食生活と血液ドロドロと痛みの関係 ---『酵素が体の疲れをとる!』より
昨日に引き続き、『酵素が体の疲れをとる!』(著・鶴見クリニック院長・鶴見隆史、青春出版社、2009年)より、食生活と酵素と体の痛みの関係について、ご紹介していきます。
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肉などの動物性タンパク質や、ショ糖(白砂糖など)、質の悪い油を大量に摂る食生活を続けていると、体にはさまざまな弊害が起こってきます。
その最たるものが、体内の血流が悪くなり、体の抹消まで血液が行き届かなくなる「微小循環不全」です。
肩こりや頭痛、手足のしびれなどは、これが原因で起こります。
肉類に含まれる動物性タンパク質は、人間の胃腸が消化するのに手間がかかります。
そのために多量に食べるとタンパク質の消化不良が起こり、胃炎や腸炎を起こしやすくなります。
また、消化されなかったタンパク質のかけらで赤血球がくっついて連なり、ルロー(=連銭形成)が起こり、末梢の血管まで血液が行き届かなくなってしまいます。
砂糖や質の悪い油も血液をドロドロにし、血行を悪くする原因となります。腰痛や頭痛、肩こりやしびれなどは、これによって起こるのです。
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ときどき、テレビでも、お笑い芸人さんの血液検査で、赤血球がつながった血液ドロドロになっている写真が出てくることがありますが、ご覧になったことがありますか?
ここういう写真です。写真は、鶴見クリニックのホームページよりお借りしました。
こちらが正常な赤血球。
タンパク質の消化不良が血液ドロドロ状態となり、血行を悪くして、痛みを引き起こすんですね。
逆に言えば、痛みは体の黄信号。痛みが出たら、血液ドロドロかな、と疑って、食生活を見直すことが必要ですね。

