明治戦2

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個別のプレーについて見ていきたいと思います。

キックについて

明治の両LO195190でした。タッチを切ると相手ボールのラインアウトになり、相手には高さがあるためボールを確保し、同志社は攻められることになります。

同志社はボールを動かし、明治のFWをバテさせたい。

そうなるとタッチは切らないキックをすることになります。ネットでは「タッチを切れない」とキックについて書かれていましたが、切ろうとしていないので、的外れな批判です。

キックが無意味とありましたが、キック無しで試合する事はまずありません。自陣からではキックもあります。そうなると上で書いたようにキックチェイスが悪すぎます。一列に並んで、ボールの動きに合わせてスライドすることは以前このブログでも書きました。まず修正すべきところは、キックチェイスです。

キックオフについて

 相手のキックオフでのボール確保について、今年はずっと悪いですね。早稲田戦は相手キッカーが良くて(敵陣深くに届く滞空時間の長いすばらしいキックを蹴っていました)、同志社の悪い点がかなり目立ちました。

明治戦は目立ちはしませんでしたが、悪いままですね。相手ボールをキックします。キャッチャーがボールを確保する前に、ボールより前にいる選手は「全て」下がります。このため、キャッチャーはもろに相手からのプレッシャーを受けます。

 明治など、同志社の対戦相手は、同志社がキャッチャーにまっすぐ勢いをつけてタックル出来ないように、キャッチャーの前にいる選手は、壁になるべく、その場所に残ってボールを見送ってタックラーの邪魔になる位置にいます。

このため、タックラーはまっすぐタックルに行けず、回り込みます。このため、若干、勢いを失いボール確保が容易です。しかし、タックル後のプレーで人数的に不利にならないようにキャッチャーの前の位置以外にいる、ボールの落下地点より前にいる選手は速やかにボールより後方のオンサイドの位置に下がります。

 同志社は早稲田戦では、何度もキックオフでプレッシャーを浴びました。明治戦でも同様です。早稲田戦、明治戦と繰り返し出来ていないのは確かです。

明治のバテ

 試合の流れで書いたように3トライ取った頃から明治の運動量が落ちてきました。このため、同志社が息を吹き返しました。一部掲示板で言われているメンバーチェンジで流れが変わったようには見えませんでした。もちろんメンバーが変わると少しずつラグビーの質も変わりますが、メインは明治のバテと同志社の修正にあると考えています。

スクラム

 ボロ負けとは言わないですが、主導権は握れていませんでしたね。一部ネットでスクラムをターンオーバーされたとありました。それを見て、明治がワンプッシュしてフッキングでボールを取ったように思われるかも知れません。

 実際には、スクラムを組んで回り始めます。50~60度ぐらい回って、これからは回るのに気をつけないとと言うときにスクラムが回ったと判定され、相手ボールです。

 同志社としては回して相手にまっすぐ押させない作戦でしょうが、50~60度だと、相手フランカーがステップアウトして組んでいると大きく曲がっているように見えるので、やばい角度だなぁ少し回しすぎと思って見ていました。回すにしてももう少し角度は小さめでした。少し「策士、策に溺れる」感がありました。

 ファーストスクラムでは、明治が背中を丸めた(同志社も少し丸めていたように思います)ため、同志社がバランスを取れず、前につんのめって崩したと取られたように見えました。

 後半、同志社が自陣ゴール前でつっかけてフリーキックになったスクラムでは、明治がタイミングを外しているように見えました。明治は組める状態で組まないで、そのままです。同志社は組める状態なので組もうとします。明治は組まないで中腰のままですので同志社が前のめりになりつっかけたように見えます。

ファーストスクラムで背中を丸めた組み方も、組めるのに組もうとしないのも、一昨年の田辺での定期戦でも同じようにタイミングを外してこちらの押しを邪魔していたので、タイミングを外すのは明治の持ちネタの一つでしょう。

 「こすい組み方やなぁ。重戦車はイメージと体格だけかいな」とは思いますが明治にするとしてやったりです。同志社も2年前にもやられているのにきれいさっぱり忘れていたのかも知れません。

天理は斜めに組んで(スクラムを上から見ると“く”の字になります)押させないようにします。また、袖を引っ張ってよく落とします。京産は斜めに組んだまま、側頭部で押すので相手が面食らいます。明治はタイミングを外します。学校毎のスクラムの癖なんかもFWの選手はよく頭に入れておいて欲しいと思います。

 まあ、タイミングを外され、全体的にはスクラムは明治にコントロールされていたと言わざるを得ません。一部ネットで実はスクラムは勝っていた。との意見がありましたが、現にスクラムで認定を取られています。こういう意見には関係者や選手の皆さんは決して耳をかさず、スクラムの“ずるさ”においても明治を上回るべく励んでもらうとありがたいです。

ラインアウト

 同志社のフッカーは東君に中尾君とコンバート組が目立ちます。プロップはスクラムがあるので、機動力ばかりを考えて選ぶ訳にはいきません。スクラムばかり考えてメンバーを選ぶと同志社が目指す、帝京に走り勝つラグビーは出来なくなります。

 このためだと思うのですが、一列でも比較的器用な選手のなるポジション、フッカーに機動力のある選手をコンバートしていると思います。

 早稲田戦でも東君が独走し(スピードありますねぇ)No8出身と知らない多くの観客が沸いていましたし、ある程度結果を出せていると思います。私もスピードのある選手をフッカーに起用するのは賛成です。そういう意味で中尾君には期待しています。何せCTBWTBとスピードはフッカーにすれば抜群にあります。双子でWTBとフッカーの彦坂兄弟のようなもの、一人彦坂兄弟ですね。しかし、昨年試合で見た中尾君はラインアウトもスクラムも苦戦していました。

 ラインアウトはかなり良くなかったので少し時間がかかるなぁと思っていました。

 少しずつ良くなっていましたが、先発で明治戦相手Lo195cmと190cm、しかも強風でスローイングの練習を兼ねてロングボール中心。失敗が続いてゴール前で短いボールを入れたりしていましたが、長いボールが中心でした。この状況を克服出来る程にはレベルアップしていないと言わざるを得ません。

 練習するしかないのですが、高い選手に慣れるために相手に高い選手がいないといけません。練習時に相手に森山君など長身の選手を入れ、味方は175cmぐらいの選手にして、ロングスローをすると同じようなプレッシャーを感じることが出来るでしょう。

 プレッシャーは同様でも、投げる角度は違いますけど。

 同じようなプレッシャーでも出来るようになるとトップリーグなどとの合同練習でひと味違う高さの中練習する。私が思いつくのはこれしかありません。

 期待しています。頑張って下さい。

気合い負け

 気合い負けだという人がいます。確かに明治は立ち上がりに100%の力で来ました。同志社はゆっくり入ったというより、FWの重い相手と戦うということで気合いが入りすぎで固くなっていた感じがあります。気合いが無かった足りなかったと言うより、明治戦というとことでうまくやろうという感じになっていた所に相手が猛烈に前に出て、スクラムもうまくいかず、ラインアウトは確保出来ないでどうしようも無かった感じがあります。

 立ち上がりを見ていて改めてセットプレーがうまくいっていれば、巻き返しもうまくいくのにと思っていました。

 セットプレーはそれだけではなくて、うまくいかないと全体の流れが悪くなるので、やはり非常に重要です。

 プレッシャーが不利でBKもつながらないミスが起き更に傷口が大きくなりました。それで惜敗なので、地力はついているのだと思います。


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