見せてもらいました。

 

筑波戦の後、萩井監督が”バランスが崩れている”

とおっしゃったそうですが、その通りだと思いました。

 

話は変わります。

今年はじめの方のスクラムは、これまで見た事が

ないぐらい悪かったです。ところが、今は少し弱い

ぐらいになっています。

はじめの頃はスクラムを組んでも背中がガタガタ

で、強い弱い以前に相当、見栄えが悪かった。

それが、夏合宿の写真ぐらいから、見栄えが良く

なった。急激に良くなっています。

相当、頑張ったのでしょう。

選手、関係者の方の努力には頭が下がります。

 

その、スクラムですが、明治相手に押せるとまで

は言えないぐらいでした。どちらかというと明治が

押している。

そんな感じでした。

 

少し明治が押します。同志社も8人で押して耐えて

ます。明治No8がサイド攻撃をします。

同志社はスクラムで押されているので、ブレイクが

遅れます。

遅れるので、No8がバックスに当たり、同志社のバ

ックスが減っています。

しかも、明治に前に出られています。

同志社のFWが間に合っていなくて、明治に前に出

られていて、BKが巻き込まれている。

ピンチですねぇ。

 

DFのラインが少ないので、同志社はジョグではなく、

かなりスピード上げて戻らないといけなくなっています。

(ピンチにしては、戻りは速いとは思えませんでした)

 

明治がボールを出すときに何とか同志社は戻っています。

それでも、同志社のDFの順目の人数が1~2人少ない(

逆目の人数が1~2人多い)状況です。

 

普通に順目に展開します。何とか止めますが、同志社の

人数が少なく、相手に正対していない状況なので、タック

ルに入りづらい状況から止めに行きます。

斜めにタックルして、相手にはプレッシャーがかからない

状態。

斜めからなので、タックルポイントは一か所になる(正対

していれば、早い遅いはあってもどこでもタックルできる)

ため、ステップを切られると簡単にゲインされる。

(こういうところが「肩でタックルに入れていない」に思い

ました)

 

ゲインされた選手を何とか止めようと同志社が集まります。

何とか止めても相手にボールを確保されます。

タックルしても、同志社の足が止まっているので、相手にプレッシャーがかからない。

足は掻きましょう(レッグドライブと言ってくれてもいいですが)

 

こうなると同志社のDFは突破された時の事が頭にあって

ラックで縦に2人並んだりしてしまいます。

明治がラックで少し時間をかけても、突破されるのが、気

になってポイントに寄ってしまって広がれない。

結構時間が立つと順目逆目の人数が何とか揃う。

 

もうどう動いたら効果的かわからない。

ポイント周辺で同志社の動きが少なくなり、相手のSHが

自由に動く。

ラックの順目の同志社DFはほとんど前に出ていない。

明治はノープレッシャーで展開、強い選手をあて、同志

社が待ってタックル。

何とか止められても次には、DFに穴が開いてゲイン。

ゲインされた選手を止めるのに反則。

タッチで前に出られてモールに

止めても、ゴール前に居座られて、DFを押し下げられて

トライ。

 

スクラムの後、押され気味なので、ブレイクは遅れるん

ですが、出来るだけ早くして、戻りのスピードも明治戦

よりずっと速くする。

順目を早く埋めて低く構えて、内側の選手は思いっき

って前に出る。

低く当たって足を掻いて相手を出来るだけ押し込む。

内側3人ぐらいはドンドン前へ

その外側の人は内側と連携しながらか、展開すれば横

にか考えながら動く。

更に外側に回されたらスライドする。

それで次のポイントにすぐ寄れるように、走る量に拘る。

 

プレーについては、ブレイクして相手に正対できるように

広がって立って内側が思い切って前に出るところまで

出来れば、見違えます。

 

初めに遅れだすとドンドン遅れます。

早くするのと大違いです。

 

問題は、それを出来る精神状態にあるかどうかです。

同志社は大敗続きでどう動いていいか迷っている

感じがします。大量失点のストレスで何をやっていいか

わからなくなっていると推測しました。

 

前半の中盤で既に動きが少なくなっているので、

そんな時間なら、スタミナ切れではありません。

精神的にきつかったのだろうと思います。

 

同志社は動きが少なく、流れるような動きは見られず、

場面場面の点で時折頑張る。

そんな状況を見て、「バランス悪い」ってこの事やな

と思いました。

何か動きが硬いラグビーでした。

 

早く準備をして前に出て足を掻いて相手にプレッシャー

をかけ続ける。

 

それを頑張ってする。しかないのですが、どうしていいか

わからなくなっている(ような)のが心配です。

 

また、話が変わります。

岡先生は「選手はグラウンドで失敗する権利がある。

ただ、同じ失敗を何度もするのはいけない」とおっしゃい

ました。

失敗しないのに越した事はないですが、なかなかそうは

いきません。失敗して、次に修正する。そうしてレベル

アップしていく。

レベルアップの途中には修正しようと思ってうまくいかない

事があります。

修正しようとやり方を変えて失敗したなら、それは違う失敗

で同じ失敗ではないです。

 

筑波戦で前に出れる時に出れる選手が少なかったとの

事でした。明治戦は前に出たけど並べていなかったので

すれ違いで抜かれた。

これは、前とは違う失敗なのでいいんです。

 

でも、実際は筑波戦も明治戦も前に出られなかった。

これでは、どの程度前に出るのが適当かわからず、出過

ぎて外で抜かれるかもしれないのを調整するのは、ずっと

先になってしまう。

 

やはり、岡先生のおっしゃられたとおり、前に出ないという

「同じ失敗」をするのは絶対良くない。

 

大量失点は嫌でしょう。でも、前と同じ内容の大量失点に

ならないように懸命に走る。それでバテたら、その次に

ペース配分を考える。

 

改善できることはいくらでもある。それにこれより悪くなると

はあまり考えられない。

失敗を恐れず、どんどんチャレンジしてもらえたらなぁと

思います。

 

こちらは書くだけなので、実際やるのは

なかなか出来ることではないかもしれませんが。

 

同志社はファンが多いので、いろいろ言われる事もある

でしょう。見当はずれを言われる事もあるでしょう。

多くの人は、同志社のラグビー部が良くなって欲しいから

強くなって欲しいからです。

だからと言って無茶苦茶言っていいのではないですが。

 

何か言われたら、言い方はともかく、良くなって欲しいん

やなと思ってもらうと有難い。

 

でも、どんなラグビーをするのも、頑張るも頑張らないも

全て同志社ラグビー部は選手が決める事です。

外野に決定権は全くありません。

 

自分たちで決めて自分たちの満足行くラグビーをして

くれたなら、上で書いた事と違っても、どんなラグビー

をしてもいいと私は思います。

 

それでも、私は応援します。チャレンジしたなら、結果が

悪くても私は応援します。結果が悪いと残念には思うけ

どね。

 

思いっきりチャレンジしてラグビーを楽しんで下さい。

関学戦には応援に行きます。

 

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