スポーツ障害の中で、よく遭遇する疾患があります。

私も何度か経験があるので、痛みは十分に分かりますよ。

 

「捻挫」

 

主に、足首の捻挫をするケースが多く見られます。

今回は、足首の捻挫にフォーカスを当てて

ブログを書きたいと思います。

 

Q.捻挫とは?

まず、捻挫の定義から話をしたいと思います。

捻挫とは、関節に外から力が加わった際に、

本来の関節可動域を超えて運動を起こした状態です。

それにより、関節包(関節の袋)や靱帯などに

軽度の損傷を起こして痛みが生じます。

足首捻挫は2種類あり、内反(内がえし)捻挫と

外反(外がえし)捻挫があります。

関節の構造上、よく起こるのは内反(内がえし)捻挫です。

(詳細は後ほど・・・)

 

一般に、骨・軟骨に損傷は無いとされ、関節面の

相互関係(正しい位置)は正常であると言われています。

具体的には、骨折や脱臼を除いたもの

捻挫として扱います。

 

つまり・・・

捻挫とはレントゲンに写らないケガなのです!!

 

〜捻挫の分類〜

捻挫の程度を判断する基準は、靱帯損傷の程度です。

問診による受傷状況の聴取、触診による熱感の評価、

視診による腫脹・内出血の確認を行い、

捻挫の程度を評価します。

症状の重症度によっては、

レントゲンやMRIによって骨折の有無を確認します。

Ⅰ度

前距腓靱帯の部分損傷・靱帯付着部での

軽微な損傷がみられる

(腫れも痛みも軽く、一時的に靱帯が伸びている状態)

Ⅱ度

前距腓靱帯の断裂(靱帯の一部が完全に切れている状態)

Ⅲ度

前距腓靱帯・踵腓靱帯の断裂

(靱帯の完全断裂関節が不安定な状態)

 

Q.捻挫の原因は?

「関節に外から力が加わった際に本来の関節可動域を超えて

運動を起こした状態」と上記で書きましたが、

具体的にはどのようなケースで起こるのでしょうか?

 

〜日常生活での捻挫〜

・階段を降りたとき

・段差を踏み外したとき

・石ころを踏んでしまったとき

このように、

予期せぬタイミングで捻挫することが多いようです。

 

〜スポーツでの捻挫〜

スポーツでの捻挫は、

バスケットボールバレーボールで特に多く発生します。

もっと言うならば、ジャンプ競技と捻挫は

切り離せない関係にあるとも言えます。

よくあるケースが、ジャンプの着地時に他人の足に乗り、

捻るケースです。

自分で注意していても防ぐことが難しいため、

悲惨な事故に繋がることもしばしば・・・。

 

他のスポーツでは、

サッカーラグビーなどの接触プレーのスポーツ、

野球テニスなどの側方移動があるスポーツでも

捻挫が起きやすいです。

 

なぜ内反(内がえし)捻挫が起きやすいのか

内反捻挫が起きやすい理由は、

足首の構造に原因があります。

①.骨の高さが違うため

足首には、脛骨の内果(内くるぶし)と

腓骨の外果(外くるぶし)という触れる部分があります。

高さに違いがあり、内果は外果よりも高い位置にあります。

高さが違うことで、

下の写真のように関節の隙間に違いが出てきます。

この時、外反(外がえし)方向は隙間が小さいため、

距骨の動きが少なくなります。

反対に外反(内がえし)方向は隙間が大きいため、

距骨が動きやすい構造になっています。

つまり・・・

必然的に外側の靱帯損傷が起こりやすい

状況になっているわけです!!

 

②.足首の動きやすさが関係するため

足関節は

底屈(屈曲)と外反(外がえし)

背屈(伸展)と内反(内がえし)

この動きが同時に起こる関節で、

距腿関節と距踵関節の運動が関与しています。

このうち底屈と背屈では、

背屈がしやすい構造になっているため

足関節が過伸展しやすい状況になっています。

詳しく書くと、底屈時には距骨の突起が

動きを制限するため過屈曲は起こりにくいです。

反対に背屈時には、動きを制限できる因子がないため

過伸展が起こりやすいです。

その時同時に、内反方向への動きを制限できないため

外側の靱帯損傷が起こります。

 

今回は一般的に言われる捻挫の話をしてみました。

捻挫は繰り返し起こりやすいと言われています。

また、捻挫した箇所の違和感が残るとも言われています。

その理由はいくつかありますが、対策やリハビリ、

応急処置について書いてみたいと思います。

 

関連記事:捻挫の症状・処置方法

     DYJOCトレーニング

     足首のチューブトレーニング

 

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