前半

1 KO SHトライ 同志社がラックサイドをあける

2 D  スクラムからサイド攻撃で押し込みトライ

3 KO ハイタックル(シンビン)からラインアウトモール

4 D  平川君ラックを飛び越えトライ

5 KO キックパスからのトライ

6 D  展開から平川君がサイドを突きトライ

7 D  展開から鶴田君のトライ

8 KO  20次以上の連続攻撃からトライ

後半

9 D  自陣から外に展開鶴田君がトライ

10 KO  密集サイドを突き前進からトライ

11 KO 密集サイドを突き前進からトライ

12 D  展開してゴール前へペナルティからチョン蹴りして野中君トライ

13 D  永富・安田のパスから最後は鶴田君トライ

14 D  永富・安田・鶴田のトライ

15 D  ゴール前スクラムから服部君トライ

以上が得点経過です。 

試合開始後、同志社がラックサイドを空け慶応にトライを取られます。

それに対し、同志社は接点で頭を下げ低く当たりFWが押し込みトライを奪います。

接点を見ると同志社が上回っていましたので、慶応がペース配分をしてるのかなぁと思っていました。

接点で頭を下げ、ボールを失わないようにしているところが萩井監督の言う「痛い練習」の成果なのでしょう。

なお、1対1では去年も天理を上回っていたので、身体づくりの成果だとするのは早計のように思います。(去年は1対1の次に来る同志社の選手が遅すぎたためブレイクダウン全体では後手を踏みました。チームの方針には疑問)身体づくりは引き続き、もう少し見てみたいですね。

その後、ラインアウトモールでトライを奪われます。あまりというか、ラインアウトモールは全然練習出来てなさそうですね。同志社FWはバラバラで押してたので。少なくとも相手モールの後ろ側に廻っていった選手は素早く低く戻ってほしいと思います。

さらにキックパスでトライを取られます。ここまで、キッキングゲームでは蹴り負けていましたので、バックスリーのOBさんに臨時コーチをしてもらうほうがいいのではと思います。

試合経過でKODの並びを見ると慶応(特にFW)が途中でバテた事が想定されます。

実際、私の目には慶応FWが上の11番のトライ以後目立って運動量が減ったというよりほとんど動かなくなったように映りました。

上の11番のトライ後画面に映った慶応選手の表情は暑さもあったでしょうが、疲労の色がありありでした。ペース配分してると思ってみていた慶応はあれが現時点での力だったようです。

DFで圧力を受けなくなった同志社が易々と展開出来るようになります。試合開始から前半30分ほどまでは、ラックサイドで慶応DFが思いっきり押上げてくるため、自由に展開出来ませんでした。この時間帯になると慶応FWが動かなくなり、圧力を受けず、パスを外に回せます。しかも、慶応FWが内側を押さえて(立って)いないため、内側でゲインされる可能性がある慶応BKDFは前に出る事が出来ず、また、内側を突かれる事が頭にある慶応BKは外側にもスライド出来ず、鶴田君を中心に快走出来同志社の勝利となりました。

 

以上が試合の概況です。同志社FWが慶応FWをバテさせるまで追い込んだため同志社BKが生き生きと動けた試合に見えました。

 

もう少し詳しく見ていきます。

スクラムは同志社が斜めに組んで慶応に押させない作戦でした。レフリーがそれを指導しなかったため少し押され気味で済みましたが、まっすぐ組みなさいと指導とペナルティーでもあれば、全然展開が違ったと思います。

今後もスクラムの練習は必要です。

 

前半の中盤以降慶応の攻撃がスピードアップして、ラックサイドに慶応FWが助走をつけて走り込み、そこにパスを渡します。それに押し込まれた同志社は並ぶのが遅れます。徐々に遅れてラックサイド周辺に穴が空き、突破されます。

