早くも暑さがやってきましたね。
水分補給を忘れずに、
トレーニングを頑張りたいです(笑)
今回のテーマは
「大腿筋膜張筋」
毎度恒例、解剖学の話から・・・
大腿筋膜張筋は、骨盤(腸骨)から
下肢の外側に付着する筋肉です。
腸脛靱帯という靱帯をご存じの方も多いと思います。
腸脛靱帯は、
大殿筋と大腿筋膜張筋によって構成されています。
特に、ランナーの方はイメージしやすいと
思いますが、歩行・走行時に
骨盤や膝を安定させる役割を持ちます。
骨盤が安定することで、
下肢を真っ直ぐ出すことが可能になり、
足を前に踏み出しやすくなります。
大腿筋膜張筋の力自体はそこまで強くありませんが、
立った状態でも緊張し続ける為、
気づかないうちに疲労している事もあります。
主な作用は、股関節の屈曲と外転です。
また、膝の伸展にも関与しています。
関連する筋肉:大腿四頭筋
〜大腿筋膜張筋が硬いとこんな状態に〜
・骨盤の安定性が無くなる
筋肉が骨盤を引っ張り、骨盤が下がってしまいます。
反対に、張りが無いと骨盤が上がってしまいます。
つまり・・・骨盤の動きに大きな影響が出る為、
体にグラつきが起こると考えられます。
例:片足立ちでバランスが取りにくい
・歩行時や走行時の動きに問題が起こる
筋肉の硬さが原因で、股関節が伸びにくくなります。
十分に伸びない事で、
後ろの足を前に引き戻しにくくなると考えられます。
つまり・・・
タイムに大きな影響が出てしまいます。
・腸脛靱帯炎(ランナーズ・ニー)
筋肉が硬いと骨との摩擦が起きやすくなり、
腸脛靱帯炎につながります。
繰り返しの動作が炎症の原因になるため、
筋肉の張りなどが要因になるとされています。
※大腿筋膜張筋だけが原因ではないため、
詳しい検査が必要です
いざ、ストレッチ!!
※今回は右の大腿筋膜張筋を伸ばしています
①.足を後ろで交叉させる
〜Point〜
バランスを取るために壁などを使う
②.背筋を伸ばしたまま腰を落としていく
〜Point〜
背筋を真っ直ぐ伸ばして骨盤の水平を保つ
体重を後ろの足に預ける
〜悪い例〜
骨盤がつられて横に動く
★一連の動きはこんな感じです
椅子を使ったストレッチ
①.椅子に上半身をかける
〜Point〜
下の足をしっかり伸ばす
②.大腿部を床に押すように体を下げる
★一連の動きはこんな感じです
★ストレッチはどれくらい伸ばすのか?
筋肉の伸ばし方を知っていても、
「どの程度伸ばして良いのか?」が
分かっていないと勿体ないです。
ストレッチ全体に共通する事なので、
ポイントを載せておきます。
・ウォーミングアップの場合
→軽く反動をつけて20回×3セット
・クールダウンの場合→息を吐きながら20秒×3セット
・痛みが出るまで伸ばしきらない
急性期の肉離れなどではストレッチをしない
大腿筋膜張筋が引き起こすスポーツ疾患の代表が、
腸脛靱帯炎です。
腸脛靱帯炎はランナーに多く、
一度発症すると厄介な疾患になります。
原因は様々ですが、大腿筋膜張筋の状態が
大きく関わるのは間違いないでしょう。
ストレッチしておいて損は無い、私はそう思います。
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