前回は肉離れの概要について触れてみました。

今回は肉離れの症状・応急処置・

リハビリのポイントを話していきます。

特に応急処置に関しては、

競技に関わる上で重要な話になるので必見です!!

 

〜肉離れの症状〜

受傷時には「ブチッ」という断裂音が

聞こえることもあるくらい、強烈な痛みが走ります。

肉離れによる痛みには3種類に分類できます。

①.伸ばしたときの痛み(ストレッチ痛

②.押したときの痛み(圧痛

③.力を入れたときの痛み

重症度によって痛みの程度は異なりますが、

Ⅱ型以上になると安静にしていても

痛みを感じることがあるようです(自発痛)。

 

腫脹や内出血による青アザなど、

外見上にも変化が現れます。

Ⅱ型以上になると、

損傷部の陥凹が見られる場合があります。

 

〜肉離れをしたときの応急処置〜

肉離れを起こした場合、

一番にすべきことは出血を止めることです。

止血が早ければ早いほど痛みが最小限に抑えられ、

その後のリハビリが有利に進められます。

応急処置はもちろん、以前紹介した「PRICES処置」です。

P(protect)

 保護→安全確保

R(Rest)

 安静→内出血や腫れ、痛みの抑制 損傷部位の拡大防止

I(Ice)

 冷却→内出血や腫れ、痛みの抑制

    筋緊張緩和 患部の血流抑制

C(Compression)

 圧迫→内出血や腫れの抑制

E(Elevation)

 挙上→内出血や腫れの抑制

S(Stabilization/Support)

 安定/固定→組織回復初期の痛み・腫れ・炎症の抑制

関連記事:救急時に役立つPRICES処置

 

ここでポイントになるのは、処置を行う姿勢です。

受傷した部位によって異なりますが、

基本的には筋肉を少し緊張させた状態

処置するのが望ましいです。

★固定の例

ハムストリングス→膝を軽度伸展位で固定

下腿三頭筋→足首を軽度背屈で固定

大腿四頭筋→膝を軽度屈曲位で固定

適度に緊張させることで、損傷部位の傷口を塞いで

止血効果を高めることが考えられます。

ですから、

痛みが出ない程度に最適な姿勢を意識すると良いでしょう。

重症度に関わらず、

受傷直後から48時間(2日程度)はPRICES処置を行い、

その後リハビリを並行して取り入れていきます。

★痛みがあるからと言って、マッサージやストレッチを

 無理に行うと、症状の悪化に繋がります。

 

〜復帰までの期間〜

程度によって期間は大きく変わります。

Ⅰ型→1〜2週間

Ⅱ型→5〜6週間

Ⅲ型→3ヶ月以上

 

受傷後48時間はPRICES処置で止血を中心に行い、

3日目以降は損傷部位を温めていきます。

よくあるのが、

痛みが引いてきてもアイシングを続けているケースです。

止血や炎症を抑える意味でアイシングは効果的ですが、

冷やし続けると筋肉は固くなる一方です。

痛みが落ち着いてきたら、温熱療法ストレッチ

軽い筋力トレーニングを開始していきます。

 

〜リハビリのコツ〜

ここからは筋肉が固まらないように、

機能回復のリハビリを開始していきます。

動かせるようになったら、

以下の目的でリハビリを組みます。

①.メディカルリハビリテーション

  →炎症抑制・内出血改善・患部の保護など

②.アスレティックリハビリテーション

  →柔軟性の回復・損傷部位の再構成など

早期回復には、この2点に重点を置きながら

リハビリ計画を立てる必要があります。

 

アスレティックリハビリテーションを開始する目安は

以下の通りです。

①.圧痛の消失

②.筋力・柔軟性テストで疼痛がない

③.スポーツ動作中の疼痛がない

④.左右の筋肉に柔軟性の差がない

⑤.ケガに対する心理的不安がない

この項目に問題が無ければ、

ウォーキングやジョギングなどを開始します。

徐々に走るスピードや距離を伸ばしていき、

目的とする競技パフォーマンスに近づけていきます。

 

ここでのポイントは、

「受傷後からの期間で復帰時期を考える」ではなく、

「パフォーマンスが基準に達しているか」

リハビリを進めることです。

肉離れで多いのが、リハビリ期間後の再受傷です。

アスレティックリハビリテーションはあくまでも、

痛みが出ない範囲でのリハビリを指します。

ここで痛みを我慢してリハビリをしては、

再受傷のリスクが高くなります。

 

闇雲に復帰するのではなく、

身体機能がベストな状態で復帰することが

再発防止にも必要です。

 

肉離れは、

処置を間違えると今後の競技生活に支障が出てきます。

私自身、ハムストリングスを2回肉離れしていますが、

硬さが取れるまで時間がかかりました。

そして今もつっぱり感が残っています。

完全にリハビリ手順を間違えた結果です(^_^;)

このブログを読んだ方には

同じミスをしないでいただきたいので、

次回から、好発部位を中心にリハビリを書いていきます。

 

若葉治療院 富士院/PLUSbody若葉治療院

〒416-0902

静岡県富士市長通9-1 201号

TEL:0545−63−6288

 

HP:「plusbody-fuji.com

公式アプリ:「AppStore

      「GooglePlay