突破されずとも横からのタックルになり徐々に食い込まれます。押し込まれた場面こそ、順目をすばやく埋める事が大切です。そこはこの試合で一番目立った良くない点です。

時間をかけてじっくり修正してください。付け焼き刃にならないようにじっくり取り組んで下さい。DFでの一番の要点です。

なお、前半半ばまでの時間は最初の慶応のトライを除き、いいDFをしていました。あれぐらいの速さの攻撃ではビクともしないぐらいの組織DFは出来るんだと思います。

BKは外展開されて相手があまっている場合でも落ち着いてパスを追いながらスライドして外で封じ込めていましたいいDFです。

ラインアウトは高さがあるので、なかなか良かったと思います。

ブレイクダウンは前述のように勝っていましたので、慶応をバテさせる事が出来ました。

ネット放送の解説では、慶応がラック(密集?)に入りすぎのような事が言われていましたが、慶応にするとそれだけ同志社の圧力を感じていたという証拠です。

また、同志社は慶応DFが並んでいても押し下げて、トライを取る事が目立ちました。FWのトライは相手のすぐ近くでトライしています。相手FWを破ったシーンは多くなく、相手FWを力で押し下げてゴールライン上近くにトライするのが目立っています。これも接点で当たり勝っている証拠でしょう。

 

続いてネットで見かけた意見についての私の感想です。

慶応のタックルが悪い。(慶応側の意見です)

→慶応FWが立っていない事のほうが悪く、BKラインは同志社BKのようにスライドして外側のスペースを消すべきでした。タックルポイントに入れなくて抜かれるのはタックルが悪いのではなくて、ポジションや走る(抑える)コースが悪い

再戦すると慶応が勝つ(慶応側の意見です)

FWの差が結構あるので多分ないです。スクラムで慶応がペナルティを連続でもらえるぐらいに押し勝てれば、ひょっとしますが。

同志社はこれ以上スクラムにこだわる必要はない(同志社側の意見です)

→レフリングがかわればどうなるかわかりません。東海、帝京を考えてもまだまだスクラム強化は必要です。

 

 両チームともDFはひととおりやっているようですが、同志社はモールDFとラックサイドのDF、慶応は同志社レベルとやるにはスタミナとBKDFのスライドが足りなかったようです。

 アタックは慶応がラックサイドに走り込む対抗戦中盤のような攻撃が多く20数次攻撃が出来るほどの仕上がりでした。

 

 天理を基準に考えると昨年12月に同志社は12-34で敗れました。

 慶応は24-29で敗れています。慶応の方が強かったと思います。

 それが数カ月たち、定期戦では同志社が上回っています。この数カ月で逆転したと言ってもいいでしょう。ありがたい事です。

 

 同志社はFWが押せていたので得点力が上がりました。昨年の早稲田定期戦を思い起こさせるようです。早稲田定期戦と違っているのは、BKのサインプレーのような得点が減り、判断の中で生まれた(ように見える)トライが増えた事です。

 何かのびのびやれているような、そんな感じがしました。私が見始めた頃の同志社のラグビーってこんな感じだったよなぁとうれしく思いました。

 ただ、去年も押せないと攻撃力が沈黙してしまってましたので、強力FWのチームと対戦した時にどうなるかは見てみたいですね。

 

同志社の課題(短期で改善できるものから順に数字の大きなものは長期間かかりそうなもの)

 ①キック処理

②モールDF

③プレースキッカーの要請

どんなメンバーになっても3人ぐらいは蹴れるようにキッカーは練習をするようにしたほうが良いと思います。

チームが取り組むべき課題なのか個人に帰すべき問題なのかわかりませんが

④スクラム

⑤ラックサイドの早いDF

⑥前提となる身体づくり・スタミナづくり

 

  選手・コーチ関係者の皆さんは大変でしょうが頑張って課題に取り組んで下さい。今年は久しぶりにしっかり応援させてもらいます。

 

DSNはこちら

http://d-support-network.net/