある (ビタミン・ミネラル・たんぱく質など) |
形状 |
クッキー状・ウエハースタイプ チョコレートタイプ 個装されている製品も多くある |
主な成分 |
脂質・たんぱく質 →エネルギー供給源としては 脂質が多くなっている 少量でも効率良くエネルギーが補給できる 一部の栄養素が強化されている場合がある |
利用例 |
少量でもエネルギー補給ができる →体重が減りやすい環境・増量したい場合など ビタミン・ミネラルが強化されている製品 →食環境を整えることが難しい場合 (海外など) 「食事から不足している栄養素の補給」 たんぱく質が強化されている製品 →運動後のたんぱく質補給で有効 脂質からのエネルギー摂取量が 過多にならないように注意 |
注意点 |
ウェイトコントロールが必要な場合 →量と頻度を考えて使用する |
備考 |
栄養調整食品・栄養機能性食品 バランス栄養食など →いわゆる健康食品と称される商品が多い 法律上の表示定義がない 食事の代わりにならない |

エネルギージェル・ゼリー
種類 |
1袋当たりのエネルギー・内容量が 製品によって異なる 特定の栄養素が強化されている製品もある →ビタミン・ミネラル・たんぱく質 アミノ酸・BCAAなど |
形状 |
粘性を持ったジェル状の製品が多くある →糖質濃度の違いなどによって 呼び方が変わることがある ・・・エネルギーゼリー エネルギージェルなど |
主な成分 |
糖質(炭水化物)からのエネルギー補給ができる 一部の栄養素が強化されている製品もある |
利用例 |
固形食品よりも消化時間が短い →運動前・運動中の糖質補給に利用できる 運動後すぐに食事が摂れない場合 →補食として糖質補給 |
注意点 |
エネルギー表示が0Kcalと表示されている製品 →糖質がほとんど含まれないため 糖質補給には利用できない 減量中の満腹感を満たす目的で利用できる |

プロテインパウダー
種類 |
瞬発系たんぱく質の含有割合が高い →多くはホエイプロテインを原材料とする 高い含有割合→持久系 リカバリー(回復系) 炭水化物(糖質) 増量・ウェイトアップ系 →炭水化物(糖質)・たんぱく質の含有割が高い 減量・ウェイトダウン系 →ソイプロテインを原材料とするものが多い |
形状 |
粉末 |
主な成分 |
ホエイプロテイン:牛乳由来・吸収が速い カゼインプロテイン:牛乳由来・吸収がゆっくり ソイプロテイン:大豆由来・吸収がゆっくり ※混合型:上記3種類の混合 |
利用例 |
海外遠征・合宿など →食事で不足するたんぱく質・炭水化物の補給 運動後すぐに食事が摂れない場合 →補食として利用できる |
注意点 |
筋肉づくりに有効とされるたんぱく質量 →体重1kgあたり2g (体重60kgなら120gのたんぱく質) 過剰分 ・・・エネルギー消費or脂肪として体内に蓄積 製品の多くはたんぱく質以外に ビタミン・ミネラルを含む →サプリメントの併用による過剰症に注意する 製品によってたんぱく質・糖質の含有量が異なる →購入時に栄養成分表示を確認して 目的に合わせて選択する 食事からのたんぱく質の不足が 本当に起こっているか確認する ドーピング禁止薬物が含まれている製品に注意する(特に海外製品) |
備考 |
ジュニア選手 →プロテインパウダー摂取による 競技力向上を裏付ける科学的根拠に乏しい まずは食事から必要な エネルギー・たんぱく質を摂取する |

アミノ酸
種類 |
分岐鎖アミノ酸(BCAA) →バリン・ロイシン・イソロイシン シトルリン・カルニチン・アルギニン・グルタミン |
形状 |
粉末・錠剤・顆粒・ゼリー飲料・液体 |
主な成分 |
各種アミノ酸・炭水化物(糖質) ビタミン・ミネラル |
利用例 |
アスリートに利用を勧める 科学的根拠はあまり得られていない |
注意点 |
食事からのたんぱく質の不足が 本当に起こっているか確認する ドーピング禁止薬物が含まれている製品に注意する(特に海外製品) |

燃焼系アミノ酸
種類 主な成分 |
カルニチン・ガルシニア(HCA) カロテノイド (カプシエイト・カプサイシン・アスタキサンチン) |
形状 |
錠剤・粉末・液体 |
注意点 |
糖質から脂肪が合成されることを 抑える研究が実施されている 「脂肪合成抑制・食抑制作用・脂質代謝促進」 →スポーツ選手に対する 有効性は十分に示されていない |
備考 |
減量するにはエネルギー摂取量より 消費量を多くする →普段の食事量と内容を見直す必要がある |
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