久しぶりに理論的な話を書いています。

もう少し更新頑張ります(^_^;)

 

ずいぶん前に書いた、

脊柱起立筋のストレッチ」の中で触れていた、重心線の話をしたいと思います。

そもそも、「重心線」とは何か、

「重心」とは何か、実際に私が

姿勢を評価するときのポイントを

まとめていきたいと思います。

 

★基本姿勢

立位の状態で、手掌(手のひら)を

体幹に付けた「気をつけ」の状態です。

この姿勢をもとに、姿勢の評価していきます。

 

★運動面

ヒトの体を診ていく時に、

前提になるのは「」です。

ヒトの面は3方向あるので、

それぞれを詳しく見ていきます。

①.水平面地面と水平な面

                   イメージはベルトを締めるラインです

      運動例→体位案の回旋をする面

②.前額面:人体をから見た面

                   運動例→体幹の側屈をする面

                               (横に倒す面)

③.矢状面:人体を後ろから見た面

                   運動例→体幹の屈曲(前屈)

                                            伸展(後屈)

 

立位姿勢を見るときは、

主に前額面矢状面から確認しています。

この時、正しい重心線で姿勢を評価することが

大切になります。

※水平面を見るケース・・・

  投球動作に問題がある場合の腰の動きなど

 

★重心線

前額面を見るときの重心線

乳様突起(耳)

    →肩峰

    →大転子 

    →膝関節前方(膝蓋骨後面)

    →外果の前方5cm

矢状面を見るときの重心線

外後頭隆起(後頭部の出っ張り)

    →椎骨棘突起(背骨の真ん中の出っ張り)

    →殿裂(お尻の割れ目)

    →両膝内側の中心

    →内果(内くるぶし)の中心

 

Q.重心とは

定義:頭頂部から足底までの間に存在するもの

   足底から55%〜58%の重心線上

   一般的に第2仙椎の少し前方

 

重心が密接に関係する場面として、

立位姿勢の保持が挙げられます。

その時の重心線は、

股関節回転軸の中心の後方にあります。

皆さんは、

重心を保持するものは何だと思いますか?

 

 

・・・実は、

 

「靱帯」「下腿三頭筋」

 

にあると言われています。

具体的には、

股関節→股関節前方の腸骨大腿靱帯(Y靱帯)

膝関節→膝関節後方の後十字靭帯(PCL)

足関節→下腿三頭筋腓腹筋ヒラメ筋)の緊張

 

★抗重力筋

重力に対して立位姿勢を保持する働きを、

抗重力機構といい、

そこで活躍するのが抗重力筋です。

主な作用は、

立位姿勢から重心線がズレたときの補正です。

 

身体の腹部に位置するもの

    頚部屈筋群(胸鎖乳突筋)・腹筋群

    腸腰筋大腿四頭筋前脛骨筋

身体の背側に位置するもの

    脊柱起立筋大殿筋

    ハムストリングス・下腿三頭筋(腓腹筋ヒラメ筋

通常の姿勢維持は、腹部の筋群よりも

背側の筋群の方が重要と言われています。

特に主要姿勢筋群と言われているのは、

    頚部伸筋群・脊柱起立筋

    ハムストリングスヒラメ筋です。

もちろん、部位によって

姿勢の保持に活躍する筋は異なります。

つまり、「姿勢が悪い」と一口に言っても、

原因は大きく異なるわけです。

 

具体的に表すと・・・

①.足関節

     重心線は足関節より前方を通過するため、

     身体は前へ倒れやすくなります。

  活躍する筋肉→ヒラメ筋腓腹筋

②.膝関節

     重心線は膝関節中央のやや前方を通過し、

     重力は膝の伸展に作用しています。

     そのため、

     膝関節の固定に筋肉は必要としません。

③.股関節

     重心線は股関節後方を通過し、

     股関節の伸展に作用しています。

     これに対抗して腸腰筋が作用し、

     股関節の過伸展を防いでいます。

     股関節はわずかな姿勢変化で重心移動するため、

     伸筋と屈筋が常に活動して

     姿勢を維持しています。

④.脊柱

     重心線は第4腰椎のやや前方を通過し、

     体幹を前屈させようと作用します。

  これに対抗して脊柱起立筋が作用しています。

 

今回はここまでにしておきますが、

姿勢の変化には他にも様々な機構が

作用しています。

私の施術は姿勢の評価から始まることが多く、

その後から本格的に施術が始まります。

できる限り短時間で姿勢の評価ができなければ、全てを治しきるまで到達できません。

 

もっと言えば、

止まった状態の姿勢が判断できなければ、

動いている姿勢の判断は難しいものになります。

まずは止まった姿勢の異常を改善しなければ、

パフォーマンスの改善には至らないと思います。

 

知識・技術を含め、

私自身もっと上の次元を

目指さなければなりませんね。

 

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